未経験者の転職は厳しい?医療事務と併せて取っておきたい資格|トピックスファロー

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2013年3月29日
未経験者の転職は厳しい?医療事務と併せて取っておきたい資格

医療事務は、出産後も復帰可能など女性にとって魅力の多い仕事です。しかし資格を取ったからといって、すぐに条件の良い職場で働けるとは限りませんから、理想を膨らませ過ぎないよう気を付けましょう。未経験者でも転職活動を有利に進めるべく、併せて取っておきたい資格などの情報を教えます。

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医療事務は、初就職先にも転職先にも人気

パソコンを操作する医療事務員

事務職には色々な種類がありますが、そのうちで最も女性人気が高いのが医療事務です。
社会人1年生の初就職先としてだけでなく、転職が難しいとされている年代の女性―つまり30代~40代の女性の転職先としても、高い人気を集めています。

主婦からの社会復帰や出産後の職場復帰も可能、全く別種の職業から目指すこともできるなど、他の職種に比べて自由度が高いところが、人気の理由と言えるでしょう。

また病院や診療所はどの地域にもほぼ必ずありますから、「そもそも資格を活かす職場自体がない」という根本的な問題に頭を悩ませなくて済むところも、女性たちの目に魅力的に映る理由と言えます。

自分の理想通りの転職が叶うとは限らない?

メリットばかりに注目すると、一見これほど恵まれた職場は他にないという感じですね。
しかし全ての転職希望者が、自分の理想通りの転職を叶えられるかというと、残念ながら答えはノーです。なぜならば資格取得まではスムーズにいっても、いざ転職活動を開始し求人に応募!となると、様々な厳しい現実が立ちはだかるからです。

経験者の求人募集が圧倒的!未経験者は少ない

まず関門となるのが、未経験者の求人募集が圧倒的に少ないということ。
多くの場合、『経験者募集』または『経験者優遇・歓迎』という応募条件で求人が出されています。
まれに『未経験者歓迎』の求人もありますが、『Word、Excelソフトが使える方』という条件がプラスされていることがたいへん多いです。

持っているのは医療事務の資格のみという場合、応募可能なところはかなり限定されてしまいます。
キャリアゼロでいきなり正社員採用…などという美味しい話も、まずあり得ません。
通信講座のテレビコマーシャルの影響からか、「資格さえ取ればすぐに働ける」というお手軽なイメージを抱いている人が多いようですが、実際はそう甘くない世界なのです。

求人応募の幅を広げ、転職の成功率を上げる方法

厳しいことばかり書きましたが、全く希望がないというわけではありません。
未経験者は採用が難しいということは、逆に言えばキャリアさえ積めば、転職の成功率を上げられる理屈になります。またPCソフトの操作スキルを身につけることでも、求人応募の幅を広げることができます。

医療事務初挑戦で、どう動いていいか全く分からないという方は、下記の手順を踏むことをお勧めします。正社員雇用など、より良い条件での転職を希望される方も、ぜひ参考にしてください。

  1. 医療事務の資格と併せて、Word・Excelソフトの検定資格も取得しておく。
  2. 取得後は、未経験者募集の求人を見つけて、病院や診療所に勤務する。
  3. そこでキャリアを積む(最低でも3年は勤務しましょう)。
  4. 正社員募集や経験者募集の求人を見つけて転職する。

※1の段階で運転免許も取っておくとベスト。
※はじめのうち雇用形態や給与などに関しては妥協が必要です。

看護師への転身希望者も増えていますが…

医療事務員から看護師への転身を希望する人も増えています。
動機・目的は人それぞれですが、さらに医療の知識を深め現場に貢献したいという向上心、生活の質を向上させるための給与アップの2つが大半を占めているようです。

看護師の月給は、初任給でも25万円前後と高額です。知識や経験が豊富ならば、さらなる高収入が可能になります。それゆえに魅力を感じるのも当然ですが、本気で目指すのならば強い覚悟が必要です。
長年勤めた職場を辞める勇気はあるのか、看護学校に通えるだけの貯金はあるのか、勉強のモチベーションを維持できるのか等々。じっくり考えた上で、行動を起こすことが大切です。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。