東京で温泉を楽しもう!大田、品川、台東、墨田区の銭湯めぐり|トピックスファロー

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2015年10月22日
東京で温泉を楽しもう!大田、品川、台東、墨田区の銭湯めぐり

人が生きていくには休養が必要です。忙しい人でも旅行気分で楽しめる場所が、都内にもあればどんなにいいか。温泉に入って美味しものを食べる、ちょっとした旅行気分です。さらに歴史のある銭湯ならなおさらです。

歴史ライター
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東京の温泉を楽しみませんか

温泉というと電車に乗って遠くまで行かなければ、と思っている人は少なくないでしょう。また、東京に温泉があると知っていても情緒がないと思っているのでは。しかし、東京の温泉は東京でしか味わえない情緒があります。ここでは入浴料500円以内のリーズナブルな銭湯を紹介しましょう。 東京の温泉(銭湯)

昭和から続く温泉 その1 墨田区・大黒湯

スカイツリーの近くに昭和から続く銭湯がある。御殿のようないかにもレトロな建物の「大黒湯」。シャッターにはスカイツリーが描かれている。天然温泉と認められたのはごく最近だが、銭湯は昭和4年(1929年)からの老舗で、温泉は東京では珍しい無色だ。浴室は明るい白の壁が印象的。スカイツリーの帰りにちょっと寄れば旅行気分もアップ。

住所:東京都墨田区横川3-12-14 TEL:03-3622-6698
http://daikokuyu.com/

昭和から続く温泉 その2 台東区・蛇骨湯

浅草で温泉というと「浅草観音温泉」を思い浮べるか人が多いと思うが、負けず劣らず昭和の雰囲気を残す温泉が「蛇骨湯」だ。改装されていて古い建物がそのまま残っているわけではないが、昭和の雰囲気を残している。創業は江戸時代というから驚きだ。浴室は広く、壁には富士山が描かれている。露天風呂がついているのが魅力。

お湯は東京の温泉の特徴である黒湯。浅草観音や花やしきのあとで一風呂浴び、帰りの蕎麦屋で一杯。素敵な東京ホリデーを満喫できる。

住所:東京都台東区浅草1-11-11 TEL:03-3841-8645
http://www.jakotsuyu.co.jp/

昭和から続く温泉 その3 品川区・清水湯

東京の温泉で何とかけ流し。なのに、お値段はふつうの銭湯価格でリーズナブル。そんな夢のような温泉銭湯が武蔵小山にある清水湯だ。創業は古く大正時代だが、温泉を掘りだしたのは平成6年と新しい。 清水湯

しかし、温泉は黒湯と黄金色の2種類があり、温泉ファンなら歓声をあげたくなる豪華さ。もちろん脱衣場も浴槽も広く、露天風呂まである。

武蔵小山は知る人ぞ知る焼き鳥の街。ミシュランにも掲載された「まさ吉」をはじめ、「炙りま専科」や「昌」など名店も多く、駅前の「鳥勇」などの立呑み屋はリーズナブルで美味しい。温泉の後はちょっと一杯もおつだ。

住所:東京都品川区小山3-9-1 TEL:03-3781-0575
http://www.shimizuyu.com/

大田区は温泉のメッカだった

東京でも特に温泉が多い地域が大田区で、20件を越す温泉施設がある。東急池上線と京急沿線に集中していて、昭和の面影を残す温泉銭湯も少なくない。池上線、京急線、JR線の接点である蒲田、名刹本門寺のある池上を中心に紹介する。 蒲田の黒湯

ツウ好みで長く愛される蒲田の温泉といえば

蒲田温泉

蒲田の温泉といえば、通の間では蒲田温泉が知られている。創業は昭和12年。リニューアルされる銭湯が多い中で、いかにも昭和の銭湯という雰囲気をそのまま残している。壁の染みにも年輪を感じる。温泉は黒湯。2階の休息室では飲食やカラオケも楽しめる。いかにも昭和の下町の雰囲気だ。

住所:東京都大田区蒲田本町2-23-2 TEL:03-3732-1126
http://homepage2.nifty.com/kamata-onsen/

改正湯

もうひとつぜひ行きたい蒲田の温泉銭湯が改正湯だ。改装され、昭和そのものの雰囲気はないが、創業は昭和4年と古く地元に長く愛され続けてきた。ここの名物は水槽。壁には富士山が描かれ、その下には魚が泳ぐ水槽があるという和みの銭湯だ。またここの黒湯は濃度が濃く、それだけ効用もある。

