【第3回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】|トピックスファロー

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2015年3月25日
【第3回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】

面接対策は完璧!でも何故か採用されない・・・。そんなあなたは知らず知らずのうちに、面接の禁じ手にはまってしまっているのかもしれません。そこで、面接官に好印象を与えるテクニックを、人事採用担当経験者がアドバイス!

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tennshokuurawaza0301 面接対策は完璧!?でもなぜか採用されない・・・。
実際にあったいくつかのケースと、それを踏まえて好印象を与えるテクニックをご紹介します。

1.着ていく服装は大切。でも実は一番見られているのは・・・

WEBの面接対策サイトや雑誌などではよく、面接時の服装についてアドバイスをしています。
スーツはアイロンやクリーニングでビシッと決める。化粧や髪型もばっちりにする・・・など。ここまでは皆同じ。
でも、企業の人事採用担当に聞いてみたところ、実は面接官が見ているのはその部分ではないとのこと。よく見ている部分、それはナント・・・「靴」!
そう、ナ・ン・ト「靴」なのです。

面接官は、客観的に応募者であるあなたを見ています。
「あなた」という人に対して、ビジネスシーンでいうところの「取引先の企業の人間」と同じ目線で応募者のあなたの姿を見るのです。

そんな時、「服装はいいけれど靴が汚い」「靴がよれよれで履き方が悪い」ような人間が目の前に現れて、商談となったら、どう思うでしょう?普通なら、躊躇しますよね。
今回は忘れたけど、次は・・・という、甘い考えは、社会では通用しません。一度与えた悪印象を、相手から取り除くには非常に時間がかかるし、変わらない場合だってあります。

なので、面接前日には、革靴はかならず磨いておきましょう。
またヒールの場合、不必要にかかとが高い靴(いわゆるピンヒール)や、煌びやかな飾りのついている靴、色が派手な靴などは避けるのがベストです。
実際にあったNG事例1)経験・スキルはあるのに不採用。その理由が・・・
この服装や靴について、企業の人事採用担当に詳しく尋ねてみました。
すると、「募集していた内容にとてもマッチしており、経験やスキルは非常に申し分ない方から応募があったけれど、残念ながら不採用にしたケースがある」というのです。

その理由を尋ねたところ、「経験等は問題ないが、服装を見て『この人と一緒に仕事をしていけるか?』と不安になり、不採用にした」とのこと。

その応募者の方は女性で、肩より少し長いくらいの髪を下ろしていたそうです。
ところが慌ててきたのか寝坊したのかわかりませんが、その髪がかなり乱れていて清潔感に欠けているように見えたとのこと。
さらに、靴もだいぶ汚れていたようで、「受け答えはしっかりしていたし、印象は良かったが、どうにもその服装が気になった。毎日このような恰好で通勤するのか?と不安になった」そうなのです。
その企業は外部とのやり取りも多いため、取引先の人間とも打ち合わせも多い。そこへ、このような恰好で出席されたら・・・そういう不安が先に立ったようでした。

実際にあったNG事例2)経験・スキルはあるのに不採用。その理由が・・・
また別の応募者・・・これは男性のケースですが、書類選考での書類は完璧、電話で話した感じも申し分ない。
しかし面接に来たとき、黒いスーツにかなり派手な柄シャツを合わせていたそうです。
しかも、なぜかスーツの胸ポケットに、ハンカチまでさしている。
まるで、披露宴に参列するかのような服装です。

後で調べたところ、雑誌の若者向けの服装コーディネート特集で、印象の上がるスーツスタイルとして掲載されていたようで、それでこのような服装になったのだとか。
若者のオフタイムのトレンドかもしれませんが、当然ながらビジネスシーンで受け入れられるわけがありません。
このケースも、「この人と一緒に仕事をしていけるのか?」という不安が先に立ち、不採用にしたとのことでした。

結局は余計なお洒落よりも清潔感が第一

面接は一期一会。それは、ビジネスにおける商談でも同じことです。
清潔感がない服装はもってのほかですが、お洒落に吐出していてもそれは同じです。
商談相手に「この人は信用できるか?」、お客様に「不快感を与えないか?」。そういう感覚が、ビジネスでは大切なのです。
服装は、その人を映し出す鏡です。着ている服装がその人の「常識」そのものを表現しているのです。
なので、奇抜なものや突飛なものよりも、清潔感に溢れその場にあった服装が一番。
その場にあった服装を選べるかということも、面接での選考ポイントの一つなのです。

2.アピール上手は採用され上手。でも行き過ぎるとただの「変わった人」!?

