【第4回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】|トピックスファロー

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2015年4月2日
【第4回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】

面接の中で、貴方は知らず知らずにNGな回答してしまっていませんか? そこで、実際にあった面接でやってしまいがちなNG回答を今回はご紹介します。

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明日は面接。さて、忘れ物は本当にない?

1年の内、3月、9月、12月は転・就職活動が活発になると言われています。
なぜかというと、4月入社、10月入社、1月入社を狙って会社も人も動こうとするからです。
春の入社時期はともかく、秋と冬にあるこの傾向には、きちんとした訳があります。
9月に動きが見えるのは、6月に夏のボーナスをもらった人がボーナス後に会社を辞め、お盆時期を経て就職活動を始め、10月の秋入社を狙うからです。
12月に動きが見えるのも、同じように冬のボーナスをもらって退職し、新年から新しく働き始めよう(もしくは、3月までのんびりして4月から働き始めよう)という人間の心理が働いているからなのです。

とはいえ、4月を過ぎたからといって10月まで企業の求人がばったりと止まってしまう、というわけではありません。実は狙い目もあります。それが5月後半から6月の後半までの間なのです。
この時期は、いわゆる「五月病」が蔓延する時期です。さまざまな理由でこの時期に会社を退職してしまう人がいます。そこで企業としては急きょ人材募集をするというケースも少なくないのです。
つまり、求人案件が増えるこの時期が、第2の転・就職活動のチャンスというわけです。

さあそんな中、ようやく面接の約束を取り付けたとします。
服装は完璧、マニュアルを見て仕草も大丈夫。履歴書も筆記用具も持った!これで今日の面接は大丈夫・・・。ちょっと待ってください!面接の前に、大事なことをもう一つ忘れていませんか?

今回は、転・就職活動を考えている方必見!な、「実際にあった面接でやってしまいがちなNG回答」をご紹介したいと思います。
特に、久しぶりに転・就職活動を始める主婦の方、必見です。

実際にあったケース1)突っ込めば突っ込むほど、職歴が二転三転!?

これは主婦の方に限ったことではないのですが、面接で良く見られるのが、「話を聞いていけばいくほど、なぜか職歴が二転・三転する」タイプの方です。

職歴が多すぎる方や、前職までの間にブランク期間が長い方にこういうケースは良く見られます。
また、職歴が多いのを意図的に隠そうとして、あってはいけないことですが、履歴書にきちんと自分の職歴を書かない方などに良く見られるケースです。

面接官は、提出された履歴書や職務経歴書に沿って、あなたの職歴を聞いてきます。
ただし、ただ聞いているわけではないのです。期間やその間にあなたが経験してきた仕事内容等をきちんと頭の中で整理しながら話を聞いています。

これは実際にあったケースなのですが、とある応募者の職歴と職歴の間が半年ありました。
履歴書にはその間のことは何も書かれていないので、「この間は何をされていましたか?」と尋ねたところ、「他にアルバイトをしていました」と答えました。

この時点で、「どうして履歴書にそれを書かないのだろう?」と疑問に感じました。
それと同時に、「もしかして職歴を誤魔化している?」「何か履歴書に書けない理由がある?」と思ったのです。そこで、「では、アルバイトはどこで、どのくらいしていたのですか?」と追及していくと・・・出るわ出るわ、到底「半年間」では考えられない職歴の数々。

当然ですが、空白の半年間以降の職歴期間にもずれが生じてきて、結局その方は履歴書を誤魔化していたことが判明しました。
どうやら、短い期間で何度も転職したことを、「就職に不利になる」と考えて、隠そうとしていたようです。当然ですが、この方の採用は見送らせていただきました。

確かに、職歴が多いのは「どうしてこんなに転職をしたのだろう?」という印象を面接官に与えがちです。
ですが、嘘をついてはいけません。
それに面接時に嘘をついたとしても、入社後の手続きですぐにバレてしまうものです。
また、職歴が多すぎて記憶があいまいな場合や、ブランクがあって記憶が定かでない場合も、適当に履歴書を作成する等もっての外です。

面接の前には家で一度、自分が作成した履歴書を見直しましょう。そして、自分が面接で紹介する自分の経歴を、伝えるシュミレーションをすることをお薦めします。

実際にあったケース2)正社員志向は理解した。でもやりたいことが――――え?ないの!?

