急に出社しなくなった!?タイプ別困った部下によく効くクスリ|トピックスファロー

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2015年2月4日
急に出社しなくなった!?タイプ別困った部下によく効くクスリ

部下が会社来なくなった。原因は自分の注意の仕方?最近よく耳にする部下にどう接すればいいか分からないという悩み。部下をタイプ別に分けどう扱えば良いのか考えてみました。また、上司として何を意識すれば良い関係を保てるのかも重要なポイントです。

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会社の部下が急に出社拒否

仕事悩み

部下が会社にこなくなった。この前少し仕事のことで注意したけど・・・。もしかして、あれが原因?

出勤中に腹痛になったり、会社目前まできたけどどうしても出社できない、そして、その後ひきこもり状態になる、というサラリーマンが増えているといいます。

原因は、社内での結果主義や能力主義、人間関係などさまざまなストレスが考えられます。このような場合、うつ病や自殺などにも繋がるケースが多く、上司としては扱いに困っているという人も少なくないかと思います。

しかし、デリケートすぎるからと接触を避けていたのでは改善も図れませんし、なにより仕事になりません。当たり前のことですが、職場で困る部下というのは一種類ではなく、さまざまなタイプに別れています。タイプ別に扱い方を考えてみましょう。

別困った部下別対応策

■真面目で完璧主義タイプ
技術職や研究職に多いタイプで、何事も100パーセントの力でこなしたいと考えています。 時には手を抜くことの大切さを教え、気楽な気持ちで仕事と向き合えるように心がけてあげると良いでしょう。
仕事にこだわりすぎるあまり他人にイラついたり、また自分ですべてやりたがるため誰かに任せたりすることができません。 しかし、このタイプの人は細かい仕事ができ、鋭い視点も持っているので会社にとってもプラスの面も多いかと思います。批判される事を嫌がる性質を持っているのでアドバイスするときも言葉選びに細心の注意を払うことが大切です。

■仕事への自信がないタイプ
転勤や異動、新しいプロジェクトで慣れない人との仕事、責任感のある仕事など、環境の変化により心配や不安が膨れ上がってしまうタイプ。心配、不安の原因を取り除いてあげるように声をかけてください。
また消極的でコミュニケーションにも自信がない人が多いと思うので、こちらからこまめに声をかける習慣をつけましょう。もしも、その部下が仕事でミスをしても、その結果の中から得れるものを探してあげると自信へと繋がりやすいかもしれません。

■自信家、ナルシストタイプ
仕事できるできないは関係なくこのタイプも多いことかと思います。少しでも認められないと自分の能力がここでは活かせないと感じてしまうかもしれません。また失敗や挫折などを感じた経験が少なくそれらに対しての免疫がないため、そういう場面がくると深く傷ついてしまう人が少なくありません。
鼻を折るのではなくうまくコントロールして自信をプラス要素へと変換してあげることが重要となります。このタイプはわがままや自己中心的な言動も多いかと思います。叱る機会がある時は能力を認めている前提での説教をして、仕事での可能性を引き出してあげるように努めましょう。

■能力が追いつかないタイプ
仕事に対しやる気こそあるのだがそれをこなす能力がないタイプ。大事なところでミスをしても自分がサポートできるように万全の体勢を整えておいてください。
ミスに対しての叱り方にも気を使い、その部下が自分をダメなやつと思わせないようにするのがポイント。感情的にミスを責めるようなことはせず、どうしてこのような結果になったかを考えれるようにしてあげましょう。

他にも上司としてしてはいけないことがあります。それはこの部下を優秀な部下と比較することです。他の部下とではなく、この部下の過去と比較してアドバイスなどをするのが良いのではないでしょうか。せっかくあったやる気を失わせないようにゆっくりと見守ることが重要です。

上司として今後の注意点

最近の若者は、コミュニケーション能力が低く、打たれ弱いので扱いにくいという声をよく耳にします。しかし、反対にこういう意見もあります。

時代が進むにつれ、多くの企業で若手への教育力がなくなった、という指摘です。自分の仕事もあるのに他人のことまでそこまで面倒みれないという気持ちもわかります。

しかし部下の悩みはあなたの悩み。何よりもダメなのは、自分の働き方が正解だと思わないこと。自分の働き方を部下に押し付けることが、部下を苦しめる原因となっているかもしれません。
特性もあり個人差もある。世の中にはさまざまな種類の人間がいるということをもう一度考え直し寛容になってください。

そして、しっかりとコミュニケーションをとることを心がけ、会話の中からヒントを得るようにしましょう。それが会社や職場の人間に対する不満なのか、仕事に対しての不安なのか。
それを1つ1つ解消してあげるのが上司であるあなたの役目なのです。

著者:ねじ山ねじ

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兼業ライターとして活動しています。何かの合間にさくっと読めるものを書いてますので気楽に読み流してください。