面接官が選ぶ人とは?対策本には書かれていない逆説の面接術|トピックスファロー

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2014年11月13日
面接官が選ぶ人とは?対策本には書かれていない逆説の面接術

入社試験の大きな関門が面接です。苦手意識を持っている人も多いですね。そこで多くの面接対策本が世に存在するわけですが、効果はあるんでしょうか?面接官は人を見るプロです。付け焼き刃など効きません。大切なのは「この人と付き合いたい」と思える人物になれるかどうか。それにかかっています。

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採用試験の重要関門・・・それは面接だ!

面接 入社試験には書類選考や筆記試験などがありますが、それに加えて、 重要な選考方法に面接というものがあります。
この面接に苦手意識を持っている人は多いことでしょう。 面接は、対策も立てにくく、何を聞かれるか絞り込めないため、自信を持って臨むのが難しいものとされています。
本屋の就活コーナーにいけば、多くの面接対策本が並んでいますが、 その効果のほどはいかほどのものなのでしょうか。

面接官は面接のプロだ忘れるな

面接本にはどのようなことが書かれているかというと、 面接のマナーやよくされる質問の模範解答などです。 一冊くらいは読んでみた人も多いかと思いますが、内容はどれも似たり寄ったりです。
では面接本によくある対策の傾向を見ながら、面接官は何を見ているか、 面接では何が求められているか、具体的に考えてみましょう。

面接のマナーを確認しましょう

まずはマナーから見てみましょう。
面接中や受付時、待機時などのシーンでは、 一般的な常識の範囲で礼儀正しくできていれば何も問題はないでしょう。 反対に、意識しすぎて不慣れな感じが出てしまう方が不自然だと受け取られ、マイナスに働いてしまう気がします。

考えてもみてください。
面接官は今まで多くの人間を見てきた面接のプロ。 面接の本にどのようなことが書かれているかも想定内です。 面接の対策本を読んだ付け焼き刃などお見通しです。 「ははーん、本を読んで対策してきたんだな」程度の感想しか持ってもらえません。 常識のマナーさえできていれば、それ以上に採用を左右する基準にはしないのではないでしょうか。

面接官はもっと根本的なその人の中身を見ているのです。
その中身から採用か不採用かを判断しているはずだと思います。

模範解答そのまま、では面接官の心には響かない

面接本にはよくされる質問と模範解答が載っています。
「よくされる質問」というのも、本を読まなくともだいたい想像できるものです。 これもマナーと同様「模範解答そっくりそのまま」では面接官の心には まったく響かない答えになってしまう恐れがあるでしょう。

重要なのは、上辺だけではない、本心を自分の言葉で話すということ。 それが採用試験を受けた多くの中に埋もれない秘訣であり、 面接官にもう一度会いたいと思ってもらえる決め手になるのではないでしょうか。

話す内容だけじゃない、話し方も見られている

あと大切なのは話し方。
ある企業の面接を担当していた人によれば、 話し方というものはその人の性格や知性、人付き合いを表している んだそうです。話しているうちに、この人は積極的か、消極的か、自信を持って物事に取り組めるか、 協調性があるかなど、ある程度まで細かくわかってしまうものらしいです。 これを聞くともう「面接官をうまく騙して・・・」なんていう考え方は通用しないのはわかりますね。

面接を受けるときの心構えとは

面接本で補えるものというのは、それほど効果を持たない というのが理解していただけたのではないでしょうか。 最低限のマナーは守り、力みすぎず落ち着いて、 自分の言葉で本心を話すというのが面接を受ける際の姿勢。これで面接官に判断してもらうしかありません。

企業には望んでいる人物像というものがあります。
もし結果が良くなくても、それはただその企業と縁がなかっただけで、人間性を否定されたわけではありません。 恋愛と同じで、好きな人に気に入られたいあまり、 自分を偽り媚びを売るようなことをすると、その後うまくいかなくなるのと一緒です。

面接官と今後の関係を築くことを意識して、 この人と付き合いたい!と感じる人を目指す というのが面接を受ける際で大切なことなのだと思います。

面接対策

自分がどんな人と付き合いたいかを考える

大人になってわかったことですが、 子供がつく嘘は、大人からすれば、ほとんどが見抜けるようなもの。 それと同じように、過去に何人もの人と接してきた百戦錬磨の面接官なら、 若者が本心でしゃべっているかどうかなんて簡単に見透かされるとは思いませんか。

逆の立場で考えてみてください。
自分がどのような人を会社に採用したいかとイメージしてみれば、 きっと上辺だけで話すような人物は浮かび上がらないと思います。 自分がどのような人と深く付き合いたいかが重要です。 人付き合いというのは仕事といえども同じなのだと思います。

お笑い芸人バイきんぐのコントの1つで、 バイトの面接にバカ正直すぎる男がくるというネタがあります。 自分のマイナス点も包み隠さず言ってしまうあまりのバカ正直ぶりに、 店長はどんどん興味を持って気に入ってしまうという流れなのですが、 店長のその気持ちも理解できないとは言い切れないものだと思います。

形式ばった答えをする他の多くの人よりも、 好感を持ってしまうのは実は不思議なことではないのではないでしょうか。 自分が付き合いたい人を思い浮かべたときの人物像こそが、 面接にどう臨むかの答えに近いものなのかもしれません。

著者:ねじ山ねじ

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兼業ライターとして活動しています。何かの合間にさくっと読めるものを書いてますので気楽に読み流してください。