ハワイ・オアフ島でコーヒーやチョコの工場見学を楽しもう!|トピックスファロー

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2015年7月20日
ハワイ・オアフ島でコーヒーやチョコの工場見学を楽しもう!

子供から大人まで楽しめる工場見学がブームになっていますね。
ハワイのオアフ島でも、ハワイ名物のマカデミアナッツ・チョコレートやコーヒーの工場が見学できます。意外な発見や驚きが、ひと味ちがう旅の思い出を作ってくれます。ファミリーやカップルで、ぜひ行ってみてはいかがでしょう。

コラムニスト・旅行作家
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工場見学は子供も大人も楽しめる人気スポット


子供から大人まで男女問わずいっしょに楽しめるスポットとして注目されている工場見学。ハワイでも楽しめることをご存知でしたか?ふだんは目にする機会がない工場の施設を間近で見たり、実際に商品が作られる過程を体感することができます。非日常感を楽しめるので、思わずワクワクしてしまいます。

今回はオアフ島に限定し、コーヒー、マカデミアナッツ・チョコレート、ハワイオリジナルチョコレートの人気工場見学スポットを紹介します。

工場見学の魅力の一つは、試食や試飲、おみやげなどのサービスですよね。参加した人だけが味わえる、おいしくてうれしいオマケもたっぷり楽しんでください。

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ハワイみやげの定番・マカデミアチョコ工場を見学しよう

ハワイ土産の定番といえばマカデミアナッツ・チョコレート。ハワイに行ったことがない人も、おみやげにもらったことがあるのではないでしょうか。ハワイで採れるマカデミアナッツをゴロンととじこめたチョコレートで、ナッツの香ばしさと独特の軽やかな食感が特長です。

「メネフネ・マック社」の工場見学ツアー【体験型】

数あるマカデミアナッツ・チョコレート会社の中から、今回、私がおすすめするのは可愛い小人さんがロゴに描かれた「メネフネ・マック・ハワイアンキャンディー&ナッツ社」。
愛着を感じる小人さんの正体は「メネフネ」。ハワイに伝わる妖精で、夜中にこっそりと仕事を手伝ってくれるという言い伝えがあるのだとか。

同社の歴史は古く、創業は1939年。75年以上もハワイでマカデミアナッツ・チョコレートを作り続けています。現在では健康に気を使う人のための「シュガーフリー・チョコレート」を製造するなど、新しいジャンルの商品も開発しています。

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自分だけのオリジナルチョコ作りも体験できちゃう!


メネフネ社では製造ラインの見学、そして原料のチョコレートを溶かしてからナッツをとじこめるまでの様子を見ることができます。
工場内での安全面を考え、見学は8歳以上から。7歳以下はショップでチョコレート作りが体験できます。製造ラインの見学ができないといってガッカリしないでください。
メネフネ社に問い合わせたところ、チョコレートやクッキーを食べながら待つことができるとのこと。素敵ですね!

見学ツアーの目玉はマカデミアナッツ・チョコレート作りが体験できること。
溶けたチョコレートとマカデミアナッツを型に入れるのですが、意外と難しくて悪戦苦闘する人が多いのだとか。

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同社で使用されているマカデミアナッツはハワイ島のコナ地区でとれたもののみ。貴重なナッツと聞くと、よけいに緊張します。
工場内では職人さんが溶けたチョコレートの温度を手で確認し、素早く作業していて、その手際のよさに見とれてしまいました。

自分で作ったマカデミアナッツ・チョコレートは持ち帰り可能。箱も用意してくれるので、思い出とともに日本でじっくり味わえますね。
工場にショップが併設されているので、お土産も買うことができます。

予約方法
電話(808-841-3344)か、ウェブサイトに記載されているアドレスにメールで申し込みます。1週間前までの予約が必要です。
旅行会社(JTB)のオプショナルツアーに含まれている場合もあります。

