東京に引っ越すバイク乗りの人は買取業者をよく選べ
東京はバス・地下鉄・在来線などとにかく交通機関が充実しているため、地方都市のように自動車を一人一台所有しなくても生活に不便を感じないものです。
それに不動産価格が高いせいもあって、駐車スペースがまったくない賃貸物件も珍しくありません。そのため引越し前に移動手段を処分してしまわなければならないこともしばしばです。
バイクほど買取が安定しない移動手段はない
個人で所有できる交通手段である自動車やバイク・自転車は、必ずしも引っ越しの際に処分しなければならないわけではないのですが、東京に引っ越さなければならない人の多くは処分するか実家に置いていくことになります。
自動車はよほど乱暴に使い潰していない限り中古車業者に引き取ってもらえますし、自転車は自転車屋やリサイクルショップなど引き取ってもらえる店には事欠きません。
その一方でバイクは趣味性の高さもあって、タイヤやパーツさえも普通のリサイクルショップでは全くと言っていいほど取り扱ってもらえません。バイク本体ともなれば買取業者に頼るしかないのが現状です。
バイクの買取は安く買い叩かれる?
バイクの買取に関しては、テレビや新聞・雑誌などにバンバン広告を打っている訪問買取を実施している大手業者があるため「心配しなくてもいいんじゃないか」と考える人も少なくありません。「バイクには多額のお金を掛けてきたのだから、引っ越し費用を丸ごと捻出できる値段で引き取ってもらえるだろう」と考える人もいるでしょう。
しかし、このような大手業者はバイクの買取価格を不当なまでに引き下げ、買い取ってもらえるどころか引き取り料を請求してくることさえあるというのが実情なのです。
利益の最大化のための買い叩き
商売の基本は「安く仕入れて高値で売る」ということです。買値と売値の差額が業者の利益になるのだから、業者は1円でも安く買いたたき1円でも高く売りさばこうとしたがるものです。
そのため、バイク買取業者は「こんなの全然売れない」「邪魔になるだけだから引き取ってあげてもいいよ」と散々に客の愛車をこき下ろした上で安値で買い取ろうとするのです。
相見積を自作自演することさえある
大事に使ってきたバイクを泣く泣く手放す側としては、正当な評価額で引き取ってもらいたいというのが本音です。なので、他の業者の見積もりを取った上で引き取ってもらう業者を選ぶ相見積を行うのですが、大手業者の中には「相見積を取ってもウチが一番高い買取価格」という演出をするため、相見積先を自社グループ系列のみにし自作自演していたケースがあるのです。
バイクの買取りは面倒でも店舗を回ろう
このように出張買取を実施しているバイク買取業者は、「せっかく訪ねてきたのだから手ぶらで帰すのは申し訳ない」という客の気持ちを逆手に取った殿様商売をしていることが多いのが特徴です。
ネット上でも、バイク買取業者の名称を検索すると悪い評判が山のように出てくるとさえ言われています。
大事に使ってきたバイクを手放す時は、面倒かもしれませんがバイク買取を実施している実店舗を回って見積もりを取るようにしましょう。