自由気ままな一人旅はバイクが一番かも
一人旅には、目的地を決めて旅行の数か月前から宿や交通機関を手配してスケジュール通りに動くパックツアーのようなやり方と、目的地を決めずにブラブラとあちこちを散策する風来坊のようなやり方の二種類があるといえます。
前者のやり方は誰でも出来ますが、交通機関を使う為にスケジュールを守らなければならないので自由度が低くなりがちで、お金もずいぶんと掛かってしまいます。
後者のやり方の代表格であるバイクでの一人旅では、どのような楽しみがあるのでしょうか?
時間とお金が許す限り行きたいところに行ける
バイクでの一人旅は、交通手段がセットになっている為バス・電車を利用する必要が無くなります。その為、移動時間と燃料費があればどこにでも自由に旅する事が出来ます。この自由度の高さこそが、バイクでの一人旅の大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、本州から北海道・四国・九州・沖縄に行く、またはその逆の場合にはフェリーを利用する必要が出てくる為、飛行機や列車よりも移動に時間が掛かってしまうのが難点と言えます。
野宿・キャンプ・ライダーハウスで宿代節約も
バイクツーリング中のライダーが、車体後部に荷物を積み込んで走っている姿を見かけたことのある人は多いでしょう。バイクは、公共交通機関を利用して旅行するよりも多くの荷物を持って旅行出来ます。つまり、着替えだけでなくテント・寝袋・調理器具などのキャンプ用の装備も持って行けるため、ホテルを取らなくても宿泊できるのです。
また、ツーリング中のライダーを対象にした簡易宿泊施設のライダーハウスも各地にあるため、わざわざホテルを予約しなくても低価格で宿泊できるのがバイクでの一人旅の良い所と言えます。
人との出会いや景色が楽しい
バイクはバス・電車・飛行機と違い、移動の間中ずっと自分で運転しなければならないので疲労が激しいのが難点です。しかし、同じようにバイクで旅をしている人も多いので「すれ違いざまのピースサイン」を交わしたり、並走したりといった喜びを味わえるのがバイクでの旅の魅力です。
また、バイクは機種によっては荒れ地や山道でも走破出来るため、普通のパックツアーではなかなか行けないような場所にも容易く行けて、様々な景色を楽しめるのもバイク旅の魅力の一つです。
原付でも大型でもバイク旅は出来る
「バイクで旅をする」というといわゆるナナハン、エンジンの排気量が750㏄以上ある大型バイクを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、実際のバイクでの旅には排気量は関係ありません。排気量1000㏄を越える大型バイクでも50㏄の原付でも、バイクでの一人旅は可能なのです。
バイクの排気量の違いは出せるスピードの限界や高速道路の利用などの制限に関わりますが、下道を使うなどの工夫で補う事が出来ます。