自ら電気を作り出す
3.11以来、電気について考えることは増えてきたと思います。しかし実際に何か行動に移すということはとても難しく「自然エネルギー」や「太陽光発電」という言葉を聞いてもさっぱりわからない、得体のしれないものという感じです。
電気を自ら作ると考えると、とても困難で莫大なコストもかかるような気がしますが本当にそうなのでしょうか。だってあの屋根一面に付けるやつでしょ?あんなのどうやってやるかわからないし・・・という声も多いかと思います。
しかしもっとお手軽かつ低コストで発電できるものがあるとすれば、一度試してみたいと考える人も増えてくるのではないでしょうか。でも太陽の光をどうやって電気に変えるのか、原理や仕組みもいまいち理解できていないのですが・・・。難しいことは、また後で知ればいいことです。
ネットで調べると、なんと一万円で太陽光発電を構築したという人も出てきます。またいろんなパーツを集めるのは面倒くさい、知識もないという人向けに太陽光発電セットというのも販売されているようです。
ベランダで発電
発電したい、と思う人の目的もさまざまかと思います。ちょっとした家電に使い節電に役立てたい人や、災害の際の停電時に使える電気を確保したい人。また、移動先や車の中で使いたい人もいれば、投資や副収入を目的としている人など。
自分が作った電気を自分で使ってみたいという興味だけの人も少なくないかと思います。
最近では誰でも手軽にベランダで発電できるタイプの太陽光発電機も増えてきています。売買できるような規模の発電は難しいですが、こういったものからはじめてみるのもいいのではないでしょうか。
値段も数万円あれば十分に始められ、また専門的な知識がなくても構築できるセットがインターネットでも購入できるようになっています。何を揃えれば太陽光発電ができるのかさっぱりという人にはもってこいでしょう。
ワット数により値段は変わってきますが、ベランダが狭い人でも設置可能な20Wのソーラーパネルでも、ちょっとした家電を動かせる電気を作りだすことができます。マンションにお住いの方でも設置可能なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
また最初はこぢんまりと始め、だんだんとソーラーパネルと作る電気量を増やしていく、という方法もあるでしょう。どんどん電気代が削れていくと考えるとわくわくしてきますよね。
太陽光発電セットの内容はというと、ソーラーパネル本体、電気を溜めるバッテリー、ソーラーパネルとバッテリーの間で充電に最適な電気を維持するチャージコントローラー、電気を家電に使えるようにするインバーター、この4つをケーブルで繋げるだけで簡単に太陽光発電ができるのだとか。
もちろんベランダだけではなく庭でも使うことができます。また車でのお出かけにもキャンプなどにも持っていって電気を使うことができるようになります。アウトドア好きにも重宝するものだと思います。
天候によって
しかし太陽光発電という字の通り、天候によって出力が左右されてしまうものでもあります。快晴の日と比較して、曇りの日では3割から5割程度、雨の日などは1割程度と大幅に発電量が減ってしまいます。
太陽光発電を始めると、以前にも増して明日のお天気が気になってしまうかもしれませんね。
電気の重要性を再確認できる
節電というのは誰もが多かれ少なかれ気にしていること。しかしいろいろな節電を実行していたとしても、その成果を実感することは難しいものです。節電を気にしすぎてストレスに感じたり、冷房や暖房などを我慢して体調を崩したりしていては意味のないことだと思いませんか。
そういう人にもぜひ、このミニ太陽光発電というのを試してみて欲しいと思います。はじめて自分で電気を作り出し、それを実際に使うということはとても大きな感動を生むのもの。きっといつもの電球の明かりが違ってみえることでしょう。
ミニ太陽光発電の消費電力を考えると、家電の中でも使えないものが多いかと思います。それでもはじめて自分で作った電気を使えば、きっと満足な気分になれると思います。
家庭菜園で例えるなら、自分が作った野菜は形や大きさこそいまいちですが、味はきっとおいしいのではないでしょうか。そして自分で作った電気だからこそ、大切に使いたいという気持ちも芽生えてくるのでしょう。電気の重要性を再確認できるのではと思います。