次に、服装は全く問題なし。経歴もまあまあ。なのになぜか採用されない・・・そういうケースを見ていきましょう。
実際にあったNG事例1)あなた、喋りすぎです
まず1つめの事例です。
それは・・・どうにもこうにも「喋りすぎ」なケース。
企業の人事採用担当に聞いたところ、面接官の一つの質問に対して、留まることがない答え。まさにマシンガンのような弾丸トーク。おかげで面接時間が押し、通常20分と設定していた面接時間が、終わってみたら40分も経っていた・・・そんなケースもあったといいます。
しかも、後から記録を見ると質問内容には全然的確には答えておらず、面接に関係のない自己アピールばかり、とのことでした。

恐らく、「緊張しているが、何か喋って自己アピールしないと」そう思っての事だと思われます。
もちろん、その気持ちは分かります。でも、面接官が話を切り上げようとしても、それに気付かずに話し続けてしまうのは、完全にNGです。

また、就職活動にブランクがある場合などに多いのですが、久しぶりに家族以外の方と話すことが楽しくて、ついつい長話になってしまうという方もいます。
面接官は暇つぶしの相手ではありません。なので、こうなってしまいますと、「話が長い」という印象に加え、「空気が読めない」「周りの状況が把握できない」と悪印象を与える結果になりかねません。
何か自己アピールをしないと、という気持ちは分かります。ですが、まずは「質問されたこと」に対して的確に答え、それに付随する程度の内容で、自己アピールは行うのがベストです。
実際にあったNG事例2)男は背中で語る・・・訳がない
次に、二つ目の事例です。
先程の事例とは逆に、今度は「全く話さない」ケースです。
その応募者は男性だったそうですが、面接官が質問したことに対しても、「はい」「いいえ」しか答えない。「何か他にありますか」と質問したことに対しても、「いいえ」しか答えない。

彼の履歴書には、志望動機や自己アピールなどがしっかりと書かれていました。
ですが、履歴書で感じた彼の印象と、面接で会った彼の印象は全く違った、と、企業の人事採用担当の方は言っていました。

これは、今の時代の特徴でもあるのですが、インターネットの掲示板等では匿名で、攻撃的といってよいほど元気溌剌に書き込みをしていても、いざ実際に対面で人に何かを言おうとすると、上手く会話が出来ない・・・そういう人が多いのと、これらは同じように思えます。

「俺の言いたいことは全て履歴書に書いてある。だから読み取ってくれ」・・・応募者本人はそう言いたいのかもしれません。しかし、書類があった上で自己アピールをすること。それが面接では大事なのです。
男は背中で語る・・・のかもしれませんが、面接では背中では語ってくれません。
また、履歴書の内容と実際に会った印象に落差がある場合、良い方に差があればよいのですが、悪い方に差があるとそれを取り戻すのは大変です。

書くのは得意だが面接は苦手、という方は、事前に家族や友人とまずは「話す」ことを練習するのがお勧めです(でも、慣れてきててついつい「喋りすぎ」には気をつけましょう!)。
実際にあったNG事例3)とりあえず履歴書は開いて渡しましょう
最後に、3つ目の事例です。
が、その前に、ここでクイズです。
面接で履歴書を面接官に渡す時、どのように渡すのが正しいでしょうか?

1・履歴書を封筒ごと渡す。
2・封筒から出して折りたたんだまま渡す。
3・封筒から出しなおかつ開いて渡す。

たかが出し方、されど出し方。
正解は、「封筒から出しなおかつ開いて渡す」方法が一番、面接官に印象の良い方法なのです。皆さんはどうでしたか?

封筒に入れてあるものを出す手間があるから印象が悪い、というわけではありません。
封筒から取り出し、なおかつ自分の履歴書を広げて相手に手渡す・・・この、手渡す動作が実は一番大切なのです。

皆さんはこれから面接を受けます。
そこで、「これが私の経歴です。見てください!」と渡いてくれる応募者と、「はい、これです」と畳んだままの履歴書を差し出して座っている応募者。冷静に考えて、どちらの応募者の履歴書を見てみたいと思いますか?
圧倒的に前者ではないでしょうか。

企業の人事採用担当いわく、「自己アピールというのはそう言う部分から始まっている」とのこと。
つまり面接では、そういう些細な所から採用への枝分かれがもう始まっているということです。

ちょっとした仕草だけで実は印象度UP!

上の3つの事例から見ても分かるように、ほんの些細な仕草や振る舞いで印象度はアップするものです。
もしも職歴やスキルに自信がなかったとしても、これらの部分に気を付けることで、印象アップの手助けを出来るのではないでしょうか。

まとめ

上記のことをまとめると、

○面接前日に靴は磨く!
○必要以上に長い自己アピールはNG!
○最低限必要な会話を面接官と交わすこと!
○履歴書は封筒から出して開いて手渡すようにする!

NG事例から見るように、アピールはしすぎても、しなさすぎてもNGです。
面接官に「この人はうちの会社で頑張ってくれそうだ」「この人と一緒に仕事をしたい」という可能性を感じさせることが、面接では一番大切なのです。
あなたの転職の成功をお祈りしています。

著者:八湊真央

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