血便なし=セーフじゃない!大腸がんは大腸内視鏡でチェックが◎|トピックスファロー

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2013年2月26日
血便なし=セーフじゃない!大腸がんは大腸内視鏡でチェックが◎

一昔前まで大腸がんは中高年がかかる癌とされていましたが、近年では若い人にも増えています。自覚症状に乏しいという難点があり、発見したら既に末期だった…というケースも珍しくありませんから、今のうちに危険因子を取り除いておきましょう。こんな病気や食生活習慣のある方は特に注意が必要です!

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大腸がんは若いうちからの予防が大切

食生活の欧米化の影響で、高カロリーな洋食を好んで食べる方が多くなりました。
洋食は美味しいですから納得ですが、それに伴い大腸がんの発症者も増えていることを忘れてはいけません。そして発症年齢がどんどん低くなっていることもまた、注目すべきところです。

少し前までは60代~70代の中高年がリスク大とされていた大腸がん。
運が悪ければ命を落とすこともありますから、若いうちから意識して予防に努めることが大切です。

初期・後期でもはっきりした症状が表れない

大腸がんは、盲腸・結腸・直腸のいずれかに悪性腫瘍が生じる病気です。
初期・後期に関わらずはっきりとした症状が表れないため、健康診断や人間ドックの検査で偶然に発見される場合がたいへん多いです。

ただし左側の結腸に癌が生じた場合は、便秘や腹痛、膨満感や血便がみられることがあります。
また右側の結腸に生じた場合は、貧血や体重減少、しこりが触れるなどの症状が表れます。
少しでもおかしいと感じたら、定期健診を待たずに積極的に消化器科や肛門科を受診しましょう。

血便がなく陰性でも油断してはいけません

きちんと検査を受けることで、早期発見に結びつけることができます。
大腸がんの代表的な検査には便潜血検査と大腸内視鏡検査の2つがあり、前者で陽性反応が出たら後者に進む、というのが一般的な流れです。

ただし便潜血検査で陰性だったからといって、決して油断してはいけません。
なぜなら大腸がんは必ず血便があるとは限らないからです。
念のため大腸内視鏡検査も受けてみたら、大腸ポリープや早期大腸がんが見つかった…というケースはとても多いのです。血便はあくまでも目安の1つと捉えて、過信しないようにしましょう。

無意識に発症リスクを高めているかも?

無意識のうちに、大腸がんの発症リスクを高めてしまっていることもあります。
以下のような人は特に要注意ですから、今のうちに該当するものがないかチェックしておきましょう。

~病気~

  • 家族や親戚のなかに罹患者がいる
  • 乳がん・子宮がん・卵巣がんのいずれかに罹っている
  • 家族性大腸ポリポーシスに罹っている※
  • 医潰瘍性大腸炎に罹っている

※ほぼ必ず大腸がんに進行するとされています。

~食事・生活習慣~

  • 魚より肉の摂取量が多い
  • ベーコンやハムなどの加工食品をよく食べる
  • 食物繊維を含む食品をあまり食べない
  • 毎日1合(180ml)以上の飲酒習慣がある
  • ヘビースモーカーである

痔と勘違いしやすい肛門がんにも注意

肛門に癌ができた場合も、大腸がんに分類されることがあります。
肛門がんは肛門管に悪性腫瘍ができる病気であり、発症すると肛門から出血したり、しこりが生じたり、痛みや痒みを伴ったりします。また便が細くなったり膿が出てきたりする場合もあります。

単なる痔と勘違いして、発見が遅れるケースも珍しくありませんから、大腸がん同様に気を付けましょう。
血便や肛門からの出血があったら、念のため大腸がんだけでなく肛門がんも疑ってください。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。