歯周病予防に抜群の効果を発揮する口腔洗浄器が静かなブームだという|トピックスファロー

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2012年10月5日
歯周病予防に抜群の効果を発揮する口腔洗浄器が静かなブームだという

「歯周病予防に効果がある」と謳っている歯ブラシ・歯磨き粉などのデンタルヘルス商品は星の数ほどありますが、静かに人気を集めているのが口腔洗浄器です。強力なジェット水流の力で口内を洗浄し、歯周病予防に効果を発揮する口腔洗浄器とはどのようなものなのでしょうか?

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ジェットの水流が歯垢を叩く口腔洗浄器のパワー!

歯周病や虫歯を予防するには、原因菌が潜む歯垢を除去して歯の健康の回復を手助けしてやることが大事です。しかし、歯垢の除去は歯磨きやデンタルフロス、マウスウォッシュなどを駆使しても完全に100%取り去られるというわけにはいかないのです。

そこで登場するのが、最近口コミで話題になっている「口腔洗浄器」です。

口腔洗浄器とはどのようなものか

口腔洗浄器とは、その名の通り「口腔内を洗浄するための機器」でタンクに溜めた水を高圧で発射して、ジェット水流で口内を洗浄するというデンタルケア機器です。

ノズルの根元にスイッチを押すとノズルの先から高圧水流が噴射される、という仕組みになっていて歯や歯茎に水流を当てて洗浄していきます。

この水流が歯の隙間や、歯と歯肉の間にある歯周ポケットに入り込み、中の食べカスなどを押し出してくれるという寸法です。液体である水は形を自由に変えられるため、固体であるブラシやフロスでは届かなかった微細な隙間にも対応できるのです。

口腔洗浄器を使うと歯茎が引き締まる?

口腔洗浄器の口コミ評判で多いのは、「最初の内は食べカスやら血やらが水に混じってボロボロ出てくる」「使っているうちに歯茎が引き締まってきたのか血が出なくなり、口の中がさっぱりする」といったものです。
高圧水流によるマッサージ効果によって、最初の内は歯肉炎で腫れた歯茎がもみほぐされて血などが出てくるのですが、マッサージを続けていると二週間ほどで歯肉の腫れが引いてきて血も出なくなってくるようです。

オーラルケアは口腔洗浄器だけで十分?

口腔洗浄器に興味を持った人が良く間違えることは、「口腔洗浄器での洗浄さえしていれば歯磨きはいらない」ということです。
しかしこれは大きな間違いで、口腔洗浄器での洗浄だけでは不十分なので必ず歯磨きをしなければならないのです。

なぜなら口腔洗浄器で洗浄しても、口内には歯垢や虫歯菌が分泌した酸などがまだまだ残っているからです。実際に、口腔洗浄器の取扱説明書には「本製品では歯垢は除去できません」と記載されており、歯磨きが要らないということではない旨が明示されています。

矯正中でもバリバリ使える!

歯磨きの代わりにはならない口腔洗浄器ですが、歯磨きが出来ない時に多いに役立ってくれる場合があります。それは歯列矯正中の時です。
歯列矯正中は歯に矯正器具を固定しているためブラシの先が届かなかったり、ブラッシングすると痛みが出たりしてしまうことがあり、矯正が終わった途端に虫歯や歯周病の治療に入らなければならないということも…。

しかし、口腔洗浄器の場合だと、ブラシが届かない場所にも水流が入り込むので矯正器具を外さずに洗浄できるので、歯磨きに難儀している矯正中の人におすすめです。もちろん、普通の歯磨きもしなければなりませんが、口腔洗浄器を併用すれば矯正中でも歯磨きに困ることが少なくなるのです。

携帯型か、据え置き型か

市販されている口腔洗浄器には、大きめのタンクとポンプを供えた据え置き型と持ち運びが出来るサイズの携帯型の二種類があります。
据え置き型は汲んでおける水の量が多いため、一度の給水で口内洗浄を行えるのが利点ですが結構場所を取るのでどこでも使えるというわけではありません。
携帯型はタンクが小さく、口内洗浄を終えるまでに何度か給水をしなければなりませんが気軽に持ち運べる大きさと重さを供えているのがメリットです。

もしも口腔洗浄器を購入する場合、携帯型と据え置き型のどちらを買えばいいのかというと、家でも外出先でも使いたいのであれば携帯型を、家でだけ使いたいのならば据え置き型をお勧めします。

携帯型は汲んでおける水の量は少ないけれど、水流のパワーそのものは据え置き型に引けを取るものではないといえます。

著者:和田ちえみ

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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。