住所:東京都大田区西蒲田5-10-5  TEL:03-3731-7078
http://www.kaiseiyokujou.com/

蒲田には他に、寿湯、ゆ~シティー蒲田、天神湯などの温泉銭湯がある。温泉の後は、三州屋本店や鳥万本店などでちょっと一杯も楽しい。

池上も温泉では負けていない

久松温泉

名刹本門寺の門前町池上にもぜひ行きたい温泉銭湯がある。久松温泉と桜館だ。久松温泉は昭和30年代から半世紀以上ずっと続いている、温泉銭湯の老舗。広い浴室でゆっくりと温泉を楽しめる。お湯はやはり黒湯。大広間では飲食ができ、毎月第四土曜日の朝には寄席も行われている。

住所:東京都大田区池上3-31-16 TEL:03-3751-0119
http://www.hisamatsu-onsen.com/

桜館

桜館はやはり昭和からの温泉で、リニューアル後も雰囲気を残している。ここも黒湯で、浴槽がいくつもあるのが魅力だ。また、半月で男湯と女湯を交換するので、さらに多彩な浴槽が楽しめる。露天風呂もあり、春には桜、秋には月を眺めながらの入浴は殊に風流で、都会の喧騒を忘れさせてくれる。

住所:東京都大田区池上6-35-5 TEL:03-3754-2637
http://sakurakan.biz/

ここまで来たら本門寺は訪れたいもの。そして、門前の蕎麦もぜひ食したい。

桜館

まだまだある大田区でおすすめの温泉

六郷温泉

蒲田や池上以外にも六郷や羽田付近にも温泉は多い。京浜急行六郷土手駅からすぐの、六郷温泉もそのひとつだ。昭和の雰囲気を色濃く残す黒湯の温泉を楽しめる。

住所:東京都大田区仲六郷4-19-2 TEL:03-3731-0024

幸の湯

さらに、京浜急行空港線・糀谷駅の幸の湯も忘れてはならない。やはりかなり濃く昭和の雰囲気が残っている。お湯は薄い茶褐色で少し変わっていてそれがまた魅力だ。

住所:東京都大田区西糀谷1-25-15  TEL:03-3741-4321

益の湯

最後にもうひとつ、東急池上線久が原駅前の益の湯を紹介する。創業60年を超える老舗だ。浴室に男湯は富士山、女湯は高原が描かれ、まさに昭和の銭湯という雰囲気を保っている。お湯はやはり黒湯で、飾り気のない浴室がかえって魅力的だ。

住所:東京大田区南久が原2-1-23  TEL:03-3751-3003

東京の天然温泉スパも楽しもう

あまり知られていないが、東京は全国でも有数の温泉地帯。最近は複合娯楽施設のスパが良く知られている。温泉銭湯のような情緒には欠け、入浴料金も高いが、施設が充実していて丸1日楽しめるのが魅力だ。今ネットで話題の天然温泉スパを紹介する。

話題のスパここだけは行きたいベスト3

第3位 東京のスパの代名詞「大江戸温泉物語」

江戸の町並みをイメージしたテーマパーク温泉。温泉は露天風呂のある大浴場や、プライベートな温泉付き個室(別料金)もあり。飲食店舗もたくさんあるので、ゆっくりと楽しめる。

住所:東京都江東区青海2-6-3 TEL:03-5500-1126
http://www.ooedoonsen.jp/daiba/

第2位 遊園地豊島園が運営する「豊島園庭の湯」

男女別の露天風呂付き大浴場はもちろん、何といってもうれしいのは水着で入れる混浴の温泉があること。さらにマッサージ等の癒し系サービスも充実し、日本庭園まである。もちろん食事もおいしく、至れり尽くせりのスパだ。

住所:東京都練馬区向山3-25-1  TEL:03-3990-4126
http://www.niwanoyu.jp/

第1位 板橋にこの温泉有り「さやの湯処」

60年近い歴史を持つ邸宅が元になっているため、他のスパにはない歴史の重みが感じられる。もちろん浴室は広く、日本庭園が見える露天風呂もある。さらに源泉かけ流しというのがうれしい。食事も旬の食材を味わえる。都会の喧騒を忘れ、老舗の温泉旅館に来たような気分になる、ぜひ訪れたい温泉だ。

住所:東京都板橋区前野町3-41-1 TEL:03-5916-3826

東京で温泉を満喫しよう

1.東京には長く愛された歴史のある温泉銭湯が多い。

2.それぞれが工夫を凝らしていて充分に温泉を味わえる。

3.特に大田区は温泉銭湯が集中している。

4.東京は1日楽しめる話題のスパも多い。

5.湯上りのイッパイはまた格別。

東京の温泉銭湯は商店街や住宅街など何げない場所にある。注意しなければ通り過ぎてしまいかねない。しかし、中に入ればさまざまな工夫が凝らされていて実に楽しい。露天風呂やサウナなど旅館やホテル並みの施設もある。週末は東京の温泉旅行をお楽しみください。

著者:森川雅美

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