医療脱毛を体験してまいりました!痛いけどコスパ良し|トピックスファロー

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2015年8月13日
医療脱毛を体験してまいりました!痛いけどコスパ良し

最近のエステサロンに比べれば、医療脱毛は確かに高い。でもその効果は確実だ。しかも速い。妙齢女子の我々にとって、つるつるのきれいな素肌が欲しいのは数年後ではなく今すぐなのだ!様々な脱毛機関のメリットデメリットを見極めて、自分に合った方法を選択して欲しい。

日和見WEBライター
  

痛くとも、背に腹は代えられぬ

女子の永遠の命題、ムダ毛処理。剃れば肌が荒れ、抜けば手間がかかり、一度処理してもそこに毛穴がある限り再生し続ける。どこに居ようとわたしたちを振り回す、ドSな一面があるその一方で、どんなに頑張って離れようとしても気づけばそこに居る、ストーカー的気質も併せ持つ。そんなムダ毛野郎に我々女子一同はいつも頭を悩ませている。 カミソリ

医療脱毛の存在は知っていた。効果もあると聞いている。しかし高い、そして痛いらしい。その二つがネックとなって二の足を踏んでいた、そんな矢先である。

これはもうダメだ、脱毛だ、と思ったのは某月某日、奥ゆかしい情緒漂う温泉街城之崎でのことであった。

仲良しの男女何人かで温泉へ行くという色んな意味で期待値が高まるこの企画。もちろん前日にムダ毛の処理を行った。元々しっかりとした毛の持ち主の私であるが、ボディクリームも塗り込んで手触りもまずまず。これで浴場で友達に触られたとしても大丈夫、そもそも温泉なんて湯気が立ち込めていることもあって普段より肌はきれいに見える。無問題、万事OKだ。そう思っていた。温泉街に着いて早々「あし湯」という罠にかかるまでは。

そう、ご存じの通り温泉街というものはなぜか足湯押しの所が多く、宿を取らなくても手軽に温泉気分を味わえてしまうのだ。

想像していただきたい。まだお天道様が頭の上にいる白昼堂々、剃ったとはいえ毛穴が気になる生足を自分が気になる男子の目にさらす羞恥プレイを。泣けますよね。その時私は自らのムダ毛を呪い、ついでに足湯に浸かろうと提案した友人をも軽く呪ったのであった。

こうして私はしぶしぶ医療脱毛機関の扉を叩いたのである。

ここはヘアサロンか?意外にキレイな病院内

そもそもの話、医療脱毛機関とは何ぞや?見分け方は簡単だ。「○○美容外科」や「○○美容皮膚科」、ただ「○○クリニック」と銘打っている所もあるが、要は一目で「病院だな」とわかるかどうかである。

ではなぜ病院で脱毛しなければならないのか?一つは脱毛の威力が、万が一の肌トラブルがあっても対処できるように医師が常駐し、薬が処方できる程に強いものだから。脱毛の威力が強いということは、エステサロンよりも脱毛効果に優れ、期間も短くて済む、ということでもある。

そしてもう一つは有資格者しか施術できない医療行為だから。もしもエステサロンで医療機関と同等の脱毛技術を行った場合、法に触れてしまうらしい。求めているのはリラクゼーションではない!確実な脱毛!お得なエステサロンの広告に後ろ髪をひかれながら決意した私であった。

ネットで検索して最近名前をよく聞く手近なクリニックをチョイスする。口コミは賛否両論だったけれど行ってみなければわからない。怪しかったら適当な理由をつけてやめればいいし。そう思いドキドキしながらクリニックが入っているビルに到着した。

普通である。飲食店やジム、ヨガスタジオなどが入った明るく新しそうなビル。なんとなく「脱毛=隠したい」というイメージを持っていたので、路地裏に佇む陰気な雑居ビルを想像していたのだ。まずは一安心で目的地に着くとさらなる驚きが待っていた。

明るい。清潔。高級感もある。なんだか良いにおいがしそうな受付のお姉さんまでいる。あたかも自由が丘のヘアサロンのようではないか(行ったことないけど)。接客も丁寧である。医療機関とは言いながら

やはり美を追求する女性のためのクリニック、雰囲気はエステやリラクゼーションサロンに近いものを感じた。

看護師と話す女性

カウンセリングで疑問払拭

第一印象が良いとはいえ油断は禁物だ。外面だけのあくどい業者かもしれない。名前が呼ばれ、カウンセリングルームへいざ出撃である。カウンセリングルームと言っても完全な個室ではなく、仕切りのある居酒屋のような、一人用ラーメン店のような、少しだけ開かれた空間である。まずはアンケートを書かされる。

