歯を削らずに自力で噛み合わせを矯正して顔の歪みを正す治し方|トピックスファロー

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2013年4月29日
歯を削らずに自力で噛み合わせを矯正して顔の歪みを正す治し方

歯医者に行かずに、自力で噛み合わせを矯正する方法があります。
世界一受けたい授業でも紹介された『べろ回しトレーニング』で口の周辺の筋肉を鍛えれば、噛み合わせだけではなく、ほうれい線や二重あごの改善と予防がまとめてできます。

WEBライター
  

自力で噛み合わせを治す『べろ回しトレーニング』

目標は左右50回を1セットとして、1日朝・昼・夜の3セット。期間は3ヶ月。
このトレーニングには、噛み合わせの矯正だけでなく、二重あごとほうれい線の解消虫歯や歯周病の予防とウソの様な効果が期待できます。

簡単『べろ回しトレーニング』のやり方

  1. 口を閉じて、舌先を上の右奥歯の外側、歯と頬の間に入れます。
  2. 口は閉じたままで、歯の外側をなぞるように、右奥歯→前歯→左奥歯へと舌を移動させます。
  3. 次に舌を下左奥歯と頬の間にいれ、そのまま下前歯→下右奥歯→上右奥歯まで移動させます。
  4. このぐるっと1周させる動きを2~3秒かけて、50回行います。
  5. 右回りが終わったら、同じ回数だけ逆回りも行います。
  6. 左右50回を1セットとして、朝昼晩に1セット。1日に合計3回行ってください。

YouTubeに動画がありましたので参考にしてください。
リンク先はエクササイズとして紹介されていますが、方法は同じです。

宝田式舌回しエクササイズ

トレーニングの注意点

舌回しは左右同じ回数を行ってください。
回数がかたよると筋肉のバランスが崩れ、余計に噛み合わせが悪くなる可能性があります。

おそらくは、ほとんどの人が10回程度で、舌の付け根や後頭部、首の辺りに痛みを感じる事でしょう。
20回もできない人は、そうとう筋肉が弱っていると考えて間違いありません。

トレーニング内容として、1セット50回としていますが、最初からできる人はほぼいないと思います。
無理のない範囲で行い、徐々に回数を増やしていってください。

舌を回すだけで噛み合わせが矯正できる理由

噛み合わせは、『歯』と『顎の位置』によって決まります。
少し試してもらえばわかるように、舌を動かすにはいろいろな筋肉が必要であり、舌回しはその筋肉に効果的に作用します。

歯の位置は、舌と口周りの筋肉で決まる

歯科矯正がそうであるように、歯は継続して力を加えられると、どんどん移動していきます。
通常は、舌で外側に、頬や唇によって内側に押され、その2つの均衡が取れた位置に歯は並びます。

例えば、鼻呼吸が上手くできず、口を開けている人に出っ歯が多いのは、前歯を内側に収める唇がきちんと機能しておらず、舌が前歯を押す事が原因にあります。

顎は頭蓋骨に固定されていないからズレやすい

また、顎は頭蓋骨に腱と筋肉によってぶら下がっている状態で存在します。

その為、顎を支える筋肉が弱まると、伸びきったゴムで吊り下げるようになり安定しません。
顔が歪むのは、顎を支える筋肉のバランスが悪い事も原因の1つと考えられます。

噛み合わせは、筋肉によって決まる

つまり、舌と口の周りの筋肉を鍛えと、歯の位置と顎の位置が正しい場所に修正され、その結果噛み合わせを矯正する事ができるという事です。

虫歯や歯周病の場合は効果が薄い

ただし虫歯によって歯の形が変わっている場合や、歯周病で歯が抜けている場合は効果が薄いでしょう。
噛み合わせが良い状態とは、全ての歯に均等に力が掛かっている事です。

歯が変形している場合、どうしても力が均等になる事はないでしょう。
その時は、歯医者に相談をした方が確実と言えます。

ほうれい線や虫歯予防にもなるべろ回しトレーニング

べろ回しは、ほうれい線の原因となる「口輪筋」と、たるみからくる二重あごの原因「顎二腹筋」を鍛えるのに最適な運動です。

さらに、舌を動かし口内を刺激する事は唾液の分泌を促します。
唾液には虫歯菌や歯周病菌を抑え、口内を中性に戻し、歯を再石灰化する事が出来ます。

見た目よりもキツいトレーニングではありますが、お金も時間もかけず自力で噛み合わせを矯正できる方法ですので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

著者:佐久間和夫

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WEBライターです。型にはまらず様々な情報を発信していきます。好きなものは酒、おつまみ、自転車。