【第2回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】|トピックスファロー

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2015年3月25日
【第2回】人材派遣会社の人事採用担当が教える【転職の裏ワザ】

就転職時、必ず関係してくるのが「履歴書」と「職務経歴書」です。 職歴は人それぞれ。出来上がる内容も皆違います。でも、せっかくならば「この人と会ってみたい!」と思わせるものを作りたいもの。そこで、作成ポイントをいくつか紹介したいと思います。

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1.履歴書、どのくらいの時間をかけて書いていますか?

就転職活動をするにあたり、1社だけでなく複数社への応募を考える方も多いと思います。
そうなると、応募をする企業の数だけ履歴書と職務経歴書を用意することになります。
最近ではパソコンで作成したものを利用する方も多くなりましたが、まだ手書きで作成する方も多いです。

そこで気をつけたいのが、「いかに丁寧に履歴書と職務経歴書を作っているか?」ということです。

これは、文章の上手さがどうというのではありません。どのくらいその人が、心をこめてその応募書類を書いたのか?ということです。

たとえば漢字が誤変換や間違いだらけだったり、適当に流して書いたものでは応募先での印象は悪くなります。
手を抜いて作成したことは読む人にすぐにバレます。
誰かと電話をしながら、とかTVを見ながら書く・・・などもってのほかです。
逆に言うと、文章は上手くなくても、ゆっくりと丁寧に作成された履歴書は、それだけで「読みたい」と思わせるものになるのです。
応募者にとっては複数応募する会社の1つで、複数作る履歴書のうちの1つだったとしても、会社にはそんな事情は関係ありません。
自分がその会社に応募したいと思うのであれば、心をこめて書類を作成することが大切です。

2.必要なこと、ちゃんと書いていますか?

信じられないことですが、「自分に不利になる」と考えているのか、本来、履歴書に書くべき内容を意図的に書かないまま提出する人が最近増えつつあります。
その例の一つが・・・年齢欄です。
幅広い年齢層での募集を募る求人もありますが、「○十代の社員が活躍中!」と自分の年齢よりも下の年齢層が活躍している募集案件は、応募するのもなかなか勇気がいるかもしれません。
とはいえ、自分の年齢を隠したままで応募が出来るわけはないのです。ところが、実際に会社側に届いた履歴書を見ると、生年月日は書いているのに何故か年齢が書いていない・・・そういうケースが良く見られるようです。
生年月日は書かれているのに、年齢は空欄?
受け取る側にしてみれば、「自分で計算しろということか?」と勘繰ってしまうことにも。
どんなにその部分をぼやかしたとしても、調べれば直ぐに分かることです。履歴書に設けられている項目は、必ずすべて記載するようにしましょう。

3.あなたの職歴、親切ですか?

履歴書と一緒に、職務経歴書を提出します。
職務経歴書では、履歴書だけでは書ききれない部分を補うことも出来ます。
さて、その職務経歴書。どのように作成していますか?
勤務期間と会社名、ざっくりとした仕事内容で終わらせていませんか?

一度職務経歴書を作成したら、客観的に「読んでみる」癖をつけることをお勧めします。 というのも・・・。事務系のお仕事の希望者で、自分の職務経歴で書きがちなのが「一般事務を経験しました」という言葉です。
「一般事務を担当しました」これだけでは、あなたがどんな仕事を経験してきたのか相手に分かってもらえるのは不十分ですし、読む方に対しても不親切です。
事務の中には、様々な種類があります。例えば、小口管理なども担当していた、営業のアシスタントもしていた、請求書の発行をしていた、備品発注や窓口対応もしていた、社会保険等の加入手続きも手伝っていた・・・あなたの言う「一般事務」が「営業事務」や「経理事務」「総務事務」などにもかかっている場合があり、そうなると、随分広い範囲で様々な仕事を経験したことが伝わります。
また、今まで自分自身、大まかに「事務」と思っていたものが、実はもっと専門性のあるものだったんだ、と気が付くケースもあります。
せっかく経験した職種を、「一般事務」という言葉だけでかたずけてしまうのは非常にもったいないのです。
また、詳しく書いたからと言って、その職種の方だけがわかるような難しい単語や専門用語を羅列するのはNGです。
職務経歴書は、あなたが経験してきた職種をアピールする場所です。
詳細に、かつ誰が読んでも分かるように作成するよう、心がけましょう。

4.あなたの職歴、おもしろいですか?

面白い、とはいっても、別にお腹を抱えて笑ってしまう面白さ、ではありません。
人それぞれ、様々な会社に在籍して、そこから転職を考えると思います。
これに対し、採用をする側は、「どうしてうちの会社に転職を希望しているのだろうか?」を見るのです。つまり、裏側にある、応募者の「やる気や本心」も、同時に見ようとします。
例えば、前職とは全く違う業種の仕事に応募する場合、「ただなんとなく」や「家から近かったため」「給料が高いため」「会社が倒産したので仕方がなく」という理由で応募してきた応募者と、「ジャンルは違うけれど色々なことに挑戦したい」と仕事に対する意欲を見せる応募者のどちらが魅力的か?というと圧倒的に後者です。
前者の場合だと、「その条件だったらうちじゃなくてもいいのでは?」と会社側が受け取ってしまいがちなのです。
とはいえ、応募理由で嘘を述べてはいけません。
「家から近い」「給料が高い」そういう理由が応募の一つにあったとしても、それプラス「何か」を一緒に会社側に伝えるようにすると、よりあなた自身に興味を持ってもらえるようになるのです。

目的をもって転職を試みる場合も、理由なくなんとなく仕事を辞めた場合も、家庭の事情で止むなく退職した場合も、履歴書に書く場合は「一身上の都合」になります。
では、その一身上の事情が何なのか?
「今」があって、そして「転機(理由)」があって、「だから」最終的に「どうしたいと思っている」のか?
「履歴書」や「職務経歴書」に書く経験職種や転職時のアピール部分は、 現在から次へ繋がるストーリー性があることです。それがあると、「ああこの応募者はちゃんと考えて活動しているのだな」と採用担当者に伝わります。

今までと全く違う業界にこれから飛び込もうとしているのなら、その理由が「ただなんとなく」よりも、「××に昔から興味があった。御社は条件も良く、また未経験でも可能と書いてあり、良い機会と思ったので転職を機会に挑戦したいと思った」そう言われたほうが、担当者も応募者に興味を持つでしょう。

まとめ

上記のことをまとめると、

○履歴書は丁寧に作るよう心がける。
○履歴書に記載されている項目については必ず埋める。
○経験職種は詳しく、でも分かりやすく作成する。
○転職理由を尋ねられた場合は、辞職→転職までの間にストーリー性を持たせて一連の動きになるように考えると、採用担当者に意欲が伝わりやすい。

転職や就職対策のマニュアルはあくまで「マニュアル」です。
100人居れば、100通りの転職理由や意思があります。
それぞれがどのような状況で、どう思って、だからその会社に転職したい・・・自分がその会社で働いているビジョンを見据え、そこに至るまでのストーリーを自分の中で思い描くことで、あなたの転職に対する意欲がより採用担当者に伝わりやすくなるのではないでしょうか。
あなたの転職の成功をお祈りしています。

著者:八湊真央

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