・希望脱毛部位はどこか

・持病はあるか

・聞いておきたいことはあるか

など基本的なことであったが、面と向かって質問するのが苦手な人にとってはありがたい作りである。

その後係の方とアンケートを見ながら具体的な話を詰めていく。

係「ご希望部位は足全体とワキですね」

私「ハイ。全身つるつるでなくても産毛ぐらいの仕上がりで良いのですが・・・」

係「8回のコースがオススメですね。特に太ももの毛は細いので回数はかかります。もし8回分使わなければ他の部位に差額を当てられますよ。」

なるほど、そういうシステムか。一か所処理すれば他の部位も脱毛したくなるのが女のサガである。このようにして全身脱毛にシフトさせていくのだな・・・

係「その都度脱毛箇所を増やしていくよりは、最初から全身脱毛にされたほうが断然お得ですよー」

私「ですよねー・・・」

勧誘来た!ととっさに身構える。噂によるとしつこい勧誘で契約せざるを得ない空気になった、という話も口コミで見ていたのでここはきっぱりと断っておく。

私「効果を見てから決めたいので、この二か所で結構です」

係「そうですかーわかりましたー。では回数はいかがいたしましょう?」

あれ?勧誘終わり?一応紹介はするが断ると簡単に引いてくれた。これが医療脱毛だからかどうかは定かではないが、拍子抜けするぐらいあっさりとしていた。

結局私は足全体を8回、ワキを5回で契約した。係のお姉さんの言葉を信じ、足の差額をワキに回そうという魂胆である。それに太い毛が密集するワキは5回でも十分効果が感じられると言われたこともある。何はともあれ初めての脱毛。やってみなければ感覚はわからない。

ちなみに料金は足が13万円程、ワキは1万5千円程であった。安くはない。効果がなかったらどうしてくれよう。一括で払う甲斐性はないので二年間のローンを組み、二年間月々5千円ぐらいの出費となった。

カウンセリングでは質問しやすいという印象を受けた。相手は大体同世代の女性なので毛に対する悩みは話しやすいし、脱毛経験を聞くこともできるので参考になった。

脇の脱毛

いよいよ脱毛当日

一週間後、晴れ晴れとした脱毛日和である。施術の部屋は完全な個室だ。ただ壁は天井と床部分が空いた造りになっているので圧迫感はない。下着以外を全て脱ぎ、用意されているタオル地の巻きスカートを胸の上でとめ、施術部分が完全に出るようにする。

保護用のジェルを塗り、まずはワキから。結論から言うと、痛い。よく輪ゴムではじいた程度という感想を聞くけれど、この説明は少し不十分だ。

言うなれば、太めの輪ゴムを極限ギリギリまで伸ばし勢いをつけてはじいたぐらいの痛み、これが正しい。

擬音で表すと「バァン!!」という感じだ。施術してくれる方によれば太い毛ほど痛いとのことである。だとするともしデリケートゾーンなんて脱毛したら泣いてしまうのではないか・・・しかし施術面が狭いことと機械の照射可能範囲が広いことから、この痛みは1分程度で終わる。

次は足全体だ。確かにこちらはワキに比べ毛が薄いため痛みは少ない。痛気持ちいいぐらいだろうか。その上ほんのり温かいのでうっかりすると寝そうな程である。範囲が広いから照射モレは大丈夫かと気になったが、落とせるマーカーで印を打ってそうしたことを防いでいるようだ。ここまで、脱毛全体でかかった時間は一時間ぐらいかと思われる。

速さか手軽さか

現在3回目が終了したが効果は確実に実感出来ている。まず自己処理の回数が確実に減り、それに伴い肌荒れも少なくなって肌質は向上した。このまま順当にいけば長くても2年で終了するらしい。

今は格安のエステで脱毛する人もいるが、医療機関ではないため照射のパワーに規定があり、長い期間がかかってしまうらしい。もちろん個人の毛質によって様々だということはあるが、

速さと確実さ重視なら医療脱毛、費用と手軽さならエステ脱毛と言えそうである。

私自身としてはこの効果なら医療脱毛のコストパフォーマンスは良いと感じた。自己処理に限界を感じている方は試しに一度カウンセリングだけでも受けてみたらいかがだろうか。確実に薄くなっていく毛を見るのはなかなか快感ですよ。

著者:米澤中二階

日和見WEBライター
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生来、日和見な人間で、特に毒にも薬にもならず、人に好かれも嫌われもせずのらりくらりと生きてまいりました。そんなこんなで云十年、日の目を見なかった想いやら念やら情やらの色々が、良い感じに混ざり合って発酵してきた模様、そろそろ頃合いのようです。良い加減世の中に出そうと思いますので、少しでも受け入れて頂けましたらこれ幸いにございます。興味の範囲は広く浅く、最奥部まで深入りする前に逃げ帰る。がモットーです。使い勝手は宜しいんじゃないでしょうか。こんな私ですがご賞味お願い致します。