開催時間・代金
日本語のツアーは月曜日から土曜日の8時15分から
英語のツアーは土曜日の10時00分から行われます
代金は1人10ドル

アクセス

車(レンタカー)の場合:7アラモアナ・ショッピングセンターから7kmほど。
アラモアナ・ショッピングセンターの前を通る「92号線」をホノルル国際空港方面に進みます。5kmほど進んだところで「Waiakamilo Road」に右折、600mほど進んだところにあるマクドナルドの近くに工場があります。所要時間は約13分。
公共のバスを利用する場合:アラモアナ・ショッピングセンターを発着する9番系統のバスに乗車。「Dillingham Building + McNeill Street」停留所で下車、2分ほど歩きます。運賃は片道2.5ドル、所要時間は約35分。

所在地、Webサイト
住所:707 Waiakamilo Rd, Honolulu, Hawaii
Webサイト:http://menehunemac.com/

ハワイの代表的メーカーでコーヒーの奥深さに魅了される

ハワイ州はアメリカ合衆国で唯一、商業的にコーヒーの生産を行っている州だということ、ご存知でした?特にハワイ島のコナ地区でのみ収穫される「コナコーヒー」は世界的にも有名です。マウイ島でもコーヒーが栽培されています。

「ライオンコーヒー」で焙煎や袋詰めを見学しよう【見学型】


スーパーマーケットや土産物店で目に付く、赤いパッケージに大きなライオンの顔が描かれた「ライオンコーヒー」。150年あまりもの長い歴史を持つ同社はもともと、オハイオ州で創業しました。「アメリカのコーヒーに楽しさを」という経営理念の通り、面白い商品が多数ラインナップされています。

個人的なイチオシはバニラやヘーゼルナッツの香り付けがされた、フレーバーコーヒー。飲むとコーヒーの苦みを強く感じますが、まるでデザートを口にしている気分になるユニークな商品です。

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無料でコーヒーの試飲、ミニパックのおみやげまで

見学用のハットをかぶり、工場内に入った瞬間、コーヒーの香ばしい香りにつつまれます。ここでは生のコーヒー豆が焙煎される工程や、赤いパッケージに袋詰めされる様子を見学することができます。

みどころはフレーバーコーヒーの香り付けの様子。他の地域のコーヒー工場では目にすることができない、珍しい製造ラインです。
見学したあとは、さまざまな種類のコーヒーを試飲することができます。レクチャーしてもらった焙煎方法や豆のブレンドを思い出しながら、味や香りの違いをチェックできます。ふだんコーヒーを飲み比べる機会はあまりないので、改めてコーヒーの奥深さを感じることができます。
コーヒーイメージ

参加者が期待する「お目当て」はもうひとつ。小さいパッケージがかわいらしい、ミニサイズのライオンコーヒーと紅茶をベースとしたトロピカルティーのパックもいただけます。
ショップとカフェが併設されているので、お土産も購入できます。

ライオンコーヒー工場見学の動画:https://youtu.be/E5rm2Q1bbtM
工場見学の予習として、見学風景を収めたビデオを視聴できます。(英語のみ)

予約方法
予約は電話(808-843-4200)で行います。予約時に、日本語でのツアー参加を希望する旨を伝えてください。

開催時間・代金
月曜日から木曜日の
10時30分~と、13時~の2回。所要時間は約30分
※日本語のツアーは、13時~の回です
代金は無料

アクセス
先に紹介したメネフネ・マック社の近くに位置します。
車(レンタカー)の場合:アラモアナ・ショッピングセンターから8.2kmほど。
アラモアナ・ショッピングセンターの前を通る「92号線」をホノルル国際空港方面に進みます。5kmほど進んだところで「Waiakamilo Road」に右折、Foodlandというスーパーマーケットを目印に、2つ目の交差点で「Kalani Street」へ左折します。工場は進行方向左手にあります。所要時間は約20分。
公共のバスを利用する場合:アラモアナ・ショッピングセンターを発着する9番系統のバスに乗車。「Dillingham Building + McNeill Street」停留所で下車、3分ほど歩けばライオンコーヒーの工場が見えてきます。運賃は片道2.5ドル、所要時間は約35分。

所在地、Webサイト
住所:1555 Kalani Street, Honolulu, Hawaii
Webサイト:http://www.lioncoffee.com/

100%ハワイメイド!話題のチョコレート工場にGO!

