シングルマザーに、人気の資格とは?|トピックスファロー

  • 未経験OKのフリーライター求人
2015年5月18日
シングルマザーに、人気の資格とは?

「あそこの家、母子家庭だからあのことは一緒に遊んだらダメよ」昔は、亭主・子持ち主婦の間でまことしなやかに語られていたものです。 それが今や、母子家庭のお母さんは「シングルマザー」という称号を与えられ、ダンナのいないのが何!と言わんばかりです。

フリーライター・コラムニスト
林くららのfacebookアイコン
  

シングルマザーが伴うリスクとは?

single-mother-shikaku

私には友達はそこそこしかいませんが、ライトな友人から知り合いレベルまで視野を拡大していくと、カミングアウトをしていない隠れシングルマザーも含めると結構な数、シングルマザーっています。

そんな彼女たちは一見、屈託のない顔をしていますが、正直しんどいと思います。
だからといって、
「頑張れ」
なんて、軽々しく言えません。

結構な割合で、シングルマザーは貧困にあえいでいるのが悲しきかな現状ですからね。
私の知ってる例を挙げます。

幼なじみのりんご(彼女のニックネーム)は仏壇屋の息子のところに嫁いで夫婦仲良く頑張っていました。が、ある日突然離婚。シングルマザーとなりました。
そして驚くなかれ、離婚が成立した時点でりんごは第3子を妊娠、5か月だったんです。
あまりにもリスクの大きい離婚でした。

さらには、何で別れる人とさらに子供作ったの?
出産に当たり、上の二人の幼子はどうするの?
これから生む第3子は認知してもらえるの?
保険のきかない妊娠・出産、お金あるの?
りんごに訊きたいことはそれはもう、山ほどありましたが、訊けるわけないじゃないですか。

しかし、りんごにそれらの疑問をズバリぶつけた人物がいたのです。

りんごが答えた内容をこっそり教えてもらいました。
やはりというか、世間一般の大方のシングルマザーと同様、りんごの離婚は、りんごにとって相当損な条件が付きつけられていました。

それらの情報を聞かなかったことにして、何かあれば相談に乗る、そう言うのはあまりにもおこがましいですが、誰かに吐き出したい思いがあればいつでも時間の許す限り相手になるよ、と私がりんごに言った途端、りんごは泣きだしたのです。
りんごの一番の不安は、やはりというか、これから子供にかかるお金の事でした。
実はりんごと私は幼いころ、お互いを誘いあっておけいこごとに通っていたことがあります。

スイミング、ピアノ、そろばん、手話、バイオリンの、などなど何を習っても私たちの実力はなぜかいつもハンコを押したように伯仲していました。
そんななかでもひとつ、実力が大きく分かれたおけいこ事があります。
そのおけいこごととは、英会話です。

大学の英文科を卒業している母を持つ私がめちゃめちゃアカンのに対し、英語に関する係累もいないりんごのヒアリング、文法、発音などはどれをとってもピカイチだったのです。
丁度、子供向け英会話教室が乱立してきたころでしたから、りんごの持ってる英検2級の資格をここで発揮しないでどうするんだ、とばかりに私は、娘たちの通っていた子供向け英会話教室の先生にりんごを紹介しました。

それはくしくも先生たちを抱える幹部が、新しい先生を探してる、と小耳にはさんでいたからでもあります。
そして今、りんごは子供たちに、先生と呼ばれて現場で活躍しています。
これからもっともっと需要の増えていくであろう職種ですから、りんごはまず、よほどの事でもない限り喰いっぱぐれることはないでしょう。

シングルマザーに今人気のある資格とは?

今の時代は資格あってこそナンボ、という厳しさですが、シングルマザーには、それはさらに強く求められますし、彼女たちも率先して資格を取っています。

今、人気なのは
1位.介護ヘルパー2級
2位.医療事務
3位.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
4位.調剤薬局事務
といった風になっています。

中でも介護ヘルパー2級は、シングルマザーの社会復帰の登竜門として、大変に需要・人気、共に多いようですね。

介護ヘルパーは、離婚経験者が多い

single-mother-shikaku

私の身内のいる施設の、ピンクの制服を着た介護ヘルパー2級の人たちの実に98%が離婚を経験し、シングルマザーとなり、どん底から這い上がったのだと、施設の親しいヘルパーさんに教えてもらいました。

離婚は結婚の100倍は労力を要するといわれています。
そうして、人生のどん底を経験したからでしょうか。
ヘルパーさんたちと接触していると、大変に深みのある優しさ、穏やかさ、さらには凛と一筋とおった輝きを感じ取れることができます。

他には、やはり事務系が人気の資格のようですね。
座り仕事が体に負担が少なくていい、というのが人気の理由のようです。
でも、座り仕事は下半身の血行不良を招きますし、慣れの果てには痔になってしまうこともあります。

介護ヘルパー2級も、人気こそトップなものの、身体には相当な負担がかかるのはもうみなさん周知の事実ですよね。

シングルマザーの皆さんも、決して自分に無理のある、あまりにも自分にとって畑違いの仕事は選ばないことをお勧めします。
仮にその仕事の資格がどんなに人気職でもね。

りんごにも言った言葉ですが、子供たちの為にも無理をせず、お母さんが健康体でいられる仕事選びを行ってくださいね。
子供たちあってこその仕事だということを忘れないでください。
地の底から這い上がれ!
光はすぐそこに見えているよ!

著者:林くらら

フリーライター・コラムニスト
アイコン
林くららのfacebookアイコン
初めまして!林くららと申します。どうぞ以後お見知りおきをお願いいたします。ライティングはオールジャンルで精一杯頑張りたいとは思いますが、基本的にはサブカルチャーに特化しています。その中でも特に80年代後半から90年代頭の音楽バンドシーンなどは得意ジャンルです。また、つたない経験といたしましては最近では、WEBライターなどあります。しかしながら過去のライター経験をかざすというよりは新人として一からしっかり学びながら頑張りたく思います。ちなみに文体は潔く、ハッキリとしたもの言いが多いようです。また、内容によっては毒舌な一面も多く見受けられるそうです。皮肉を盛ることによって物事を斜めから見た文体も書きますが、その場合文末できもち内容を持ち上げるように心がけ、文を読んだ人が面白がる文体に仕上がるように気を付けています。むしろどちらかといえばマジメ一辺倒の文より得意としています。こんなくらら一玉いかがですか?