五島列島とは?
南北約100kmにわたって東シナ海に点在する140余りの島のことを五島列島と呼びます。140の島を2つに分け、福江島、久賀島、奈留島を下五島、若松島、中通島、それ以北を上五島と呼び、ほぼ全域が西海国立公園に指定されている美しい自然環境に恵まれた島です。
また、キリシタンの島五島列島とも呼ばれており、古くは遣唐使の日本最後の寄港地となり、隠れキリシタンが信仰の自由を求め移り住んだ島として文化遺産も多く残っています。
交通アクセス
福岡空港や長崎空港から福江空港に1日3~4往復程度の航空便があります。 船便は長崎港や博多港、佐世保港からのフェリー、ジェットフォイルなどが多く出ていますので、お好きな船で出発してみてはいかがでしょうか。今回は、1泊2日のプランをご紹介するため、空港から福江空港に向かう便をご案内します。
1日目は福江島
福江島に着いたら、まずはレンタカーを借りましょう。所在地 長崎県五島市東浜町1丁目21番9号 0959-72-8788
福江島の観光スポット
景色を楽しむなら
★鐙瀬溶岩海岸鬼岳火山から流れた溶岩が海に流れ込み、様々な形の海岸線を形成しています。
また海岸線を着飾るように植物や花木が咲き乱れ、とても美しい景観です。
★ 大瀬崎断崖と大瀬崎灯台
東シナ海に突き出した100mを超える大瀬崎断崖の先端に立つ灯台。
「日本で最後に夕日が沈むところ」として有名な日本の最西端に位置する場所で、ここから眺める夕日は絶景です。
★城岳展望台
五島列島の北端へ連なる島々が一望できます。
遊ぶなら
★白良ヶ浜(しららがはま)万葉公園海中観覧公園内には遣唐使船を模した展望台などもあり、ローラースライダーやターザンロープ、アスレチック施設などの遊具も充実しているので、家族みんなで楽しめます。
海の中を見るなら
★木口汽船
福江港からグラスボートで竹の子島を45分間遊覧します。ボートの下部ガラス窓からは美しいサンゴや魚の生態を見ることができ、ダイビングの免許がなくても海の中を楽しむことができます。
教会巡りするなら
★井持浦教会ルルド日本最初の霊泉地で有名で島内だけでなく、全国の信者の聖地となっています。
★堂崎教会
五島最古の教会(現在の建物は明治41年に建て直された五島で初めての洋風建造物)
昼食&お土産を買うなら
★遣唐使ふるさと館昼食は、金、土、日、祝のランチタイムに、ふるさとバイキングを実施(夏休み期間中のランチタイムは毎日バイキングを実施)
三井楽町の婦人会の方と共同で、地元の食材、地元の調理法にこだわった郷土料理バイキングを実施しています。
お土産は五島うどん、五島野菜、五島牛などがあります。そして五島列島は日本でも有数の椿の自生地なので、椿油もぜひGETしたいですね。
宿泊施設
五島コンカナ王国長崎県五島市上大津町2413 TEL:0959-72-1348
温泉あり、海の幸あり、山の幸あり、女性に嬉しいエステルームあり、と至れり尽くせりの宿で1日観光で疲れた身体を癒してみてはいかがでしょうか。
夜は満天の星空を
五島市鬼岳天文台長崎県五島市福江市上大津町2873 第1 営業時間18時~22時(完全予約制)
夜は星空を観察してみませんか。大型館内に設置された大型望遠鏡で、迫力ある星像が楽しめます。夏でしたらヘラクレス座M13球状星団、こと座のM57リング星雲が観測できます。
2日目は中通島
歴史好きなら★坂本龍馬ゆかりの広場
坂本龍馬が長崎で組織した日本発の貿易商社「亀山社中」が所有していたワイル・ウエフ号が遭遇した潮合崎沖を望む広場を、「龍馬ゆかりの地」とし、石碑とワイル・ウエフ号の舵取り棒のレプリカ龍馬のブロンズ像が建てられいます。
★五島うどんの里(長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31 0959-42-2655
8時30分~17時(うどん茶屋は11~14時LO)
稲庭うどん、水沢うどんとともに日本三大うどんの一つに数えられている五島うどんが食べられます。椿油を塗って手延べしたツルツルシコシコの細麺をあごだしのつゆで召し上がれ!
帰宅の途へ
レンタカーを返し福江空港へいかがでしたか?五島列島は、今回紹介した以外にも、教会、キリシタン洞窟、鯨賓館ミュージアム、透明度の高い海でのスキューバー、白銀色の砂浜が人気の海水浴場など、見どころが満載です。
やはり観光に行くなら夏もいいですが、気候が穏やかで山の緑が美しい初春か、秋の紅葉シーズンでもおススメです。是非一度足を運んでみてください!