海外通販でよくあるトラブルとそれを防ぐための注意点とは?|トピックスファロー

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2012年12月27日
海外通販でよくあるトラブルとそれを防ぐための注意点とは?

日本では未発売のブランド服などが格安の値段で買えると、海外通販が人気を集めています。そんな中、模倣品や代金の支払いなどに関するトラブルも続出しています。国内の通販同様、海外通販を利用するときには、必ず「事前確認」を忘れないようにしましょう。

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海外通販が人気のワケとは?

ここ数年、ネットショップを利用する人が増えています。ご存じのようにネットショップの大きな魅力は、インターネット環境が整っているところであれば、いつでも好きな時に買い物ができるという手軽さ!わざわざお店に足を運ぶことなく、簡単に欲しいものが手に入ります。

今、国内だけではなく、海外通販にも注目が集まっています。なぜ、海外通販がそんなに人気になっているのでしょう?それには、主に次のような理由があります。

  • 日本国内よりも安く買える
  • 国内未発売、非売品が買える

海外通販を頻繁に利用している人の中には、レアな商品を買って、日本のオークションサイトで販売している人などもいます。日本で買おうと思ったら高くて手が届かないような海外ブランドの洋服なども、安く買うことができてお得感満載ですね。

海外通販の利用で起こり得るトラブル

お気に入りのアイテムが安く手に入ることで人気の海外通販ですが、ファッション系のネットショップも含め、様々なトラブルが多発しているのも事実です。

  • 商品が届かない
  • 商品が模倣品だった
  • 予約や・サービスなどを解約できない
  • 代金を二重請求された
  • 届いた商品が破損していた
  • 返品可能なはずなのに断られた

このように、日本の通販でもよくあるトラブルばかり。ですが、海外通販の場合は言葉の壁などもあって、販売者側とうまく意思疎通ができないケースも多いことから、余計トラブルに発展しやすいのかもしれません。

国によっても、トラブル発生率には差がある

元々、海外から商品を発送する場合は、長距離の輸送になるので、商品を紛失したり破損したりする可能性が高くなります。加えて、どの国の通販サイトを利用するかによっても、トラブル発生率には差があると思われます。
欧米の通販サイトを利用した場合、輸送中のトラブルや代金や不良品に関するトラブルは比較的少ないため、安心できるでしょう。その一方で、アジア圏の通販サイトは、少し心配な部分もありますね。代金を支払ったにもかかわらず商品を送らなかったり、不良品が届いてそれに対するクレームにもちゃんと対応してくれなかったり・・・。
いずれにしても、海外通販を利用する際には、信頼できるネットショップ選びと少しの覚悟が必要になることを覚えておきましょう。

海外通販でのトラブルを防ぐための注意点

2011年11月から消費者庁内に開設された「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」には、海外通販でのトラブルが数多く寄せられています。
それらのトラブルを踏まえて、消費者庁はネット利用者に向けて、下記のような注意喚起をしました。

1. 事業者情報を確認して、安心して利用できるサイトかどうかを判断すること

所在地や電話連絡先などを確認したうえで、適切な取引相手かどうかを判断する。
通販サイト内に日本語表記がある場合、それが不自然な時には特に注意が必要。

2. 購入する商品が模倣品でないかを確認すること

一般の流通価格よりも大幅に安い価格設定になっているような商品は、模倣品の可能性がある。
その商品メーカーの公式サイト内にある、模倣品販売サイトに関する情報の事前確認が必要。

3. 配送方法・配送準備期間を事前にチェックすること

配送期間については利用する運送会社、また関税については税関や依頼予定の通関業者へ問い合わせするように。

4. 購入する商品が日本への輸入禁止・制限物品でないかを確認すること

購入しようとしている商品が、日本への輸入禁止や制限の対象になっている場合があります。
該当するおそれがあるものは、所管官庁あるいは税関に事前確認が必要。

5. 利用規約、キャンセル・返品の条件を必ず事前確認すること

顔の見えないネット通販だからこそ、余計に利用規約をしっかり読み、キャンセル・返品条件の事前確認することが必ず必要。

※この注意喚起に関する詳細は、消費者庁のホームページをご覧ください。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。