わたしたちのスーツケースがメーカー・販売店様に選ばれるわけ|トピックスファロー

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2015年4月1日
わたしたちのスーツケースがメーカー・販売店様に選ばれるわけ

既存の業界では、大手が販売シェアを占めることが多く、新規参入者が入り込む余地はなく、ハードルは極めて高いのが現状です。そんな中で、わたしたちが、スーツケースのメーカーとして大手メーカーや販売店との関係をいかに築いてきたかをお話します。

旅行カバン等の開発・デザイン・製造・貿易を一貫して行うメーカー
  

わたしたちが選ばれる理由

開発力・デザイン重視のスーツケース

わたしたちの商品が、多くのユーザーさんに選ばれ、さらに有名メーカーからOEMパートナーとして指名を受けられる理由は、開発力・デザイン力で一番のメーカーになることを目標に、かつ実行に移しているからだと考えています。

その考えのもとで制作してきた商品が評価され、信用を得てきたため、自社製品を持つ会社と協力や開発を一緒にする機会もあります。また、常によいものを作りたいという思いと実力を兼ね備えているからこそ、その評判も広がり、新たな顧客獲得にもつながっています。

他社との差別化

スーツケースは概して画一的なデザインになりがちです。しかし、わたしたちは、他社と同じようなデザインのスーツケースを作るつもりはなく、世界にふたつとないスーツケースを作ることを考え取り組んでいます。そのため、おのずとデザイン開発、技術開発に力を入れていて、同時に力もついてきているのです。

ストッパー付きキャスター

わたしたちがスーツケースを開発するときに大切にしているのは、ユーザーさんの意見です。これまで開発した代表的なものとして、スーツケースのキャスターにストッパーを付けた例があります。これは「電車やバスの中でスーツケースが動いて困る」という声から生まれました。この機能のおかげで、「ちょっと立ち止まって電話するときにも便利だ」という声もいただいています。

また、ストッパーを付けただけでは、ストッパーのかけ忘れがあることが分かりました。そのため、引き手を伸ばしているときはストッパーが解除され、引き手を収納したときは自動的にストッパーのロックがかかるといった、利用状況に合わせた機能に進化させています。

ストッパー付きスーツケース
キャスターにストッパーが付いていれば、傾斜があっても移動しません。
引き手を収納したときにはロック、伸ばしているときにはロックが
解除されるようになっています(SSCシステム:特許第4757356号)。

荷物容量が増えるアコーディオン式バッグ

みなさんは、旅行に行ったとき、お土産が増えて荷物のパッキングに困った経験がありませんか?そんな声に応えて、ハードタイプのスーツケースに、アコーディオンのような蛇腹の部品を入れ、幅を広げられる機構を開発しました。これを使えば、荷物容積を増やすことができます。

アコーディオン式スーツケース
ジッパーを開けるだけでスーツケースがアコーディオンのように広がります。
これなら帰省時に荷物が増えても安心ですね。

荷物の重さが分かる量り付きスーツケース

また、こんなものも開発しました。飛行機を利用するとき、預け荷物の重さをスーツケース自体で量る機能を内蔵させたスーツケースです。これも、特に女性が重い荷物の重量を量るのが大変という状況を変えるために考え出しました。

はかり付きスーツケース
スーツケースに入った荷物の重さが分かる量り付きスーツケース。
裏技として、別のスーツケースを載せて差分を引けば、
そちらの重さを量ることもできます(実用新案登録 第3185393号)。

ほかにもあるある、かゆいところに手が届く便利機能

ほかにも、ぬれた折り畳み傘を収納するポケットや、飲みさしのペットボトルを立てたまま置けるボトルホルダー、レジ袋を掛けるためのフックなども開発しました。また、ダイバーさんがウェットスーツを入れられるように、防水加工を内面・パーツ共に施したものもあります。

ダイバー仕様の防水スーツケース
こちらはダイバーさんからの要望で内側の素材に防水加工を施したスーツケース。
ウェットスーツを入れてもぬれず、水も漏れ出しません。
これらはユーザーさんの「これがあったら便利!」という声から生まれた機能で、もちろん他社にはない機能です。また、自社提携工場での柔軟な生産体制があるからこそ実現できたことでもあります。

自社提携工場の強み

商品の開発は、基本的に社長のわたしが自ら手掛けています。それをデザイン部門が具体的な図面に起こして、工場でひな形に落とし込んでいきます。わたしたちの強みは、自社提携工場を持つことで、細かい改良や対応にもフレキシブルに対応できることです。

一般に、工程を画一的に決めてしまう大手企業の生産ラインでは、細かい仕様変更などの対応は簡単ではありません。顧客からの要望にフレキシブルに対応できる体制がB to Bの信用にもつながっているのです。また、これも大事なことですが、開発した技術や特許を得たものについても、自社提携工場での生産であれば外部に流出することもありません。

デザイン開発力・技術力を日々向上させていることはもちろんですが、それを実現する自社提携工場の現場力との相乗効果によって、結果的に継続的な顧客の獲得につながっているのです。

ニーズの変化へ対応

少し前までは、スーツケースは高価なもので、一家に1つあれば十分とされていました。海外旅行へ行くにも大ごとで、家にあるスーツケースを家族で使い回していたのです。しかし、今では価格も下がってデザインも豊富になったため、スーツケースは一人1つか、それ以上持っていても不思議ではなくなっています。

最近では若い女性が日常的な移動にも使うなど、用途の変化にも興味深い動きがあります。

このように、新しい要素、素材、ニーズに常にアンテナを張っていなければいけません。同時に、新しい使い方の提案も必要です。わたし自身、時代に合ったより便利な機能を生み出すために、出かけたときに感じる不便さやその時どきのトレンドを常に意識して過ごしています。

“みんな同じデザイン”から、わたしだけの“好きなデザイン”へ

これまでスーツケースは「どれも似たようなもの」といった認識を持たれていました。しかし、これまでお話したように、今やそれも変わりつつあります。

わたしたちがデザインや開発に力を入れ始めたきっかけは、販売した革のスーツケースを持ってヨーロッパ旅行をした女性からいただいた手紙です。手紙には、

スーツケースを現地の人が褒めてくれることが多く、それでたくさんの人と会話をするきっかけになった。おかげでとても気分よく過ごせたし、充実した旅だった

という内容が書かれていました。それを読んでわたしは「もっと多くの人に喜ばれるスーツケースを作りたい!」という一心で自社提携工場を作る決断をしたのです。今後も自慢できるスーツケースを作り続けることで、取引先やユーザーさんたちに喜んでもらいたいと考えています。

著者:ティーアンドエス

旅行カバン等の開発・デザイン・製造・貿易を一貫して行うメーカー
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スーツケース、レトロなトランクキャリーなど旅行カバンや、ビジネス・カジュアルバッグなど、多種多様なバッグの開発を行っております。

設立以来、日本の製品開発・企画力と中国国内の独自の生産背景を活かした、斬新ながら高品質の製品作りに努めています。

トラベルの多様化に対応するために、ファッション性を取り入れたデザインの開発や、目新しいだけではなく、不便さが一気に解消するような画期的な機能の開発を目指しています。

オリジナル・ブランドの商品の他、様々な業界のメーカー様からのOEM製品の製造ご依頼も承っており、業界全体の発展への貢献ということが、当社の企業理念のひとつでもあります。

スーツケースのことであれば、まずはどんなことでもお問い合わせください。