コーヒーだけでなく、カカオの栽培にも力を入れているハワイ州。カカオ豆は土や水によって味に違いが出るのだとか。ハワイの肥沃な土地で育まれたカカオ豆を使ったチョコレートは特別な味わいです。

人気上昇中の「マノア・チョコレート・ファクトリー」【見学型】

地元農家が生産したココア豆にこだわったチョコレート作りを行っている「マノア・チョコレート・ファクトリー」。チョコレート作りのテーマには、上質なチョコレートの要素である「Thick:濃厚さ」「Solid:硬いチョコレート」「Vast:広がりのある味」「Depth:深みのある味」が掲げられていて、そのとおり、奥行きのある味わいが特徴です。

年々深刻になっている環境問題にも注目をしている同社。パッケージはすべて自然に還る素材を使っているのだとか。

かわいいギャラリー風の工房でチョコをじっくり堪能

店舗に併設された工場は、木をふんだんに使った内装で、ぬくもりを感じます。
アナログな機械たちが並んでいて、チョコレート工場というよりはギャラリーといったおもむきです。
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工場見学ツアーでは、ハワイにおけるカカオ産業の歴史についての説明から始まり、チョコレートを製造する工程を見学。
見学のポイントは、カカオ豆の状態からチョコレートのバーが完成するまでの一連の様子を見られること。カカオ豆そのものを原料に使っているチョコレート工場は珍しいです。

見学終盤にやってくる参加者の「お目当て」は、チョコレートのテイスティング。
カカオ豆の配合比率のちがいや、ユニークな味つけがされたフレーバー・チョコレートを吟味しながら食べ比べできます。
心を落ち着かせる効果があると言われるラベンダー風味、ハワイアン・ソルト味なるチョコレートなど、自由な発想で生み出された多彩なラインナップは、海に囲まれたハワイならでは。
併設されているショップで製品を購入できるので、お土産にもいいですね。

予約方法
電話(808-262-6789)で行います。24時間前までの予約が必要です。
旅行会社のオプショナルツアーに含まれる場合もあります。

開催時間・代金
水曜日から土曜日の15時00分から
日本語のツアーを希望する場合、予約時に日本語を希望の旨を伝えてください
催行人数は最小4人、最大は15人。代金は1人14ドル

アクセス
ワイキキ地区にあり、とても便利です。
公共のバスを利用する場合:アラモアナ・ショッピングセンターを発着する8番、13番もしくは23番系統のバスに乗車。「Kuhio Avenue + Kaiulani Avenue」停留所で下車、進行方向に2分ほど歩きます。商業施設「Kailua Square Building(カイルア・スクエア・ビルディング)」の建物内、2階に位置します。
同ビルディングへ向かうトロリーバスも多いので、乗車チケットがある方はうまく活用してみてはいかがでしょう。

所在地、Webサイト
住所:315 Uluniu Street, Suite 203, Kailua, Hawaii
Webサイト:http://manoachocolate.com/

作り手と消費者が近い、ハワイの工場見学

ハワイの工場はどれもこぢんまりとした空間。町工場といった雰囲気で、作り手と私たち消費者の距離を近く感じました。製造ラインと私たちの間には柵やガラスの仕切りもなし。ひょいと手を伸ばせば設備に触れられるほど、間近で見学ができました。

実際に製造過程を見たり、体験すると自然と製品への愛着がわいてくるもの。私も、思わず併設されたギフトショップで買い物をしてしまいました。

楽しい工場見学ですが、食品アレルギーを持っている人は見学を控えたほうがいいかもしれません。製造ラインや作業場がとても近いので、原料のナッツや小麦の粉末が空気中に広がっている場合があります。

以上の点に気をつけて、読者のみなさまも楽しんできてください。
マハロ!

著者:ジェイ桜井

コラムニスト・旅行作家
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国内の旅行会社で勤務していました。現在は独立し、旅行作家として活動しています。
独自の視点で集めた旅行の素晴らしさ、醍醐味、そして感動をノーフィルターで皆様に届けます。ハワイに関するサイトも運営しております。