■太宰府天満宮へ行こう
map ⇒ 太宰府天満宮
福岡県太宰府市は福岡市から南に下った位置にある街です。
交通アクセスが簡単で、福岡市天神にある「西鉄福岡天神駅」から発車する太宰府行きの列車に乗るか、特急で「二日市駅」まで向かい、太宰府線に乗り換えれば太宰府駅に到着します。
太宰府駅の改札を出れば、そこには太宰府天満宮へと伸びる参道が伸びており、参道の両側にある太宰府天満宮商店街は観光客で賑わっています。
太宰府へ向かう列車は太宰府天満宮へ向かう観光客の他に、九州情報大学や筑紫台高等学校、筑紫女学園大学、福岡国際大学、福岡女子短期大学など、太宰府天満宮を中心に点在する学校に通学する学生達で賑わいを見せます。
太宰府天満宮へ向かう太鼓橋
太宰府天満宮の境内には心字池があり、心字池に架けられた橋を「太鼓橋」といいます。
太鼓橋を渡って、御本殿に入りますが、太鼓橋は3つの橋で作られており、渡る順序があります。
そのため、御本殿でお参りが終わった人が参道・太鼓橋を戻る際に、逆に渡ってしまうと未来から過去に戻るという意味になるので、縁起が悪いとされています。
参道に戻る際には心字池の周りに道があるので、それを使って参道に戻るようにします。
御本殿の見どころ
御本殿は太宰府天満宮のメインとなる場所です。ここで参拝をします。
ここで見ておきたいものとしては「おみくじ」があります。
このおみくじは、日本の伝統と先端技術を融合させた日本らしさを評価する「新日本様式100選」にも選ばれています。 太宰府天満宮は学問の神様「菅原道真」を祀る所なので、太宰府市近辺に住んでいる受験生が多く訪れます。御本殿にある絵馬には志望校合格を願いが書き込まれているので、これも1つの名物になっています。
観光客が少なくなる御本殿の裏側
御本殿の裏側には大きな「夫婦楠」があります。夫婦楠では、太宰府の自然に触れることができます。夫婦楠を中心に茶屋やおみやげ屋さんが広がっているので、人であふれる参道とは違ってゆったりと太宰府が楽しめます。
茶屋は山へと続く道に作られており、先に進むと「天開稲荷社」があります。
天開稲荷社は九州西湖の稲荷社といわれており、山道を約10分間あるかなければいけません。多くの人が御本殿で満足してしまうからか、山へと続く道はぐっと人通りが少なくなり、天開稲荷社を訪れる人の数は減ります。森の中にある天開稲荷社はパワースポットとして有名で、開運を願う人々や、受験シーズンともなると号機開く祈願の学生が訪れます。
日本の歴史を知る「九州国立博物館」
大宰府天満宮の境内のすぐそばに「九州国立博物館」があります。九州国立博物館は全国で4番目に作られた国立博物館で、2005年にオープンしました。
山の中に建てられたので、大宰府天満宮から九州国立博物館に行く場合には山の斜面に作られた、エスカレーターを使います。
森の中に作られた九州国立博物館は現代的な建物が印象的で、側面は全面ガラス張りになっています。日中は建物のガラスに反射して写る森が幻想的で、訪れる人を楽しませてくれます。中に入ると大自然の光が注ぎ込む巨大なエントランスが出迎えてくれます。
エントランス内には受付、ミュージアムショップ、オープンカフェがあります。見学の際には利用しておきたいところです。
境内近くにある遊園地
九州国立博物館に向かうエスカレーターの前に「だざいふ遊園地」があります。大宰府天満宮の真横にある小さな遊園地で、主に小さな子供が楽しめるアトラクションが揃えています。小さな子供を連れて参拝した際には訪れておきたいスポットです。
大宰府天満宮名物「梅ケ枝餅」
大宰府天満宮に訪れた際に食べておきたいお菓子として「梅ケ枝餅」が上げられます。
梅ケ枝餅は、太宰府駅周辺や御本殿に向かう参道などに並ぶ複数の店で販売されており、大宰府天満宮の名物となっています。
梅ケ枝餅という名がついていますが、実際に梅が入っているわけではなく、鉄板で焼かれた焼き餅で、中には餡が詰まっています。販売店によって焼き加減や作り方が異なるので、味の比較を楽しむのも良いでしょう。福岡の駅や空港などでも販売されていますが、焼きたての本場の味をぜひ、堪能してみてください。
福岡県を代表する観光スポット「太宰府」
太宰府天満宮は九州観光の定番スポットとして、修学旅行の学生や中国、韓国からの観光客でも賑わっています。
定番の参道から御本殿、九州国立博物館のルートもいいですが、ちょっと離れた場所にも名所があるので、太宰府を探索してみてはいかがでしょうか。