また最近多いのが、不安定な雇用状況を嫌い、長期安定雇用を希望するケースです。
「派遣」「パート」「アルバイト」よりも、「契約社員」「正社員」を好む方が増えている現状かと思います。
当然ながらそういった職種は倍率も高く、中々思うように「採用」の連絡をもらえない、と焦っている方もいるかもしれません。
ですが、ここで一つ考えてみましょう。あなたは、その会社の「正社員」になって何をやりたいですか?

これも、実際にあったケースです。
実は先日、派遣社員ではなく正社員を採用しようと求人広告を出していました。
すると、ありがたいことに10件以上も応募があり、早速面接を設定しました。
ところが、面接にきた方皆さん、共通することがありました。それが・・・「ただ漠然と、面接を受けにきた」ということ。
信じられないような話ですが、「弊社に正社員として就職をしたら、どんなことをやってみたいですか?」と質問したところ、「就職してみないと解りません」「会社をよく知らないので、何をするのか良く分かりません」・・・こんな回答がほとんどなのです。

恐らく、「事務職」で「土日祝休み」で「昼間の時間帯勤務」で「正社員」。
この条件だけで応募をしてきたのかもしれません。
もちろん、応募の理由は人それぞれです。ですが、採用する方にしてみれば、「どうして就職したい会社のことを面接前に調べてこないのだ?」と思ってしまいます。

応募する理由は人それぞれで、応募も自由です。ですが、面接が決まった時点で、自分が面接を受ける会社がどんな会社でどんなことをしているのか。最低でも会社のWEBサイトなり、発信されている情報を調べておくのが常識です。
責任ある立場の正社員等を目指すのであれば、それは必須です。そして、ただ漠然として長期安定雇用だからというのではなく、もっと先のビジョン・・・「入社したらどんなことをしていきたいか」きちんと目標を見据えて前を向いている人物であるほうが、たとえ職歴が多くてもスキルが少し弱くても、採用する側にとっては魅力的なのです。

是非面接に行く前には、伺う会社情報は最低でも確認し、「自分がそこでどんなことをしていきたいのか」という事を考えておくことをお薦めします。

脱・専業主婦生活。いざ面接へ!

さて。正社員などへの転・就職活動もそうですが、近頃では子育てが少し落ち着いたお母さんや、子供を保育園に預けて働きだそうというお母さんたちも増えてきました。
結婚してからずっと専業主婦として家の中で頑張って来たけれど、心機一転、再び外で働こう!そう思っている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、今度は子育て中の主婦の方が面接でやってしまいがちなNG回答をちょっとご紹介していきたいと思います。
さて、あなたは大丈夫?

実際にあったケース1)「子供はいますが、休みません」それ本当?

面接の際、お子さんがいる方は絶対に聞かれるのが「お子さんは何歳ですか?」という質問です。これは、子供の年齢によっては、体調を崩しやすかったり頻繁に休まなければいけなかったりする現状や、実際に業務についたとき、それがどのくらい業務に支障があるかどうかを確認するために重要な質問になります。

体制がしっかりしている会社ならば問題ありません。しかし、人が足りなくて急いで人材を集めなくてはいけない、出来るだけ早く業務が円滑に行われるようにしたい・・・そういう会社が人を募集している場合もあります。そんな時、応募者が抱えている状況を把握するために、このような質問がされるのです。
そんな時、よく応募者の方に多いのが「子供はいますが、休みません。大丈夫です」こういう回答です。
・・・これって、本当に「大丈夫」なのでしょうか?

実際の所、保育園に入園する時は「慣らし保育」として1週間近くは1、2時間で帰らなくてはいけません。また、特に0歳児から3歳児までは突発的な熱などで病院に行くことも少なくありません。朝は元気で保育園に行っても、行っている時に熱が上がって「お迎えに来てください」と言われることだって多々あります。
そうなった時、本当に「休みません、大丈夫」と言えるでしょうか?

もちろん、近くにサポートしてくれる家族(祖母・祖父)が住んでいて、いざというときは迎えに行ってくれることも可能かもしれません。ですが、子供の体調が悪い時、まず最初に病院に連れて行くのはどうしても、母親もしくは父親になってきます。その後の通院は他の家族に頼めても、傍にいて、いつから体調が悪いとか、いつから様子がおかしいとか、それを一番最初に医師に伝えるのはやはり、一番子供の事を良く見ている母親や父親でないと難しいからです。

