「神棚はどこに祀る?」~日本人なら知っておきたい家相の豆知識|トピックスファロー

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2013年2月11日
「神棚はどこに祀る?」~日本人なら知っておきたい家相の豆知識

日常の会話に中でも使われることがある「鬼門」という言葉、実はある方角を指すもの。日本では古くから、家相や地相など風水に基づく考え方が深く根付いています。そして、科学が発達した現代においても、家を建てる際には家相を気にする人は多いようです。

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家相で運気アップ!

最近、節分に恵方巻きを食べる習慣が、全国的に広まりつつありますよね。願い事をしながら太巻き寿司にかぶりつくというこの習慣では、どちらの方角に向かって食べるかは、陰陽道の福を司る歳徳神(としとくじん)が、その年に、どちらの方角にいらっしゃるかによって決まります。
このような方角を大切にする日本古来の考え方は、飛鳥や奈良時代に中国から伝わった風水学がルーツ。そして、その風水をもとに日本独自の発展を遂げたのが、家相と呼ばれる開運法なのです。

家相では、流派ごとに基礎になっている学問が異なることから、判断方法や鑑定結果がぜんぜん違う、なんてことはよくあります。そのため、信じるか信じないかはあなた次第。
おみくじや願掛けのように、ご利益を信じることが運気アップにつながるのです。

新築の家に神棚を祀るには

毎年、お正月には初詣に出かけるという人は多いはず。そのほかに、お宮参りや七五三、合格祈願など、私たちが神社でお願いごとをする機会は意外と多く、神棚を祀っているというお宅は少なくないでしょう。神棚は、家内安全や商売繁盛など、もっとも私達の暮らしに密着した祈りの場だといえます。
そして今後、家を新築して新たに神棚を祀るという場合は、以下の点に注意が必要です。

神棚を祀る際の注意点

  • 東や南、または東南を向くのが吉
  • 人の頭の高さよりも上の位置に祀る
  • 神棚の下を通り抜けてはいけない
  • 神棚の上に当たる場所を歩いたり、物を置いてはいけない
  • 仏壇と向い合わせにしてはいけない

1階に神棚を祀る場合、どうしても神棚の上に当たる2階の部分に物を置くことがあるかもしれません。そういう場合は、「雲」と書いた紙を天井に貼るという回避法があります。
これは雲を置くことで神棚の上を空にしてしまうという、住宅事情に対応するための先人の知恵なのです。

家相ワンポイント講座

陰陽道で鬼が出入りするとされる北東の方角「鬼門」と、その反対の南西の方角「裏鬼門」は、家相においても忌み嫌われている方角です。
そして、この2つの方角を結んだ直線上に、玄関や水回り、不浄なものを配置することは凶とされています。実際、北東の方角は日当たりが悪く、ジメジメしがちで、家にとって良くないことが多いのです。

そのため、鬼門や裏鬼門に、玄関、キッチン、トイレ、バスルームを設置する場合は、邪気を祓う意味からも、日頃から清潔に保つことを心がけ、風通しを良くする必要があります。また、照明やお香などを使うことで、明るく爽やかな雰囲気を演出するのも簡単な対処法です。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。