さあ、始めよう引越し準備
初めての引越しをスムーズに進めるには、「準備と段取り」が必要です。引越し先が決まった後に最初にやることは、日程を決めることです。この時、気をつけることは、引越しの繁忙期を避けることです。繁忙期とは、土日・祝日・3〜4月。日程選びによって費用にも差がでます。
引越し業者複数から見積もりをとり、業者の選定をしましょう。最近では、インターネットで必要事項を入力するだけで、10〜15社くらいの業者にまとめて見積もりをとることができます。入力する時間も5分程度と簡単なため、活用しない手はありません。
ここで忘れてはいけないのが、今住んでいる賃貸物件の退去日の連絡をすることです。どれくらい前に連絡が必要なのか、大家さんか不動産屋さんに連絡してみましょう。うっかり連絡を忘れてしまうと、余計な家賃が発生してしまうこともあるため、重要なことです。
チェックリストを作ろう
日程が決まると、荷造りと手続きも同時に行わなくてはいけません。学校や仕事など普段の生活を送りながら、「色んなことをやらないといけない」と考えるだけでも頭が痛くなりそうです。
そこで便利なのが、「引越しのチェックリスト」です。1か月前、1週間前、1日前、当日までにやっておく荷造りから手続きまでをリスト化します。終わったものからチェックしていくと、引越し当日にはスムーズに移動できますね
「引越しのチェックリスト」は大手引越し業者のホームページや電力会社のホームページにも掲載されています。引越しのポイントなどもまとめてあるため、参考になりますよ。自分用にアレンジしながら、チェックして進めていくと楽しく準備もできますね。
単身の引越し準備3つのポイント
ここまで大まかな引越しの準備を説明してきましたが、ここからは単身ならではの注意点を紹介していきます。実際、筆者が知り合いの引越しを手伝った時の体験談もお伝えします。
1、粗大ゴミの日を確かめよう
粗大ゴミは、普通ゴミと違って料金がかかるものもあります。しかも、回収日が決められているため予約が必要です(住んでいる地域によって差はあります)。特に、回収日が引越し当日までに間に合わなかった時は、誰かに処理をお願いするしかありません。
私の友人は、うっかり粗大ゴミ回収の予約を忘れ、そのまま普通のゴミ置き場に置いていったところ、後々敷金から料金が引かれていたそうです。「何とかなりそう」と思ってしまいそうですが、大家さんや近隣にも迷惑をかけないよう、早めに日程を確認して予約をしましょう。
2、単身だから単身パックがベストではない
単身の引越しと言えば、「単身パック」が安いと思い浮かぶでしょう。ここでは、筆者の体験談をお話しします。兄に引越しの荷出しをお願いされた時に、大変な思いをしたことがあります。引越し当日、そこには単身パックに入らない荷物がたくさんありました。
その結果、入らない荷物は翌日改めて送ることになり、追加料金を払うことに。兄は、引越し先に向かっていたため、すべての作業は筆者が行うことになり大変な思いをしました。
このようなことから、単身パックを使ってお得なのは、パックに見合った荷物量の時だけだと言えるでしょう。単身でも荷物が多い場合は他のプランも考えた方が良いでしょう。
3、やはり早めの荷造りが大切です
「単身だから、荷物が少ないから」と荷造りを気楽に考えている人が多いかもしれません。また、引越し前日から荷造りを始める人もいるかもしれません。手当たり次第、ぐちゃぐちゃに詰め込み、とりあえず終わったということも。
当日になっても荷造りが終わっていないということも起こります。この場合、追加料金をとられることもあるため、やはり荷造りは早めに終えましょう。片付けができるいい機会ととらえ、いらない物は捨てるとすっきり引越しできますよ。
できるだけ安く引越し費用を抑える5つのコツ
引越しは何かと費用がかかります。距離が遠いほど、金額も上がっていきます。できるだけ引越し費用を抑えたいと誰もが考えることでしょう。知っていると知らないとでは金額に大きな差がでることも。ここでは、引越し費用を抑える5つのコツを紹介します。
1、自分に合ったプラン選び
引越しのプランには、大きく分けると全部お任せ・一部お任せ・トラックと運転手だけお任せの3つあります。自分で行う手間や作業が少ない程、費用は高くなります。なるべく自分でできることは自分で行う方が、引越し費用を抑えることができます。
ただし、荷物の量や準備にかけられる時間なども総合的に計算して、無理のない範囲で自分に合ったプランを選びましょう。
2、繁忙期、土日・祝日以外の午後が狙い目
引越し準備でもお伝えしましたが、引越しの日にちによっても費用に差がでます。引越しの日程に余裕があるならば、繁忙期と土日・祝日を避けましょう。また、時間帯は午前が人気のため金額が上がります。時間帯によっても金額が異なるため事前に確認してみましょう。
3、見積もりは複数業者にお願いしよう
手間はかかりますが、複数の業者に下見に来てもらいましょう。荷物の量を確認してもらうことで正式な見積もり料金が提示されます。ポイントは、1社目の引越し業者が来た時に即決しないことです。「今、ここで契約すると○○円値引きします」と言われます。
ここで一度保留にして、2社目にも来てもらいましょう。そして全ての見積もりが出た時点で一番安かった業者に連絡をします。「御社とB社で迷っているところです。B社には○○なサービスもあると言われました。」と伝えるとことで下見に来た時よりも安い金額を提示してもらえるでしょう。複数社から見積もりをとると数万円の差が出ることもあります。
4、自分でできることは自分でやろう
引越し業者によっては、段ボールが無料と有料のところがあります。有料の場合は、スーパーやコンビニで貰うなど自分で用意しましょう。また、テレビなどのOA機器の設置なども別料金をとられることもあるため、自分でできることはなるべく自分でやりましょう。
ただし洗濯機の取り外し、設置は元々引越し料金に含まれています。無料で行ってもらえる範囲を、事前に引越し業者に確認しておくと安心ですね。
5、混載便を使うのも1つの手
単身の場合は、荷物が少ないため混載便を利用すると費用を安く抑えることができる可能性もあります。混載便とは、同じ方面や同じ地域に引越しする他の人の荷物と一緒に運んでもらうことです。
運送にかかる高速料金・ガソリン代・ドライバーの人件費を人数で割るため、割安感もあります。ただ、ある程度トラックが一杯にならないと出発できないため、引越しの日にちや時間帯が選べないなどの不便な点もあります。
学生で引越しをする時の注意点
引越しの料金は、荷物の量によって金額が変わります。学生の場合は、家具をこれから揃えようと考えている人も多いため、家具・家電は引越し先で購入する方が安くすむでしょう。大型家電量販店では、春には新入生用にお得な家電セットもあります。
学生の引越し時期は、引越しの時期の繁忙期に重なります。やはり、一番最優先なのは、日程の確保です。日程が決まり次第、早めに予約をとりましょう。入学式は決まっているのに、間に合わないということがないよう注意が必要です。
ライフラインの準備は大丈夫?
引越しで疲れた後は、ゆっくりとお風呂にも入りたいと思う方も多いでしょう。ここで忘れてはならないのが、ライフラインの手続きです。特にガスを使用する前には、開栓にガス会社の立ち会いが必要です。事前にスケジュール調整を自分で行わなければいけません。
忘れてしまうと、ガスが使えないため、引越し当日、水のシャワーで我慢しなければならないことも。その他、電気・水道も開始手続きを事前に済ませておきましょう。これら2つは電話やインターネットから簡単に手続きすることができます。