お金がなくても出来る!身近なもので防音対策|トピックスファロー

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2012年11月6日
お金がなくても出来る!身近なもので防音対策

近隣からの騒音を防ぐためには、何も高いお金を出して防音グッズを買う必要はないのです。身の回りにあるものを上手に活用すれば、市販の防音グッズにも負けない威力を発揮するのです。どのようなものが騒音対策に活用できるのでしょうか?

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お金を掛けずに身の回りのもので防音を行う

世の中はお金を出せばうまくいくことがたくさんあります。マンションの防音性も、そういったお金で解決できる問題の一つといえます。
しかし、人には身の丈というか出せるお金の限度というものがあり限界以上にお金を出すことが出来ない場合だってよくあることなのです。
お金が出せないのであれば、力や知恵を出して解決するのが次善策というもの。どのような知恵を出せばお金を出さずとも防音策を講じることが出来るのでしょうか?

廃物利用で防音材を作る

近隣からの音や自分の家から出る騒音を防ぐには、壁に防音材を設置して音の反響を響くようにするのが一番です。しかし、防音材として市販されている建材は住宅の建設で使うようなしっかりしたものなので、値段もそれなりにするものです。分譲ならともかく賃貸マンションだと「防音材の設置=工事」ということになってしまい、管理会社が承諾しない可能性だって出てくるのです。
身近なものを廃物利用して防音材を作り、壁に張りつければそれなりの効果を発揮してくれるのです。

卵パックで音を吸収する

身近な防音材として有名なのが卵パックです。卵一個一個を別々に収納するため、凹凸が規則正しく繰り返されている卵パックは、市販の吸音パネルと同じく凹凸によって音の反射を弱め吸収してくれる効果があるのです。

店先に並べてあるような蓋を閉じた状態ではなく、蓋を開いた状態で壁に隙間なく配置していくことで防音性を発揮する上にコストが安いため、ミュージシャンが自宅スタジオに使ったという話もあるくらいです。

段ボールで防音パネルを作る

平板と波板を組み合わせることで高い強度を実現した段ボールは、流通・運搬業にとってなくてはならない重要な発明といえます。
段ボールも卵パックと同じく、防音材として廃物利用することが出来る資材の一つです。ポイントは平面ではなく波板の見える側面部分を利用することです。音はまっすぐ通過できないと減衰して弱まる性質があるので、波板部分で音をまっすぐ通れないようにするのが目的です。

通常の段ボールは平面部分が大きくなるように作られているので、等間隔でカットして平面同士を接着して波板部分が大きくなるように工作しなければならないのが玉にキズです。
段ボール製防音パネルと卵パックを組み合わせればかなりの防音効果が期待できます。

隙間を塞いで冷暖房&防音効果アップ

「防音材を壁に付けて防音効果アップ!」と堂に入っても、隙間があると途端にその効果は半減してしまいます。特に窓の隙間は、隙間風の侵入を許すことになり防音性だけでなく、夏場の冷房や冬場の暖房の効果も半減させてしまいます。

窓の隙間を塞ぐには、隙間テープをサッシや戸に張り付けるのが一番です。隙間テープは100円ショップでも売っているほど身近で安価なものですが、意外と高い効果を発揮してくれます。ただし、防音性を期待するならスポンジタイプのものではなく、発砲ゴムタイプの隙間テープの方が有効です。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。