生命保険、毎月の支払い時に銀行残高不足!契約はどうなる?|トピックスファロー

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2015年2月16日
生命保険、毎月の支払い時に銀行残高不足!契約はどうなる?

もしも銀行の残高不足で保険料が払えなかった場合、契約はどうなっちゃうの!?。後で支払えば継続でき る?それとも入り直し?安心して暮らすために必要な保険について、基本の仕組みを確認しておきましょう。

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生命保険の保険料

生命保険に入るうえで気になる点といえば、保障内容はもちろんのことですが保険料ではないでしょうか。特に若いうちは、万一の時の保障だけではなく病気や怪我に対しても「自分は大丈夫だろう」と思ってしまいがちです。

それだけにいつ起こるかわからない、起こるかどうかもわからないものにお金を払い続けるのは損なのでは?と考えてしまう人も少なくないのではないでしょうか。毎回の支払は、そんなに高くないと感じる金額でも、それを何年、何十年と累計して考えると莫大な金額となるはずです。

そういったこともあり、保険料はその他の支出よりも、自分の中で優先順位が低いものになってしまいませんか?

保険料支払えなかったら・・・

今月はいろいろな出費が重なってギリギリの生活。給料日までは質素な生活をしてしのがないと・・・あれ、でも何かを忘れているような気がする。あ!保険の引き落としがまだだ!!!
という状況もないとはけして言い切れません。

もしも銀行の残高不足で保険料が支払えなかったら、いったい契約はどうなるのでしょう?
もしかしてもう保険の契約は切られちゃうの?そう考えるとなんだか急に体の調子が・・・。
でもご安心ください。

もしも月払いの口座引き落としの場合だと、翌月の支払日まで猶予期間を設けてもらえます。翌月に二か月分の保険料が引き落とされるということです。
しかしその時までに銀行にお金を準備することができず、末日まで支払うことが不可能だった場合には契約は失効されるのだといいます。

注意する点は、引き落としができなかったことを保険会社が確認できるのには数日間かかるということ。もしも今月27日に先月の保険料と合わせて2ヶ月分が支払うことができなかったとすると、保険会社がそれを確認できるのは末日を過ぎる可能性があるのです。
そのため契約失効にならないために27日に二か月分が支払えなかった場合は、自分で気付き直接保険会社の窓口で支払う必要があるのです。

自動振替貸付制度とは

解約返戻金がある契約の場合、支払いができない時に自動的に解約返戻金から保険料を立て替えてくれる制度があります。しかし解約払戻金が保険料よりも多いという条件に限り適用されます。

ただし貸付のため利子も発生してしまいますので、簡単に頼るのはおすすめできません。また、解約返戻金が少ない、もともと解約返戻金がないという保険の種類もあり、その場合にはもちろんこの制度もないので注意が必要です。

もしも保険が失効してしまったら

このように支払いの猶予期間を過ぎてしまうと容赦なく保険は失効してしまいます。その直後に入院や死亡など保険事故が起きてしまったという場合でも、保険金、給付金は支払われません。
保険があった時には「自分は大丈夫」と思っていたのに、失効してしまった瞬間になぜか急に不安になってしまうということもあるような気がします。

もしも保険が失効してしまったら、どうすれば契約を復活してもらえるのでしょうか。
まずその会社や保険の種類によっても異なりますが、失効した日から三年以内に手続きをする必要があります。この期間を過ぎると契約復活は認めてもらえなくなります。

また未払いだった保険料、失効期間中の保険料も支払う必要があり、その保険料には利息が発生することもあるといいます。しかしそうすることにより以前の契約状態に戻してもらえるので、また最初から新たに同じような保険に入ることと比較すればお得なのではないでしょうか。

ここで注意することは、保険を復活する際にまたもう一度健康状態を審査しなくてはならないということ。この時点で健康状態が良くないと判断されれば元の契約に戻すことを認めてはもらえません。

失効しないように口座をチェック

生命保険の保険料というのは長期間継続して支払うものです。その間に生活というものは変化し続けるもので、支払いが困難になってしまうこともあるかと思います。
しかし保険を失効してしまってから事故や病気に、と考えてみるとゾッとしてしまいますよね。

また一ヶ月支払うことができず、払込みの猶予期間中に保険事故が起きたとするとどうでしょう。失効する前なので、もちろん保険は適用されるのでよいのですが、少しドキッとしますよね。

そうならないためにも銀行口座はしっかりと管理して、大切な引き落としが行われないなんてことのないようにしましょう。
また自分に本当に必要な保障を知り、ムダの少ない保険に入るということが重要だと思います。

著者:ねじ山ねじ

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兼業ライターとして活動しています。何かの合間にさくっと読めるものを書いてますので気楽に読み流してください。