
インプラント治療でのトラブル続出!?
あごの骨に埋め込んだチタンやハイドロキシアパタイトなどの素材で作った人工歯根を土台にした人工の歯を『インプラント』と言います。
入れ歯とは違って口の中でずれてしまうこともなく、他の歯と同じように噛むことができ、見た目も自然で違和感がありません。
2007年にはインプラント治療従事者の認定制度も始まり、その治療を専門に行う歯医者さんも少しずつ増えて広く知られるようになりました。
その一方で、トラブルも続出しています。2006年からの約5年間に歯科でのインプラント治療によるトラブルがおよそ340件寄せられたんだとか。
「土台を入れてから5ヶ月経つのに、まだ炎症が治まらない」「インプラント器具が緩んで痛み、うまく噛めない」「手術後に大量出血し、治療が長引いている」などの事例が数多くあります。
インターネットや折り込み広告などを見て、食事が楽しめるようになるのなら!と、期待に胸を膨らませて治療を受ける人も多いはず。
ですが、残念ながらその期待を裏切るような事態が頻発していることも、また事実です。
インプラント治療でトラブルが起こる原因
インプラント治療の認知度が高まり人気が出るにつれて、歯医者さんの数も次第に増えていきました。
これまでインプラント治療は保険適用外でしたが、平成24年4月に“保険適用”となる発表がありました。ところが、これは誰でも保険適用で治療を受けられるというわけではなく、いくつかの条件を満たしていなければならないのです。
ほとんどが未だ自己負担のため、増える歯医者
インプラント治療を望む人の中でも、すべての条件を満たす人はそう多くはなく、実際にはまだ治療費を自己負担するケースがほとんど…というのが現状。
1本約30~40万もする高額なインプラントは、歯科医師にとって、高い利益を得られる治療法方法ですね。そのため、インプラント治療を行う歯医者さんが増加していったのです。
この状態は、経営状況の悪化へとつながっていきます。
たいした腕を持っていなくても、とりあえず治療を行って利益を得る…。
これが、悪循環の始まりになります。
患者側の見極めも重要!
もちろん、すべての歯医者さんがそういった経営難の状況にあるのではありません。
インプラントのトラブルに関する情報を見聞きし、不安を感じる人には丁寧に説明をしたうえで、満足いく治療を施しているところが多数派と言えるでしょう。
治療方針・内容の細かな説明を受け、自分が納得できれば「ぜひ治療を受けたい!」という人は大勢います。
トラブルが絶えない中でも、需要のあるインプラント治療。
歯科医師の技術向上も大事ですが、患者側が腕の良い歯医者さんを見極める目を持つことも重要になります。
『インプラント専門医であること』『症例数が多いこと』『医療設備が整っていること』などを重点的に高い技術を持った信頼できる歯医者さんを選ぶようにしましょう。クチコミサイトなどでの評判も、ある程度は参考になりますよ。
