30代で中途半端に美人だと、「高プライド&反家庭的」と思われる
結婚相談所ganmi代表アドバイザーの三島光世です。カフェなどにいると、
「そろそろ結婚したくなってきちゃった」
「ひとりももう疲れてきたよねー」
などという声を耳にすることがあります。見るとそこには大抵、まあまあ小奇麗なアラサーの女性がいます。
でも、婚活業界に身をおく者としては、この“まあまあ”というのがとても大きな落とし穴に見えるのです。
30代結婚できない女性の秘密がここに隠されているとしか思えません。
容姿・学歴・仕事、どれをとっても“まあまあ”なアラサー女性、つまり“中途半端な美人”は、実は一番結婚が難しいのです。
というのは、そういう女性は20代の頃、“まあまあ”モテているからです。多少なりとも男性にちやほやされ、美味しいお店を開拓し、お気に入りのセレクトショップが2、3つある・・・そういった経験を積むほど、男性が結婚相手に望む第一条件のひとつ、家庭的な雰囲気から遠ざかっていきます。
そして30代になった中途半端な美人には、どこか派手さや浮わついた感じが漂っていて、結婚対象から外されていく。これが現実です。
ここまで読んで、「何言ってるの?30代でも素敵な結婚をした女の人はたくさんいるじゃない!」と言いたくなった人もいるでしょう。
もちろん、結婚を勝ち取った“中途半端な美人”もいます。しかし、それはラッキーチャンスをうまく掴んだ数少ない女性です。
仮にその女性があなたより3歳年上で、半年以内の交際期間で結婚したとします。でも今から3年後、あなたが彼女の伴侶となった人と同じようなスペックの男性と結婚できるとは限りません。むしろ、できない可能性の方が高いのです。
なぜなら、電撃スピード婚は、結婚市場ではレアケースです。そして、今の時点であなたは結婚相手と出会ってすらいないのです!
結婚相談所≠駆け込み寺! 中途半端な美人が飽和している
ではどうすればいいのでしょうか?これを読んでいるあなたが、今後婚活しようか迷っている女性なら、私はその気持ちがズバリわかります。
「結婚相談所って、どうにもこうにも結婚相手が見つからなくて、困り果てた人が最後に行くところでしょ? 私もちょっと興味はあるけど、とりあえず今はまだ飲み会も誘われるし、普通の出会いで結婚できないと決まったわけじゃない。だからプライベートでもう少し頑張りたい。どうしてもダメだったら、結婚相談所を真剣に考えよう・・・」
多くの人が結婚相談所についてこういうイメージを持っているはずです。
でも断言します。みなさん、とても大きな勘違いをしているのです。
それは、前回もお話したとおり
(前回コラム:http://ma-ritchi.com/marriage-meeting_image.html)、結婚相談所は最後の駆け込み寺ではない、ということです。
お見合い市場は実は、熾烈な競争社会です。これまでの人生で多少の恋愛経験があるとしても、いざ婚活を始めたらお見合いが組めない、つまりスタートラインにすら立てないケースはよくあります。
また、あなたのプライベートで出会いがあるとしたら、なぜ結婚に結びついていないのでしょうか。現在、具体的な結婚話が進んでいないのなら、あなたのプライベート婚活は失敗しているのです。
残酷ですが、女性は年齢とルックスで見られます
国勢調査では、35歳以上の女性未婚率推移の数字が大変厳しい結果を出しています。最新のデータでは、35~39歳以上の女性が5年後に結婚している確率は2%です。40歳以上はさらに絶望的で、1%以下になります。ですから、あなたの周りでアラフォー女性が結婚しているとしたら、それはとてもラッキーな事例です。それに、周りには言わないだけで実は結婚相談所で出会った、という場合も多いです。
私の言葉で心がえぐられるように感じるかもしれません。
しかし、あなたが結婚をすぐしたいなら、その気持ちを正直に認めたほうがいいでしょう。
なぜなら、女性の婚活は、特に30歳以上ならば1歳でも若い方がいいからです。1日でも早く婚活を始めたほうが有利なのです。
あなたがお見合いをするなかで、一人のハイスペックな男性があらわれたとします。入会してお見合いを組む段階でようやく気づかれる方が多いのですが、お見合いで女性が見られるのは、ルックスと年齢です。どうにかそれをクリアしても、そこには自分と同じような中途半端な美人がわんさかいます。
そんな中途半端な30代女子の結婚できる(選ばれる)人とできない(選ばれない)人、一体何が違うのでしょうか。
相手を受け入れる心の広さが結婚につながる
私が会員さんを見ていて感じるのは、まず、相手を許せるかどうか。あなたの心の広さにかかっている部分がとても大きいです。中途半端な美人はこれまでの人生の中で、“自分で選ぶ、自分で決める”こと、またその心地よさに慣れてしまっているのです。
相手に合わせなくても、そこそこモテてきたためですね。
しかし、お見合いは自分だけでなく、相手にも選んでもらわなければなりません。そのために必要なのは、相手を認めること、許すこと、受け入れること、そして自分の立ち位置を知るということです。
相手とまだ気心が知れていない段階だと、気持ちがすれ違うことや期待に沿ってくれないことはよく起きます。
たとえば数回デートを重ねるうちに、彼が誘った店に行ったら定休日だった・・・そういうときに思わずカチンときて文句を言う、ムッとした表情のまま固まる・・・などの態度を見せたらどうなるでしょう。
いくらあなたが話題に事欠かず、美味しいお店を知っていて、仕事で素晴らしい実績があるとしても、結婚相手として居心地が悪い女性だと思われたら、その時点でNOと言われかねません。
そこで腹が立つ気持ちはわかりますが、一旦は相手を受け入れましょう。
もし意見が食い違う部分があるとしても、真っ向から否定せず、一度は受け止めてから、穏やかに返す。
そういう人が、男性から「あなたしかいない」と選ばれて結婚するケースが多いのです。
人の気持ちは実にさまざまで難しいものです。
小さなことで腹が立つこともあるでしょう。
それでも、女性側は常に大らかでいて、男性を受け入れましょう。
そしていつも綺麗を心がけてください。
女性が結婚するために必要なことはいろいろありますが、究極的なことを言えばこの2つです。
そして大切なのは、これを続けることです。どこに誰といても、平常心でいて、この2つを忘れないでください。
これが、結婚したいすべての女性に贈る、私からのギフトです。
今年結婚するためには何をすべきか、自分にできることから初めてみましょう。