知っているようで知らないわき毛の処理法
いろいろあるわき毛のお手入れ法。あれこれ試してみたいと思いつつ、結局は、いつものやり慣れた処理で済ませていませんか。ここでは、わき毛の処理についてもっと知ってもらうために、7つのお手入れ法とその注意点をご紹介しています。
剃って処理する
気軽にできるのと、あまりお金がかからないのが、カミソリを使ったわき毛処理です。
お風呂に入ったときに、パパッと済ませているという人もいるのでは。そういう人が、気をつけないといけないのが、カミソリの保管の仕方です。
ほぼ毎日使う浴室は、湿度が高く、ジメジメしているので、カミソリを置きっぱなしにしていると、雑菌が繁殖し、カミソリ負けなどから感染症をおこす可能性があるため、注意が必要なのです。
お風呂場でカミソリを使った後は、汚れをきれいに洗い流してから、湿度の低い場所で乾燥させておく必要があります。また、消毒用のエタノールを使って滅菌しておくと、さらに安心なのでは。
抜いて処理する
わき毛を抜く処理の王道といえば、やはり毛抜きですよね。これも、かなり経済的な処理法といえます。
ただし、毛抜きによる処理には、毛根を抜いた部分がブドウ球菌に感染して炎症をおこす毛嚢炎(もうのうえん)や、わきの下の黒ずみの原因になる色素沈着などの、深刻な問題につながるため、気をつけなければいけません。
抜く処理の前後は、必ずわきの下を清潔に保つこと、また、無理に毛を引き抜くのを避けることを心がけて、肌トラブルを防ぎましょう。
除毛剤で処理する
毛のタンパク質を溶かすことで、肌の表面に出ている毛を除去する除毛剤は、クリームやジェル、フォームなどのタイプが販売されています。
安いものでは千円以内という、手ごろな値段で買えるのと、わきに塗って拭き取るだけ、という手軽さがウケて、リピート率も高いようです
毛を無理やり引き抜くような肌への負担がなく、また、毛先を鋭く剃り落すカミソリと違って、生え始めのチクチク感がないのが人気のポイント。
ただし、ひとつだけ避けることができないのが、除毛の効果によって、皮膚の表面のタンパク質も溶けてしまうということ。そのため、使用後は、除毛剤をしっかり洗い流すこと、そして、使用後は必ず、タンパク質を補うことができる保湿クリームでケアをする必要があります。
ワックスで処理する
ワックスが、わき毛全体をしっかり掴んだ状態で、毛根から一気に引き抜くのが、ワックスによる脱毛の仕組みです。脱毛を繰り返すことで、毛が細くなり、徐々に手入れがしやすくなります。
ワックスとワックスをはがすシートが別々になった製品と、あらかじめシートにワックスが塗ってある製品がありますが、効果に違いはあまりないようです。また、最近では、肌に優しいということで、砂糖やはちみつなどの自然素材を使ったワックスが増えています。
とはいえ、毛を引き抜くことでは、毛抜きと同じ。肌への負担や、感染症へのリスクがあるため、使用法をよく守って使用すること大切です。
家庭用脱毛器で処理する
最近人気なのが、エステのような脱毛の処理が、家庭でも手軽にできる脱毛器です。
1万円前後で買えるものから、5万円前後と少々値が張るものまで、製品によって値段はさまざま。
ただし、エステに何回か通うことを考えれば、高くないのかもしれません。
脱毛器は、ローラーなどに毛を巻き込んで毛を抜くものと、光やレーザーの照射によって毛根にダメージを与えて毛を抜く、2つのタイプに分かれます。
やはり、抜くタイプでは、肌への負担と痛みは避けられません。
また、光やレーザーを照射するタイプでは、黒いメラニン色素に反応して毛根にはたらきかけるのは、どちらも同じなのですが、使用感や効果に違いがあります。
光照射のタイプは、痛みが少ない反面、毛が生えてくる可能性が高いのが特徴です。
また、レーザー照射のタイプは、痛みが強く、さらに照射範囲が狭いため、一回の脱毛で何度も照射を行う必要がありますが、光照射のように何回も行う必要がないのが特徴です。
エステや脱毛サロンに通う
手頃な値段で通えるのがエステや脱毛サロンのメリットです。お試し体験を利用すれば、1回数千円で両脇の脱毛を体験することができます。
ただし、光や熱による脱毛が中心のエステ脱毛では、永久脱毛は難しく、やはり医療用のレーザーには勝てないのが現状です。また、勧誘がしつこいというイメージが強いため、エステに通うことを躊躇する人は、まだまだ多いようです。
医療機関で施術をうける
美容外科や美容皮膚科で使われている医療用レーザーによる脱毛は、毛根に与えるダメージが大きいため、脱毛の効果は最強といえるかもしれません。また、医師による施術のため、他に処理に比べて、安心感もダントツなのではないでしょうか。
ただし、効果的であれば、費用もそれなりかかるもので、1回あたり1万円ほど。4~6回の施術で完了することから、最低6万円は覚悟したほうがよいでしょう。
ちょっと値が張りますが、面倒なわき毛の処理から解放されるなら、安い値段なのかもしれません。