結婚は誰でもできる!
私は知り合いの大多数の方から「結婚などできない人間だ」と言われ続けていました。いい加減野郎で、面倒くさがり屋で、横着者。
その上、縛られることが大嫌いな自由人。だからそう言われるのも仕方ないことだと思います。
でも、そんな私でも結婚できました。
世の中そんなもんです。
婚活中の皆さん。また、結婚しようかと悩んでいる方。そして、結婚しても良いかなと思っている方・・・。
結婚なんて、本人がその気になって、やり方さえ間違えなければ、半年も活動すれば十分できるものなんです。
皆さまにはぜひ、幸せになって頂きたい、との思いから、現実的なお話をしていきたいと思います。
結婚の条件と確率のお話
よく、結婚する相手の条件をいろいろと並べる方がいらっしゃいます。お見合いサイトなどで検索すると、条件設定ができて、結構な人数が出てきます。
なので、あまり深く考える方はいないのですが、意外にそこが問題なのです。
例えば、女性が結婚相手の男性に求める条件が、以下のような項目だったとします。
(1)優しい。
(2)年収600万以上。
(3)性格が良い。
(4)背が高い。
(5)浮気しない。
(6)長男じゃない。
(7)趣味が合う。
(8)金銭感覚が合う。
(9)年齢25~35歳。
いかがでしょうか?これくらいの条件は出して当たり前でしょうか?それとも、さすがにこの条件は厳しすぎでしょうか?
では、この条件を全て満たす男性はどれくらいいるのでしょうか?
まずは、それぞれの条件の人がどれくらいいるのか、確率を大まかに考えてみましょう。
(1)優しい人。
どれくらいいますかね?データはないので、まあ、世の中の半分くらいの男性は基本的に優しいと考えましょう。つまり、優しい男性は全体の50%となります。
(2)年収600万以上。
DODAが調査した「平均年収/生涯賃金データ2014」によると、男性の年収が400~500万円未満の人は23%。500~600万円未満の人は14%。600~700万円未満の人は14%とのことです。
http://doda.jp/guide/heikin/
なので、ざっくり20%としましょう。
(3)性格が良い。
これは 難しいですね。データもありません。好みは人によって違うし。ここでは30%くらいの人が性格良いということにしておきましょう。
(4)背が高い。
日本人男性の平均身長は170cmとのこと。昔に比べて背は高くなりました。
女性が望む背が高い男性というのは170cm以上でしょうか?170~174cmの人は33.3%。176~179cmの人は18.3%。180~184cmの人は5.6%とのことです。
http://fxconsulting.jp/gyanburu/sekai/sintyo.html
これは標準に対してなので30%くらいにしておきましょう。
(5)浮気しない。
雑誌『Domani』の調査によると「ふた股交際または心移りした経験はありますか?」という問いにNOと答えた人は20%だとか。
浮気をしない男性は20%ということですね。
(6)長男じゃない。
マイナビニュースには「男子人口における長男の割合は約75%」とあります。
http://news.mynavi.jp/column/rikei/099/
これは50%としましょう
(7)趣味が合う。
これは難しいですね。でも、10人に1人くらいは合う人がいるので10%としましょう。
(8)金銭感覚が合う。
金遣いが荒いか?倹約家なのか?ということです。これも好みで分かれるものなので50%としましょう。
(9)25歳~35歳の独身男性。
国勢調査の2005年のデータによると、25歳以上30歳未満の男性未婚率は71.4%だとか。
http://zanneck.com/cat100/post_42.html
最近、初婚年齢の高齢化が進んでいるので、だいたい70%くらいです。
これで全部ですね。
さて、これら全てを満たす男性がどれくらいの確率で 存在するかを計算してみましょう。
50/100 × 20/100 × 30/100 × 30/100 × 20/100 × 50/100 × 10/100 × 50/100 × 70/100 = 0.00003
つまり・・・ 0.003% となるのです。
つまり・・・10万人に3人ということです。
具体的な例をあげると神奈川県の25歳~35歳の男性の人口は約60万人です。
確率的には、その全ての条件を満たす人は神奈川県全体で18人という狭き門なわけですね。
そして、そんな貴重な人に出会える可能性はかなり低いですね。
さらに、その人気物件の相手さんから自分が選んでもらわないといけない。という最大の課題も残ります。
相手に求める条件は3つ
では、最初の条件としては、どれくらいが適切でしょうか?出会う際の初期条件はどうしても譲れない3つくらいにしとくのが無難だと思います。
例えば、(1)優しい。(2)年収600万円以上。(3)金銭感覚が合う であれば、確率は40人に2人です。
それでも男子校の1クラスで2人くらいの確率。クラスに1人いる娘がテーマのAKBと同じような確率です。
たくさんいるという数ではないですが、比較的現実的な数字です(ということはAKBを彼女にするのは比較的現実的なのか!?あくまで条件でいえばですけどね)。
出会ってみて「どうしても譲れないこと以外は目を瞑っても良い」と思うことも良くある話です。
逆に、その条件を忘れさせてくれるくらい、魅力的な部分がある人に出会うかもしれません。
最初から門を閉ざしていたら新たな発見もないですし、スタートできませんよ。
まずは幅広く食わず嫌いしないことです。
結婚情報サイト等でこの条件でたくさんいたりしますが、 本当にそんな人がいるかどうか、この確率を思い出してみてください。
理想の相手と結婚出来る確率は?
実際にたった1人の理想の人に出会って結婚出来た人もいると思います。しかし、その確率はだいたい28万人に1人と言われています。
まあ、何と言うか、ほとんど0に近い数字ですね。
日本の人口を1億2000万人と考えると だいたい400人くらいですかね。理想の相手と結婚した人は。
日本全体でたった400人です。
結婚は妥協だとよく言われますが、この数字だけみれば、28万人のうち27万9999人は妥協していることになります。
逆に言えば、ほとんどの人は理想の相手と結婚しなくても幸せに暮らしているということです。
こだわり過ぎずにまずは色んな人と話してみてはいかがでしょうか?