秋冬のアイテムとして欠かせないニット
季節の変わり目など、昼と夜の温度差がある時にも、ニットが1枚あればとても助かりますよね。そんなニットですが、洗濯時に縮んでしまったり、毛玉ができたりと実はお手入れが難しいものでもあります。そのため購入の際にけっこう悩んでしまう方も多いはず。ましてや通販で買う場合などは、素材に不安を感じるケースもあるのではないでしょうか。写真を見てデザインが気に入り買ってみたものの、実際見てみるとイメージと違っていたという経験がある人も多いかもしれません。
通販でニットを購入する時のポイントとはどのようなことなのでしょうか。通販で買う場合、素材のチェックは重要なポイントになります。素材をチェックするなんて当たり前!なんて思いながら、ついついデザインの方に惹かれてしまうものですよね。それではそれぞれの素材の特徴をみてみましょう。
ポリエステル
ポリエステルは合成繊維の中で一番多く生産されているといわれています。着崩れしにくくシワにもなりにくいので着ていてキレイに見えるのが特徴です。
吸水性が少なく、乾きやすい丈夫な素材のため、劣化や変色もしにくいので洗濯する時も不安が少ないのではないでしょうか。またアイロンがけも必要ないために洗濯後すぐに乾き、そしてすぐに着られる素材といえるでしょう。
汚れが落ちにくいことや静電気が起きやすいなどのデメリットもあります。
ウール
こちらもニットによく使われる代表的な素材です。弾力性があり真冬でも暖かく感じられるものです。しかし、虫がつきやすく、毛玉になりやすいことや縮みやすいという欠点があるのでお手入れが比較的難しい素材でもあります。
吸湿性は他の素材と比べても群を抜いて高く、着ていてムレる感じは少ないです。それにもかかわらず、水をよくはじくので雨に濡れても不快になりません。そんなちょっと不思議な素材がウールの特徴です。汚れにくい、という点も人気の理由なのではないでしょうか。
アクリル
アクリルは肌触りがよく保温性も高いウールに似た性質のものです。ポリエステルやウールと比較して軽いという点も特徴かと思います。
多くのニット素材は、屋外で干していると紫外線の影響で繊維の強度が下がってしまうことがあるのですが、アクリルはそのような変化がほとんどないと言います。
しかし吸水性吸湿性の低さのせいで汗を吸わないため、ベタつきが気になってしまうこともあるかもしれません。静電気が起きやすい、毛玉になりやすいことも弱点です。
レーヨン
レーヨンは人工で作られた化学繊維第一号といわれています。木材の中にある繊維素から繊維を作り出しているものです。吸湿性抜群なのでインナーとしても適しています。染色性も高くキレイに染まる素材なので人気も高いかと思います。
しかしデメリットもあり水に濡れると強度はがくんと下がり、縮みやすい、シワができやすい素材でもあるのでご自分で洗濯をする際は注意が必要です。
綿
コットンとも呼ばれる綿素材は、加工がしやすく衣類としても適していてとても身近なものといえるでしょう。肌触りがよく風通しもいいので着心地も抜群で、さらに保温性も高い素材です。
その反面こちらも縮みやすい、シワになりやすい、変色しやすいという弱点があります。
自分らしいニット
このように同じニットでもいろいろな素材があります。ネットショッピングなどで選ぶときはまず素材を確認してから購入するようにしましょう。いくらデザインがかわいくても、すぐにダメになってしまってはちょっと残念ですよね。
素材がいろいろあるのはわかったけれど、やっぱりニットで気になるのがお手入れ方法、そう洗濯です。毎回クリーニングに出すのは、お財布も手間もなかなか大変です。できれば自分で手洗いしたいものですね。
ぬるま湯でやさしく押し洗い
洗濯機は脱水時だけで乾燥機は使わない
干し方はハンガーにかけず、形を整えてから日陰で平干し
しかしニットというものは人の体の形や動きにぴったりとフィットして着心地もいいものです。さらに通気性もいいし、小ギレイにも見えるので欠かせないアイテムです。
ニットなしでは毎日のファッション的にもとても味気ないものになるのではないでしょうか。最近ではUVカットのニットや形態安定ニットなども多く出回っています。
自分に合ったニットを見つけることが、自分らしさを魅せることにつながるのだと思います。