炭鉱の街の面影が残る荒尾市、魅力あふれる観光スポットの紹介!|トピックスファロー

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2015年5月27日
炭鉱の街の面影が残る荒尾市、魅力あふれる観光スポットの紹介!

熊本県荒尾市は熊本県と福岡県の県境にある街で、かつては炭鉱の街として近代日本を支えてきました。現在ではエネルギー革命により、炭鉱が必要ではなくなってしまっため、かつての活気はなくなりましたが、炭鉱施設はレジャースポットとして生まれ変わりました

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炭鉱の街として当時の面影を残す万田坑

炭鉱の街の面影が残る荒尾市

熊本県荒尾市は隣接する福岡県大牟田市と共に近代日本を支える炭鉱の街として発展してきました。しかし、1960年代にエネルギー革命で、エネルギーの主役が石炭から石油や天然ガスに変わってしまったことを機に、炭鉱が不必要となり、街全体が寂れてしまうことになります。

万田坑は荒尾市を代表する炭鉱です。1800年代後半から1900年代前半にかけて建設され、近代日本を支えてきました。しかし、1951年に採炭が終了し、1997年には閉山してしまいます。

現在では当時の施設が残された状態で、観光スポットとして生まれ変わりました。レンガ造りの重厚な建物は圧倒的な印象を与えるでしょう。

万田坑近くにある「万田坑ステーション」には当時の炭鉱夫や技術者がどのように働いていたのかを記録する資料や写真が多く展示されています。

万田坑は「九州・山口の近代化産業遺産群」として「ユネスコ世界遺産暫定リスト」に登録されており、日本の近代成長を支えた産業遺産として残されています。

アトラクション数最大の遊園地「グリーンランド」

荒尾市の観光スポットでは、遊園地「グリーンランド」が有名です。

グリーンランドは九州最大のアミューズメントパークで、80種類もあるアトラクション数は日本一です。

特に国内最大級の大観覧車「レインボー」は高さ105メートル。レインボーから眺める阿蘇山の山々は絶景と言えるでしょう。

心霊スポットとして有名なお化け屋敷

グリーンランドには5つのお化け屋敷があります。
その中でも実際に霊が住み着いていると言われているのが高台にある「廃校への招待状」です。

全国区のテレビや雑誌などでも、よく取り上げられており、高台から飛び降り自殺した20代女性の霊と子供の霊が住み着いていると言われています。そのため、単なるお化け屋敷としてだけではなく、心霊スポットとして訪れる人も数多くいます。

廃校への招待状は高台にあるので、中にはらなくてもグリーンランドを一望できる展望台としての役割もあります。不気味な佇まいをしていますが、お化け屋敷が苦手という人でも絶景を見に、訪れてみてもいいでしょう。

その他のお化け屋敷として「呪われた第四病棟」があります。このお化け屋敷は「どきどきメーター」というロウソクを持って中に入るスタイルを採用しています。どきどきメーターとは持っている人が感じた恐怖を測定するもので、友達同士と一緒に入って、誰が一番ビビったのかを競うことが可能です。

■熊本といえば「くまモン」

グリーンランド内にはショップがいくつか点在し、グリーンランドのおみやげはもちろん、熊本でしか買えないハローキティグッズなども販売しています。

注目すべきは「くまモングッズショップ」です。熊本が生み出したゆるキャラ「くまモン」のグッズを数多く取り扱う専門店です。取り扱う商品にはくまモンのキーホルダーや、ハローキティとのコラボ商品の靴下屋キーホルダーなどファンが喜ぶ商品があります。

熊本の定番おみやげがグリーンランド内で販売されているので、見て回るのも1つの楽しみ方です。

荒尾市に来たら食べておきたいグルメの数々

荒尾市のグルメは、バラエティ豊かです。ラーメン、お好み焼き、隣接している有明海の珍魚を使った料理など、様々あります。
その中でも、荒尾市を訪れたら食べておきたいグルメをいくつかご紹介します。

熊本に来たら「熊本ラーメン」

九州のラーメンといえばなんといっても「とんこつラーメン」です。
とんこつラーメンは福岡県久留米市で生まれました。

久留米市は福岡県南部に位置する街で、このとんこつラーメンが北部に伝わったのが「博多ラーメン」。そして南部に伝わったのが「熊本ラーメン」になるわけです。

熊本ラーメンは、チップ状の揚げにんにくやフライドガーリックなどを入れるのが特徴。豚骨のアクの強さが抑えられマイルドな味わいになっています。

麺は中太のストレート麺で、固めに茹でられています。細麺を使う久留米ラーメンや更に細い麺を使う博多ラーメンとは違った食感を生み出しています。具材は台湾風に味付けされた煮玉子やキクラゲ、チャーシュー、メンマ、刻みネギ等が使用されており、これは熊本ラーメンの発案者に台湾人がいたことから台湾の味が取り入れられることになりました。

荒尾市名物「ダゴ」

炭鉱の街の面影が残る荒尾市

みなさんは「ダゴ」をご存知でしょうか?ダゴとは福岡県大牟田市、熊本県荒尾市のみで使われるお好み焼きの呼び方です。

お好み焼きといえば大阪や広島を想像する方も多いかと思いますが、九州のお好み焼きも負けてはいません。

特に荒尾市は九州における人口あたりのお好み焼き店数は2位!隣接する大牟田市と共に九州のお好み焼きを盛り上げる街なのです。

九州のお好み焼きには厚い生地を特徴とする福岡風と、たっぷりと具材を入れる熊本風に分けられます。しかし、大牟田市と荒尾市のお好み焼きはどちらにも属せず、店舗によっては大阪風や広島風で焼きあげる店鋪があります。

ダゴで有名な「高専ダゴ」はお好み焼き・焼きそば店の「新みつや」で提供されています。新みつやは荒尾市を中心に大牟田市にも店鋪を構えています。
特徴としては小麦粉の割合が関西より多いことです。そのためすぐにお腹いっぱいになります。

素材は荒尾市、大牟田市のものを中心に使用しており、ここに訪れないと食べることができない味です。

福岡からアクセスしやすい荒尾市

他にも荒尾ジャンボ梨や有明海の珍魚などのグルメはもちろん、健康温泉、荒尾こすもすの里、江戸時代に建造された岩本橋など荒尾市には見どころが盛り沢山な街です。

福岡県と隣接していることから、福岡からのアクセスも簡単で、隣接している大牟田市も観光スポットが多いので、九州旅行で訪れてみてはいかがでしょうか。

著者:ヒラタヒロカズ

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