次世代のカラーコンタクト来日!酸素透過率が良く、乾燥に強い新素材|トピックスファロー

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2015年2月13日
次世代のカラーコンタクト来日!酸素透過率が良く、乾燥に強い新素材

カラコンはどうしても目がゴロゴロしたり、圧迫感があったりと悩みは尽きないもの。目への健康を日々気遣いながら着用している方も多いのでは。今回はそんな悩みとサヨナラ出来るかも知れない、次世代レンズのご紹介です。

WEBライター
  

カラーコンタクトについてまわる目の負担

コンタクトユーザーの皆様にとって、ゴロゴロ感や充血などの眼の不快感は気になるものですよね。
特にカラーコンタクトにおいては、カラーコンタクト事体が厚めに作られていることもあり、普通のコンタクトに比べて不快感が生じる割合が高く、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを軽減させる、次世代素材のカラーコンタクトをご紹介したいと思います。

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カラーコンタクトは低含水率の製品が今までは主流でしたが、近年はカラーコンタクトでも、高含水率で付け心地の良さを特徴とした商品が続々と発売されています。
しかしどうしても、どちらにも相反したデメリットが生じてしまいます。

含水率が高いとコンタクトの付け心地が良い分、蒸発する水分量が多くなり、乾燥を招いてしまうのです。レンズ自体が水分を必要とするため、涙が吸収されてしまい、眼がパサパサになってしまうことも。
逆に含水率が低いコンタクトでは、蒸発する水分は抑えられるものの、必然的に瞳は酸素不足に。フィット感もあまりなく、ゴロゴロしてしまうというデメリットもありました。

そんな全国のコンタクトユーザーさんの悩みを解決する、新素材のコンタクトが発表されました。それが今回紹介する、シリコンハイドロゲルという素材です。
この素材の画期的なところは、なんと素材自体が酸素を通す構造になっているということ。今までコンタクトを付けた瞳は、涙という水分を介して酸素を取り入れるしか方法がありませんでした。そのため、コンタクトを付けた瞳は常に酸素不足状態に。酸素の不足が充血や乾燥感などの、瞳の不快感に繋がっていたのです。
また、長い間酸素不足が続くと、それを補うために角膜から角膜中央部に向かって、血管が発生します。これを新生血管といいます。一度発生してしまうと消えるかどうかは分からず、さらに進行してひどくなると、なんと失明してしまう恐れも。

そもそもシリコンハイドロゲルって何?


シリコンハイドロゲルとは、親水性のゲルにシリコンを結び付けたゲルのことで、2004年に日本で初めてコンタクトとして発売されました。 酸素透過性がとても良いことが特徴で、主にコンタクトとして、そして医療用として幅広く使われています。

多くのシリコンハイドロゲルレンズは、従来のコンタクトレンズと比べ、含水率が低く設定されていることが多いです。しかし、含水率が低くても、従来の素材の何倍も酸素を通すことで、装着時の違和感や乾燥感、そして充血などの不快な症状を抑えることが出来ます。また含水率が低いことにより、タンパク汚れが付きにくいことも特徴です。
水分じゃなくても酸素を瞳に届けることが出来るというのは、今までのコンタクトにはなかったポイントです。

従来のコンタクトよりも充血しにくく、また乾燥感もあまりないため、長時間着用しなければならない時や、パソコンを見続けなければいけない人、そして目の水分が慢性的に不足しているドライアイの方にもオススメします。

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シリコンハイドロゲルのケア


シリコンハイドロゲルコンタクトのアピールポイントについて今まで述べてきましたが、ここでは注意点について説明します。画期的な次世代レンズですが、従来のコンタクトのケア方法と少し違う為、注意しなければなりません。
一般的なコンタクトの洗浄液に含まれる塩酸ポリヘキサニドという成分は、実はシリコンハイドロゲルコンタクトにはNG。合わせて使うことで、角膜に細かい傷が付きやすくなってしまいます。洗浄液は過酸化水素を用いたものを使用すると、安心です。

また、普通のレンズに比べタンパク汚れは付きづらいのですが、代わりに脂汚れが付着しやすくなっています。こちらは専用のケア剤で解決することが出来ます。代表的なものだと、オフテクス社のミクロンや、チバビジョン社のミラフローがあります。こうしたアイテムをプラスすることで、快適に使うことが出来ます。

今後のカラコン事情

普通のコンタクトでは既にシリコンハイドロゲル素材のものが販売されていますが、カラーコンタクトでシリコンハイドロゲルを使用しているものは、日本ではまだ発売されていません。その為、主に輸入通販に頼る形となります。
しかし、シリコンハイドロゲルのカラコンが日本のコンタクトショップに登場する日も、そう遠くありません。これからに期待したいですね。

また、いくらシリコンハイドロゲル素材だからといってケアを怠ってはいけません。眼病にかかってしまうとコンタクトの装着も出来ませんし、放っておけばおくほど治療期間は長引いてしまいます。最悪、一生コンタクトが付けられない目になってしまうことも。規定の装着時間を守り、検診も定期的に受けるべきです。そして異常を感じたら、すぐに眼科で見てもらうようにしましょう。

著者:立花エリ花

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