副業に人気!脱サラや主婦にもオススメ!行政書士資格|トピックスファロー

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2013年5月31日
副業に人気!脱サラや主婦にもオススメ!行政書士資格

権利義務や事実承認など、様々な書類の作成・提出代行などを行う行政書士は、法律系資格の中でも人気資格の1つと言われています。なぜ人気なのか、どのように取得するのか、詳しく紹介します。

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行政書士になるためには

参考書

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行政書士は法律系の資格ですが、学生から脱サラした人まで、様々な人に人気と言われています。
今回は、その行政書士について紹介します。

行政書士の仕事内容

行政書士はどのような仕事を行うのでしょうか。メインとなるのは、以下の3つの業務です。

書類作成

官公署に提出する書類や権利義務に関する書類、売買契約書など、様々な書類の作成を行います。

書類提出手続き代行

行政書士が作成できる書類を、依頼主に代理して官公署に提出・手続きします。

相談

依頼者からの書類作成に伴う法律相談を行い、作成書類の種類や必要条件などを指導していきます。

受験資格

行政書士は年齢や学歴などの受験資格はありません。誰でも受験することが可能です。
試験科目は法令等の46問(244点)、一般知識14問(56点)の、合わせて60問(300点)です。
このうち、法令等問題を122点以上、一般問題を24点以上獲得し、合計180点以上獲得できれば合格となります。

行政書士試験合否判定基準 – 財団法人行政書士試験研究センター
試験問題 – 財団法人行政書士試験研究センター

独学?学校?

行政書士の勉強法として、独学で勉強していくか、学校や予備校に通って勉強する、の2種類があります。

独学

独学は市販されている行政書士書籍を購入して勉強したり、大学教授の基本書を使ったりして勉強する方法などがあります。
独学は受験に係る費用を安く抑えることが可能になりますが、学校で勉強するよりも効率が悪くなりがちです。特に行政書士の試験は、平成24年度は合格率9.19%を記録するなど、近年難しくなってきていますので、勉強が苦手な人には致命的となります。

都道府県別結果一覧 – 財団法人行政書士試験研究センター

ですので、独学は過去に法律を勉強したことのある人向けの勉強法と言えます。過去に憲法・行政法・民法・会社法など様々な法律知識を持っていないと、市販の基本書などを呼んでも理解できず、合格は難しいと思われます。

学校

法律系の学校や資格勉強ができる予備校に通って勉強します。主な学校としては、「資格の大原」「資格の学校TAC」などがあります。
学校や予備校では、独自の教材を使用して勉強することが多いです。大体一年間かけて勉強していきます。
学校のメリットは、効率よく勉強することが出来ます。学校では過去問を分析し、それに合わせて勉強していきます。講師は行政書士試験合格者がほとんどです。わからない部分があったら、行政書士のプロによる指導を受けることが出来ますので、悩みをすぐ解決できる環境も整っています。
計画を立てて勉強したり、そもそも勉強が苦手という人は、学校に通って勉強するとよいでしょう。
ただし、学校に通うには高額な金額がかかりますので、注意しましょう。

年収は低いけど…なぜ行政書士が人気?

行政書士の年収は、大変低いと言われています。年収100万円以下という人も多く存在します。
これは、行政書士を取る人に、高齢者が多いというのが要因の1つです。
例えば定年退職後、社会との接点をつなぐためであったり、ボランティア精神で利益度外視で業務を行っている人が意外と多いからだそうです。実際、東京都行政書士会の平均年齢は50歳前後と言われているそうです。

しかし、行政書士は人気資格の1つとして知られています。それはなぜでしょうか。
よく言われるのが、行政書士は法律系の資格ながら、受験資格がないため、受験しやすい環境にあることです。
社会保険労務士や弁護士など、法律系の多くは学歴制限があったり、高学歴でないと難しい・無理ですが、行政書士はそういったことが他の法律系資格に比べ緩いとみられているからです。

また、行政書士は法律によって副業が禁止されていません。近年は副業が人気で、脱サラ後のビジネスパーソンや、主婦の方が副業目的や、資格取得の目的として受験するパターンが多いようです。

行政書士として開業するために

行政書士として働くためには、まずは日本行政書士会連合会、そして各都道府県の行政書士会の会員になる必要があります。これらの手続きには合格証が必要となります。

日本行政書士会連合会
東京都行政書士会

行政書士で開業している人の中には、自宅で開業している人と、事務所で開業している人がいます。自宅で開業する場合はプライバシーなどの問題がありますので、家族がゆったりする場所は避け、事務所にふさわしい場所であることが求められます。
その他、鍵のかかる書類等保管庫や業務用図書棚など、設備面での規定も存在します。
場合によっては、行政書士会からの事務所視察などもあるかもしれません。ちゃんと規則を守り、事務所にふさわしい場所を確保しましょう。

参考:東京都行政書士会行政書士事務所設置指導基準

行政書士としての登録は、1か月近くの期間があります。その間は行政書士としての仕事が行えませんので、開業に際しての挨拶状の作成を行いましょう。また、インターネット開業を考える方は、事務所ホームページの作成も良いでしょう。

著者:佐久間和夫

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