布団から出られない・・・うつの初期症状かもしれません|トピックスファロー

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2015年5月18日
布団から出られない・・・うつの初期症状かもしれません

一生布団の中にいたい!朝が来るたび思う人は多いのではないですか?これって実は、冬期うつ病の初期症状かもしれません。強い神経ならば、寒かろうが即行動を起こしますからね。こういう人にあやかってみようじゃありませんか。LET`S TRY!!

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「もう、一生布団の中にいたい!」

なんて毎日、朝が来るたんび思う人はきっと結構な数、いると思います。
でも、これって実は、うつ病の初期症状でもあるって皆さんご存知でしたか?
眠い
はがねの様な強い神経の人ならば、寒かろうがなんだろうがさっさと起きて、即行動を起こしますからね。
ここは是非、こういう人にあやかってみようじゃありませんか。LET`S TRY!!

うつ状態をはねかえす心持ちとは?

ちょっとしたことで傷つく人がいます。
具体例を挙げましょう。
ある女性がレストランでウエイトレスのバイトをしていました。

そのレストランはドリンクが安いのと、従業員たちの人柄の良さで、現在無職の男性たちのたまり場となっていました。

ちなみに無職と書きましたが、この人たちは働きたくても働けない人達なんです。
そう、余りにも繊細でデリケートな神経を持ち合わせたがために・・・。
彼らはいつも、同じ穴のムジナのごとくかたまって、肩を寄せ合って行動していました。

ある日、その中の一人が朝から姿を現さず、お昼間近にやっと来ました。
そこでそのウエイトレスの女性は茶目っ気たっぷりに笑顔を作って、
「やあ、珍しいですね、おはようならぬおそよう!だ。やっと来てくれましたね!」
と微笑み語りかけたのです。
親しみを込めた挨拶のつもりでした。

ところが、男性はみるみる涙目になり、無言で席の隅に行ってしまいました。
別の男性が必死でなぐさめ、ウエイトレスの女性は悪者扱いとなり、以後2~3日、その男性含むメンバーから徹底的に無視されたのです。
その女性はその時のことをこう振り返って言っていました。
「ちょっと冗談言っただけなのに、みんなにガン無視されてこっちだって傷ついたわ!」と。

皆さんはどう思いますか?
どっちの意見も、まあ、筋は通ってるのですが、個人的には「おそよう」ごときで涙を浮かべるほど傷つかれてもねえ、なんて思ってしまいます。

その男性、そんなんだからうつ病になったんだわ、という風に感じました。
気の毒といえば気の毒なのですが、正直な感想です。

かたや、「絶対」、といってもいいほど、うつ病にならない(であろう)人がいます。
こういう人は毎朝、ぐらぐら煮立てた天ぷら油で顔を洗って出勤してるんです。

だから、面の皮の厚さ、もとい神経のたくましさは天下一品です。
その、時には図々しくさえ思えてしまうような、実際あつかましい立ち居振る舞い、言動も、ヒツジの皮をかぶったヤギのようなうつ病予備軍の人たちには、ぜひ真似してもらいたく思います。

うまくいっている人たちの立ち居振る舞いを観察し、うまく自分の中に取り入れることによって、うつ状態をはね返すことが出来るようになるのだと思います。
とにかくその気にしん坊を少しづつでいいから直していきましょうよ。

隠れうつの人口はかなり多い。兆候が出たら早期治療が必須!

うつ病はもはや国民病、と言われるようになって久しい今日この頃です。
ここではうつ病をほったらかしにして悪化したケースを紹介したいと思います。

Jさん、35歳、バー経営、独身女性の場合。
彼女は仕事の忙しさにかまけて、自分をいたわることを全くしないで過ごしてきました。
そうしてたら、突然襲ってきたのです。
大うつの嵐が。

昼間っからお店の隅で膝を抱えてうつむいてうつろな目をしているJさん・・・。
こういう人に限って心療内科への受診をかたくなに拒むんですね。
そこでバーの常連7~8人が発起人となり、Jさんを中心にして、泊まりかけの小旅行に出かけたんです。

目的はもちろん、仕事漬けのJさんに心身ともにリフレッシュしてもらうため。
あわよくば、うつ病回復のきっかけになったらいいな、なんてみんな心の中で願ってたんです。

ああ、なのに!
Jさんは大真面目に私たちの期待を見事に裏切ってくれました。
事の始まりは夜中、みんな寝静まった丑三つ時。

事情があって雑魚寝だったんですが、普段、超夜型の生活をしていた私はなかなか寝付けないでいました。

その様子を横で敏感に察知したようで、Jさんが小声で話しかけてきました。

「○○ちゃん(私の名前)、起きてる?」
「あ、はい、寝付けなくて・・・」
つぶやく私をJさんがさえぎりました。
「しっ!今そとに・・・」
「ハイ」
「宇宙人が来てる」
「ハイっ、ハ、はあっ!?」
そして余りのとうとつな話にポカンとしてるばかりの私に
「今から交信を始める」
と宣言したJさんは、ふつう横になるときにどちらかといえばポケットは空に、着衣は緩
める人がほとんどにもかかわらず、なのにですよ。

自分の枕元のタバコ、ライター、財布、ハンドタオルなどを全てポケットに押し込み、ジャンパーのチャックをキューッとあごが隠れるくらいに上までしめて、両手をくみかわし、何やらぶつぶつ暗号なのか分からない呪文のような言葉を唱えだしました。
その夜私は一睡もできませんでした。

宇宙人

いつ、Jさんに首でも絞められるかと思うと、怖かったのです。
そう、これほどまでにJさんの病状は悪化してたんですね。

どうして誰も気づかなかったのでしょう。
って、気づいたオマエが何とかしろよ、って話ですね。ハイ。

このような例もまれでしょうが実際にあるわけですから、ホントに自分で自分がおかしいと気づいたら、すかさず心療内科へ駆け込みましょう。

著者:林くらら

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初めまして!林くららと申します。どうぞ以後お見知りおきをお願いいたします。ライティングはオールジャンルで精一杯頑張りたいとは思いますが、基本的にはサブカルチャーに特化しています。その中でも特に80年代後半から90年代頭の音楽バンドシーンなどは得意ジャンルです。また、つたない経験といたしましては最近では、WEBライターなどあります。しかしながら過去のライター経験をかざすというよりは新人として一からしっかり学びながら頑張りたく思います。ちなみに文体は潔く、ハッキリとしたもの言いが多いようです。また、内容によっては毒舌な一面も多く見受けられるそうです。皮肉を盛ることによって物事を斜めから見た文体も書きますが、その場合文末できもち内容を持ち上げるように心がけ、文を読んだ人が面白がる文体に仕上がるように気を付けています。むしろどちらかといえばマジメ一辺倒の文より得意としています。こんなくらら一玉いかがですか?