女性がひとり旅に出る理由。気ままにのんびりしたい、新しいものを見たい、リフレッシュしたいなど、その人なりの動機があるでしょう。旅先での出会いも、ひとり旅ならではの楽しみですね。
しかし、ひとり旅では何でも自分でやるのが大前提。フットワークよく、かつ元気に過ごすための工夫が必要です。とはいえ道中重い荷物を持ち運ぶのは酷ですね。そこで、充実したひとり旅にするためのアイデアをスーツケース選びの視点からご紹介します。
スーツケースを選ぶポイントは、一目ぼれ!?
国内はもちろん、海外旅行では必須となるスーツケース。皆さんはどのような基準で選んでいますか?機能性やサイズ、容量、さまざまなものがある中から選ぶにあたり、私がおススメするのは、ズバリ「一目ぼれ」したものです。
特にひとり旅の場合、スーツケースは行動を共にする相方のような存在です。食事をするとき、バスや電車で移動するときも、いつも一緒にいることになります。そのため、元気が出る色やホッとする色、注目を引くものなど、気に入った色やデザインのものを選んでほしいと思います。特に、目立つ色やデザインは、注目を引くだけでなく、荷物をピックアップする際の間違い防止にもなります。
注目を引くデザインのスーツケースを持っていると、そのスーツケースがきっかけになって会話につながることもあります。実際、私どもの会社にも、
という声が届いています。ぜひとも、旅を盛り上げる仲間になるようなスーツケースを選んでいただきたいです。
カメラなどの機材を持ち歩く場合はハードケース
旅先では、風景や食事など、たくさんのシャッターチャンスが待ち構えています。スマートフォンやタブレット付属のカメラを使う人も多いですが、最近では小型の一眼レフカメラを持つ女性も増えましたね。大切なカメラが壊れてしまっては、楽しかった旅も台無しです。
カメラだけでなく、ドライヤーや充電器、出かける場所によっては変圧器を持参する人も多いでしょう。そういった機材をスーツケースへ入れるなら、布製などのソフトタイプより、ハードタイプのスーツケースをおススメします。
ハードケースの大きな特徴として、外側に衝撃を受けても、中身を守ってくれるという点があります。以前はハードケースには重いイメージもありましたが、最近では軽量化が進み、持ち運びの負担はだいぶ減っています。
たくさん詰め込めるのは、ソフトタイプのスーツケース
一方で、ソフト(布製)のスーツケースには、よりたくさんの荷物を詰められるというメリットがあります。ジッパーで閉じるタイプも多く、ハードケースのロック式よりも柔軟な荷物のパッキングが可能です。
特に、衣料品であれば、たたみ方を工夫することで多くの荷物が入ります。“このシチュエーションではこの服を着たい”など、こだわりの服をたくさん持っていきたい場合はおススメです。ただ、ジッパータイプはロック式よりも防犯の面が弱いため、どこへ行くかによってもよく検討したほうがいいでしょう。
便利機能付きがねらい目
ひとり旅では「ちょっと荷物を持っていて」と頼む相手がいません。また、常に身の回りに気を配る必要があり、ことに防犯については細心の注意を払わなければならない緊張感があります。
しかし、心配には及びません。そうした不安を拭い去り、しっかりサポートしてくれる便利機能付きのスーツケースがあることをご存じでしょうか?ひとり旅にこそ、活用してもらいたい便利機能の数々を紹介します。
ストッパー付きスーツケース
バスや電車での移動中、スーツケースが動いてしまわないよう、いつも手をかけて押さえていなければならない煩わしさを経験した人も多いでしょう。そんな困った声に応えたのがストッパー付きスーツケースです。キャスターにストッパーが付いているので、乗り物に乗っているときや、傾斜のあるところでガイドブックや写真のチェックをするときでも、スーツケースを脇に置いたまま集中することができます。ハンドル操作でパッとストッパーをかけられるので、移動中、ふとしたシーンを写真に収めたいと思ったときでも、カメラをきちんと構えることができます。
キャスターにストッパーがかかります(特許番号4757356号)。
はかり付きスーツケース
「機内持ち込みの手荷物ともう少し調整しておけば、超過料金を取られなかったのに・・・」そんな体験をした人も多いのではないでしょうか。ご存じのとおり、航空会社には預け入れする荷物に重量制限があります。出発前にはクリアできても、帰りは買い物やお土産で荷物は間違いなく増えています。しかし、荷物がどの程度の重さなのかは、実際に量ってみるまでわかりません。重い荷物を必死の思いで持ち上げはかりに乗せる、なんてことをできれば何度もしたくありませんよね。
そんな不安を一掃するのが、重さの量れるスーツケースです。荷物を入れてはかりの電源を入れるだけで荷物の重さが液晶に表示されます。裏ワザとして、他の人の荷物を上に載せて、自分の荷物を差し引けばその人の荷物の重さを調べることもできます。旅先で知り合った人や、たまたま隣に居合わせた人の荷物を量ってあげれば、会話のきっかけにもなる、日本人らしい面白便利機能です。
この他にも、ジッパー収納のアコーディオン状の布を引き出して幅を広げられるスーツケース、ちょっとしたレジ袋程度の荷物がかけられるつり下げ用のホックなど、ちょっとしたとき、困ったときに役立つ機能を持ったスーツケースは次々と開発されています。
旅のストレスを少しでも減らす工夫に終わりはありません。最新機能のチェックは、定期的に行われることをおススメします。あったらいいな、と思う機能はすでに開発されているかもしれませんよ。
トラブルに巻き込まれず、安全で楽しい旅を
「スーツケースのデザインや機能はどれも同じようなもの」というイメージは、今や変わりつつあります。
スーツケースは家族で1つを使いまわす時代という時代もありましたが、行き先や用途に合わせて1人が1つ以上持つのも当たり前になってきています。デザインのバリエーションが豊富なだけでなく、価格もお手頃になってきたという、うれしい状況なので、もっと気軽にスーツケースを選んでみてはいかがでしょうか。
海外旅行をするときに使うスーツケースを選ぶ際、気を付けたいことがあります。
「これが欲しかった!」という声を反映した商品開発がどんどんされています。スーツケース売り場で、最新のスーツケースを、見て・触って・持って、お気に入りの逸品に出会えることを祈っています。