デート2回目までの印象で、生涯の伴侶が決まる!
結婚相談所ganmi代表アドバイザーの三島光世です。
今回はお見合いの成功につなげるために非常に大切な“印象”の話をします。
私は結婚相談所のアドバイザーとして、これまでに多くのお見合いをプロデュースしてきました。
よく“人は第1印象が大切”と言われますよね。もちろん正しいことですが、これはあくまで一般論。私にいわせれば、男女の出会いにおいては、第1印象だけでなく、「第2印象と第3印象」まで意識すべきです。
なぜなら“結婚につながる”ことを意識した男女の出会いは、最初の数回で結果がほぼ決まるからです。特に30歳以上の男女ならば、2回まで会えば、脈アリ、ナシがわかるといっていいでしょう。
ですから、第1印象だけでなく、第2、第3と、最初の数回で集中的に、自分を印象よく見せることが不可欠なのです。
それでは、第1、第2、第3の印象とは一体何か、それぞれどこがポイントなのかをお話しましょう。
第1印象(=写真)では、女性/男性らしさをにじませる
お見合いでは、会う前にお互いの写真を交換するのが通例です。一度でもお見合いをしたことがある人ならわかると思いますが、実はこの時点で印象操作は始まっています。お見合いの成功につなげるには、どんな印象操作をするべきか。
まずは、自分の魅力を最大限に引き出す写真を用意してください。
よく、「最低限の身だしなみを整えて写真を撮ったから、自分は大丈夫」と言う人がいますが、これは大間違いです。お見合いには“奇跡の1枚”、素晴らしく写りのいい写真が必要なのです。
奇跡の一枚を目指して お見合い戦争のスタートラインに立つ
自分の会員さんの写真を撮るときには、プロのカメラマンとヘアメイクを準備します。出来上がった写真を見ると、「これは、私らしくないので変えたい…」と言う会員さん人もいます。それは違います。
そうおっしゃる方のほとんどが、地味な格好をしています。
「私らしい写真」、つまり地味な見た目そのままの写真を撮ったところで、まず申し込みは来ません。厳しいようですがこれは事実なので、私はそうお伝えしています。
世間ではまだ、結婚相談所に入れば必ず結婚できる、結婚相談所は最後の駆け込み寺…と思われているようです。しかし結婚相談所、つまりお見合い市場の中では熾烈な競争があります。これまでの人生では、自然の出会いで数人と付き合ってきた方でも、そのままの状態では、お見合いのスタートラインにすら立てない方がとても多いのです。
なぜなら、結婚を前提にしたお見合いでは、より「良いパートナー」を見つけようとする気合が違うからです。
身だしなみを整えるのはあくまで社会人としての最低限のマナーです。しかし、男女関係はそれだけでは発展しません。気持ちをどこか浮き足立たせるような、“女らしさ、男らしさ” が必要です。
相手に異性だと感じてもらえる写真を
はっきり言いましょう。結婚して夫婦になる段階で、男女は体の関係を持つわけです。それに至るプロセスの第1回が、会う前に交わすお見合い写真なのです。ただスーツを着て写ればいいものではありません。とはいえ、あからさまなセクシーさを持ち込むのは、もちろんNGです。健康的で、明るい雰囲気で、さらにちょっとした女性らしさ、男性らしさ。このような第1印象を感じさせる写真を用意しましょう。これは女性なら特に、メイクや洋服の選び方次第でかなり変わる部分です。
お見合い写真は自分だけで判断せず、周りの意見も聞きながら(異性目線を忘れずに)、あなたの最高の1枚を用意してください。
第2印象(=初対面)は、第一印象のイメージを崩さず、3D化する
先にお話したように、お見合いは写真、つまり2Dの世界から始まります。これが3Dになるのが、実際にお相手と会う段階です。待ち合わせの日時と場所を決めて、初めて会ったとき・・・これが、第2印象となるのです。
このときは、第1印象でつくった写真のイメージを崩さないようにしてください。ここで印象を変えようとしてはいけません。
「え、こんなの再現できない」奇跡の一枚に近づける努力
よくあるのが、ヘアとメイクはプロに頼んだおかげで奇跡の1枚が撮れたけれど、実際のお見合い時には自分でそれが再現できず、相手をがっかりさせて失敗・・・というケースです。これはもう、その写真に近づくよう、ひたすら頑張るしかないのです。確かにプロの腕は素晴らしいものですし、自分との落差を感じるでしょう。でも、だからといって諦めたら、相手があなたに抱く第2印象は落ちるだけです。
写真のヘアメイクが100点だとしたら、初対面時は7~8割を再現できればよいのです。
大切なのは100点に近づく努力をした、という姿勢です。「この人は、自分のために、こんなに頑張って綺麗にして来てくれたんだ…!」と相手に思わせたら、しめたものです。
声のトーンや所作まで!いろんなところをチェックされる
また、男性は意外と、声のトーンや所作についてチェックしているものです。「ルックスは良かったのだけど、実際に話したら声がすごく低かった(ハスキーだった)」
「待ち合わせのとき、がに股で歩いているのを見てゲンナリした」「歩き方がドスドスしていた…」
これらは、私がお見合い後の男性会員さんから聞いたリアルな声です。
もし、これまでに所作が荒いと指摘されたり、声が低いと自覚しているならば、日常生活から変えることを心がけてください。
あるナレーターの方が、「実は、声も努力で多少は変えられるんです」と言っていました。
「どうせ今から変えるのはムリ」と諦めている人、その時点でチャンスを逃しています。
自分をよく見せるためにできる努力は、すべてしてください。
第3印象(=2回目のデート)は、ギャップ萌えを狙い、別の顔を見せる
さて、第2印象をうまくつくれたら、次は第3印象です。これは、リアルで会う2回目のデートになります。起承転結でいえば、この段階は3番目の“転”にあたります。
ここで初めて、服装をアレンジしてみましょう。
たとえば、初対面時(第2印象)にコンサバ系のワンピースを選んだとしたら、今回は柄物やミニ丈、あるいは季節が夏場ならば浴衣にしてみるなど。
相手が「お、こういう格好もするんだな」と少し驚くくらいでかまいません。第2印象でつくった自分のイメージとは変えてみるのです。
ただし、TPOを忘れずに。2回目デートは花火に行くことになった、ただ、その前にホテルのランチにも誘われた…とします。当日、ホテルのラウンジに浴衣で現れたら、むしろ「常識がない人だ」と思われかねません。第3印象で変化をつけるのは、マイナスな印象を与えるのが目的ではなく、あくまで自分の別の面を見せることが目的です。
こういうときは、服装はあくまで上品に、ただしスカートはフリル系にするとか、メイクで変化をつけてもよいのです。アイシャドウを初回よりパーリィなタイプにしてみるとか、アイラインに変化をつけるだけでも、(相手には具体的に何を変えたかわからなくても)「前回とはちょっと感じが変わったな」と思わせることができます。
会うたびに印象に変化をつけるのは、実は相手に対するサービスでもあります。あなたが早く結婚をしたいと思っているなら、こういった自分なりの努力も、プロポーズを引き出す要因になる可能性が高いのです。
一度の出会いを一生モノの出会いにするために、“第1、第2、第3印象”の公式をぜひ生かしてください。