必然性を生み出す、環境変化で英語が勉強したくなる方法|トピックスファロー

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2013年11月12日
必然性を生み出す、環境変化で英語が勉強したくなる方法

「必要は発明の母」というように、必要に迫られれば人は工夫を凝らして問題を突破しようとするものです。これはどんな分野にも言えることで、「しなければならない」というプレッシャーが解決策の糸口になるものなのです。英語が嫌いでも英語を勉強してしまう為にはどんな工夫が有効なのでしょうか?

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勉強は嫌!でも英語資格は欲しい…そんな人を英語勉強に導くには

伸びる猫

photo by kaibara87 on flickr

世の中には「やらなきゃいけない」と頭でわかっていても、ギリギリまでやらないか期日を越えてしまうまで放置してしまう人というのは結構多いものです。夏休みの宿題を残り1日で仕上げようとしたことのある人や、2学期が始まっても提出しなかった人もいるのではないでしょうか。

このような性質を持った人にある程度の実力が要求される英語資格を取らせることは、偏差値30の人を東大に合格させる以上に難しいものと言っても過言ではないでしょう。
しかし、やり方次第では自分から英語を勉強しようという気持ちにさせることが出来るのです。そのためにはどのような方法があるのでしょうか?

パソコンを英語表示に変える

今やパソコンは一人一台の生活必需品と言えます。昔と違って全てが日本語表示なので、誰でも簡単に操作する事が出来ますが、Widows95以前のパソコンは操作に英語表記のコマンドを入力しなければならないものでした。不便ではあるものの、その分英語の勉強にもなるので「勉強の為にパソコンを買ってもらう」という言い分が成り立っていたのです。

つまり、日本語表示で便利になった今のパソコンも英語表示に変えれば、使うためにはどうしても英語を学ばざるを得ないという寸法です。ただし、パソコン全体を英語表示に変えるのではなくWebブラウザやツイッター、フェイスブックなどよく使うものをピックアップし、徐々に英語表示に変えていくようにします。

「英語表示に変える」と言っても、基本的な配置は日本語版と変わらないものが多いので慣れていれば表示も気にならないものですが、英語化されたものが身の回りに増えていくと「英語が分からなければ使えない」という不安を抱くようになり自然に英語を勉強する必要に駆られることになるのです。

情報源を英語に変える

photo by NS Newsflash on flickr

私たちは普段、ニュースやスポーツ、芸能情報などは新聞やテレビなどの日本語環境から得ています。しかし、耳に馴染みがある日本語のニュースでも流し聞き・流し読みするだけで、勉強に役立てているとは言い難いものです。

せっかくなので、日本のニュースや情報も出来るだけネット上から英語で集めるようにして英語への馴染みを深めるようにしてみましょう。最初の内は何が書かれているのかも分からないでしょうが、スポーツの情報や試合結果など、興味がある分野で内容がフィーリングで分かりそうなものから始めて行くと良いでしょう。

どこの国でも新聞記事の内容は、出来るだけ多くの読者に分かるように書かれているものです。つまり、語彙はともかく簡潔な表現で書かれているので、注意して読めば勉強嫌いの人でも経験を重ねている内に読めるようになっていくという寸法なのです。

調べものは英語で行う

パソコンで調べものをする男性

「分からないことがあったら辞書を引く」「分からないことはいちいち人に聞かずにググる」というのは当たり前の事です。知らないのに知っているふりをするのは知らないよりも恥ずかしい事ですし、知らなければ知る努力をするのが良識ある大人というものです。

そして、調べものがあったら可能な限り英語で行うようにすることが大事です。ただし言葉や物によっては英語での解説が見当たらない、不充分という事も珍しくないので日本語でも並行して調べるようにしましょう。英単語をどのような英文で説明しているのかを調べる事は、とても勉強になるものです。

このように、意識して自分を取り巻く環境を少しずつ英語化していく事で、英語を勉強させる必然性を感じさせていくのが狙いなのです。

海外留学すれば英語が苦手でも英語が話せるようになる?

「生活環境を英語一色にする」というのは、英語力を身に付ける上で非常に有効な方法と言えます。しかし「日本に住んでいる限り完全な英語環境にはならない」と海外への語学留学に踏み切る人も少なくありません。では、英語が全くできない・完全に苦手な人でも英語文化圏に留学すればだれでも英語が話せるようになるのでしょうか。

海外への語学留学は実力練成に効果がありますが、思っている以上に過酷で、留学生の心身に大きなダメージを負わせるものです。どんなに英語を勉強して英語力に自信があった留学生でもそれは変わりません。

例えば、実際のネイティブスピーカーの会話の速さについていけなかったり、考え方がかみ合わずカルチャーギャップを感じたり、自慢の英語が通じなかったりと言った理由で脱落してしまう留学生は結構多いのです。
かろうじて踏みとどまっても日本人向けのテレビを見たり日本人同士で寄り集まったりして、海外留学している意味がない生活に終始している留学生も珍しくありません。

英語が出来る人でも過酷な海外留学なのに、英語が出来ない人が海外留学したらどうなるでしょうか。英語が日常レベルで出来るようになる前に中途脱落する可能性が極めて高いでしょう。

身近な所からコツコツと英語漬けにしていけば、留学という飛躍的な手段に頼らなくても英語を勉強する必然性を感じられるようになり、自然に英語勉強に取り組むようになるのです。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。