会社は、突発的な休みというのを嫌います。それがどうしようもない理由だったとしても、それは働く人の事情であり、会社の事情ではありません。それに突発的な休みが多いと、その日の業務に支障をきたし他のメンバーに負担がかかることもあります。子どもが理由で休むことに対し理解がある人もいますが、理解がない人も少なくありません。それによって、結果的にその職場に居づらくなって退職する・・・というケースも少なくないのです。
実際、子供が小さい時に何度も転職を繰り返すお母さんや、結果的に辞めざるを得なくなり、子供が小学生になるまで仕事をできなかったお母さんも多いのです。

無理をして就職したとしても、それは長くは続きません。
『長く働きたい』そう思うのであれば、面接のときには正直に答えましょう。
そのせいで、転・就職活動が長引くかもしれません。本当はフルタイム働きたいのに、短時間勤務になってしまうかもしれません。
でも、今の状況にちゃんと理解を持ったうえで採用してくれる会社こそ、あなたが長く、安定して働きやすい会社なのです。
自分の希望だけで活動を推し進めるのではなく、今の自分の状況を客観的に分析することも忘れないようにしましょう。

実際にあったケース2)「残業は多分大丈夫です」―――え?多分!?

あと、比較的に多いのが残業に関する受け答えです。
例えばフルタイムでの仕事を希望していたとして、実は、定時で帰りたいと思っているにも関わらず、採用をされたいがために曖昧な受け答えをするケースです。

本当の所は、残業はしたくない。でも、30分位なら保育園に迎えに行く時間も間に合いそうだし・・・そんな甘い考えで、簡単に答えていませんか?
会社にもよりますが、残業が発生する、ということは、その時の業務量が多いということです。当然ですが、「××分位なら」ということで切り上げられない場合もあります。

そんな時、「多分、大丈夫です」という回答は不適当です。
その場合は、例えば「事前に分かっている場合でしたら可能です」「事前に分かっているうえで週2日程度ならば可能です」など、突発的な残業は避けたい等の現状を踏まえた上での希望を、面接時に伝えておくことが重要です。

知らないともったいない!働くママに味方の施設はこんなにある!

では、周りにサポートしてくれる家族がいない小さい子供がいるお母さんは、働くことが困難で泣き寝入りするしかないのでしょうか?
そうではありません。
現在は、小さい子供を育てながら働くお母さんたちに心強い施設や制度も多いのです。 その一つが、「乳幼児健康支援一時預かり事業」です。
一般的には、「病児保育制度」という名が知られているのではないでしょうか?これは、両親などが就労等のために、 保育園に通っている子どもが病気の時に、一時的に病児の世話に加え、在宅の乳幼児が病気をしたときにも利用することが出来る制度です。

簡単に言うとこの制度は、周りにサポートしてくれる家族がいない分、どうしても休まざるを得ない。でも、どうしても休めない日もある。これ以上休んだら仕事も辞めないといけないかもしれない・・・そんな風に悩む働くお母さんたちが安心してお仕事を続けていられることを目的としたものなのです。
各市町村により、この「乳幼児健康支援一時預かり事業」が利用できる場所(保育園の中だったり、保育園等と提携した病院だったり異なる)は違いますので、ご自身の居住地域でどこでこの制度を利用できるか、一度確認してみることをお薦めします。

【一般社団法人 全国病児保育協議会】
http://www.byoujihoiku.net/index.html

また、全国のハローワークには、「マザーズハローワーク」という窓口があります(現時点で、全国180か所あります)。
子育てしながら働きたい、というお母さんに対し、職業相談や子育てと仕事の両立がしやすい求人の紹介などをしてくれる窓口です。また、キッズコーナーなども設置しているところもありますので、小さい子供を一緒に連れて窓口に行くことも可能です。
地域によっては予約制の所もありますので、各自治体のハローワーク情報を確認してから来所されることをお薦めします。
求人誌に掲載されている案件だけだとなかなか就職先が決まらない、と悩んでいる方は、是非一度足を運んでみてください。

【厚生労働省 HP】
http://www.mhlw.go.jp/

まとめ

1)面接の前には自分の職歴を「シュミレーション」しておく
2)面接の前には、最低限会社の情報は調べておく
3)自分の今の状況や環境は正直に伝える
4)「多分」という曖昧な受け答えは結果的に自分に振りになってかえってくる
5)使える制度は積極的に使おう!

長く安定して働きたい。その希望を叶えるためにも、面接の事前の準備や面接時の受け答えには十分注意していきましょう。また、使える制度は積極的に利用し、可能な限り周りからのサポートも受けるようにして、少しでも働きやすい、そして子育ても無理なく出来る環境づくりをしていけるようにしていきましょう。
あなたの転職の成功をお祈りしています。

著者:八湊真央

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