北海道土産といえばここ!六花亭のトリビア !|トピックスファロー

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2015年5月12日
北海道土産といえばここ!六花亭のトリビア !

北海道土産は数あれど、六花亭のお菓子ほど時代を超えても愛されているお菓子はないのではないでしょうか。ところで、この六花亭、実はたくさんのトリビアに満ちた会社なんです。そのすごさを表しているエピソードを紹介します。

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
  
六花亭をもらえるとやっぱり嬉しい?

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北海道にはおいしいお菓子がたくさんあります。
お土産はどれにしようか?と迷うのも楽しみの一つです。
その中でも、時代を越えても人気なのが、帯広の六花亭のお菓子ではないでしょうか。
六花亭の、厳選された材料を使い、余計な添加物を加えないで作ったお菓子は、どれも納得のおいしさです。

クッキーの中にホワイトチョコとバターで作ったレーズン入りのクリームがはさんである「マルセイバターサンド」をはじめ、魅力的なお菓子がたくさん。「どれを買っていけばいいのかわからない」という贅沢な悩みに悩まされてしまう人は多かったのではないでしょうか。私もそのひとりです。

私は、北海道に行ったら必ず買いますし、デパートの北海道物産展でもついつい手にとってしまいます。
ほら、あなたも「もらえるとやっぱりうれしい」なんて思っていませんか?
そこまで人々の興味をそそる六花亭。実はこの会社、たくさんのトリビアに満ちた会社なんです。そこで、「六花亭にまつわるトリビア」をご紹介します。

公式通販サイト
https://www.rokkatei-eshop.com/eshop/contents/top/

あの!包み紙を描いているのは幕末のヒーローの子孫だった

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六花亭の包装紙をご覧になったことはありますか?野の花が描かれていて、とても印象的な包み紙ですよね。
ひと目見ただけでも「あ、六花亭のお菓子だ♪」とうれしくなってしまうくらい、世間では認知されたデザインの包装紙なのではないかと思います。
では、この包装紙のデザインをした人のことはご存知ですか?

「え?知らない」という人がほとんどかもしれません。
確かに、お菓子には興味があっても、その包装紙までに興味がある人は少数派ですよね(笑)。
でも、六花亭を知る上で、この包装紙はとても重要な役割を果たしているのです。
いい加減に本題に入りましょう。
この包装紙をデザインしたのは、画家の坂本直行氏です。

「さかもと?」この苗字でぴんとくる人はいるかもしれません。
そう、歴史好きな人も、そうでない人も知っている幕末のヒーロー・坂本竜馬の子孫なのです。

坂本直行氏は釧路で生まれました。坂本家の8代目当主に当たります。
北海道大学を卒業し、1936年から広尾町に住み、画家として十勝の大自然を描きました。

坂本竜馬との関連ですが、直行直行氏の祖父が坂本龍馬の甥に当たります。
そのため、坂本龍馬の血を引いているのです。

坂本直行氏と六花亭の関係ですが、帯広地方で長年発行されていた「サイロ」という子供向けの詩集にさかのぼります。
坂本直行氏がこの詩集の表紙を描いていたことから、六花亭の社長であった小田豊四郎氏が包装紙のデザインを依頼したのです。

私もこの話を知るまで、六花亭の包装紙は「ふーん、上手な絵だな」くらいにしか思っていませんでした(まさしく「花より団子」)が、今は、「そうか、坂本竜馬の子孫が描いているのか・・・」としげしげと見てしまうようになりました。
坂本竜馬が好き、という人は多いと思いますので、坂本竜馬好きの人に教えてあげると感謝されるかもしれませんよ?

社員を大事にする会社

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言葉で書くのは簡単ですが、会社が継続的に成長していくためには、社員を大事にし、社員を動機付けて仕事をさせ、それを正当に評価して次につなげるということがとても大事です。
でも、どれだけの会社がこのようなシステムを確立し、プロセスとして実践できているでしょうか。

実はあまりないんじゃないかと思っています。
しかし、六花亭はそれができている会社ではないかと思うのです。
転職を希望する社会人を対象とした「転職したい企業ランキング」では頻繁に上位に食い込むなど、北海道の一企業とは思えないくらい人気を誇っています。

では、どのようなことをしているから、このように社会から高い評価を受ける会社となったのでしょうか。
それは、六花亭の画期的な経営姿勢にありました。
「社長と社員の距離が近い」ことがあげられます。
現在の社長の小田豊氏は「社員はほめて伸ばす」をモットーとした経営を行っています。

そのために、具体的にはどんな方策をとっているかあげてみましょう。
社員の有給消化率が100%
世の中には有給消化率が低い会社がたくさんあります。しかし、六花亭は100%になるよう勤務形態やシフトの調整を徹底しています。

これは「社員が健康じゃないとよいお菓子が作れない」という理念によるものです。

・新しい人材を入れるとき、すべてのステップで社長が面接を行う
:一般の会社では、ある程度選考が進まないと社長などのいわゆる「お偉いさん」は出てこないものです。しかし、六花亭では、最初のステップから社長が面接に参加します。
これは「会社の理念に合う社員を取りたい」という方針によるものです。

会社が成長しないのはなぜ?

先に書いた、社員を重視した経営を行うことと同時に、六花亭の特徴として挙げられるのが「成長を追求しない」経営であるということです。
普通、企業は「前年度に比べて○○%成長を目指す!」などと成長目標を掲げますよね。

それとはまったく逆の方針です。
一瞬「大丈夫かな?」と思われるかもしれませんが、これにはちゃんと理由があるんです。

いわく、「おいしいお菓子を作っていれば、売上は当然のごとく伸びるし、逆においしくないお菓子を作れば、自然と売上は落ちる」という方針だそうです。
考えてみれば、当たり前のことですよね。
「成長すること」より「おいしいお菓子を作ること」を第一に掲げ、結果として会社が栄えていけばいい、という考えがそこにはあるのです。

六花亭のお菓子を手にしてみて!

六花亭に関するトリビアをまとめてみました。
こんなこと知らなくても六花亭のお菓子はおいしいのですが(笑)、知って食べてみると「こういう企業努力で作られているのか」とか「包み紙にはこんな歴史があったのか」としみじみとした気分に浸れるでしょう。
次に北海道に行くときや、北海道物産展で買い物をするときに思い出してみてください。

著者:松沢未和

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
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2014年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得した兼業WEBライターです。もともと文章を書くことが大好きなので、この仕事を兼業として選びました。相続や保険の分野のお話をわかりやすくまとめてお話できればと思っています。これ以外にも、たくさん資格は持っているので、資格の取り方の話しもしたいところです。また、食べ歩きと旅行とコスメ研究が大好きです。日々の研鑽の成果!?を文章にぶつけていきたいです。至らない点がいろいろあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。