大量の荷物抜きにしてハワイ旅行は語れない?!
ハワイ旅行というと、ほとんどのツアーの日程は1週間程度です。最短で5泊7日、スタンダードなツアーは7泊9日。そうなると、少なくても一週間分の着替えを持っていく必要があります。
ハワイ旅行のマストアイテム、水着やシュノーケリングの道具。これは外せない!というお土産。行きも帰りも荷物は想像しているよりも多くなってしまいます。年末年始やお盆シーズンにホノルル空港を訪れると、大きなスーツケースをゴロゴロと引きずる家族連れや若者グループが続々と日本からやってくる姿を目にします。
アクティビティを楽しむなら準備万端で行きたい
ハワイへのツアーは、最低でも一週間ほどの滞在になるでしょう。
そうなると、着替え、水着、サンダルや靴など5泊分。大きなスーツケースが必要です。
子どもを連れている場合は、日本とは違う環境なので、慣れている食べ物や簡単な調理道具、常備薬が必要です。まだ小さい場合にはベビーカーや、おもちゃの準備もあると思います。
どこまでも続く青い海との一体感を味わうならばサーフボード。大自然の中でゴルフを楽しむならばゴルフバック。さまざまなアクティビティを楽しむなら、どれも必要ですよね。観光名所をまわるだけでなく、さまざまな楽しみかたがあるのがハワイ旅行の良いところ。うんざりしてしまうほど荷物は多くなってしまいますが、それだけ満喫できるということです。
帰国時はお土産もプラスされ、大変なことに
ショッピングやお土産など、帰るときになぜか増えてしまう荷物。ショッピングモールで思わず買ってしまった石けんやシャンプー類、ずしりと重いです。お土産用にと箱買いしたマカデミアナッツ・チョコレート。とにかく、かさばります。
聞くところによると、「ハワイ用に」と現地で買った電気ケトルやIHコンロを持って帰る人もいるのだとか。来るときにも増して多くなってしまった荷物を、やっとのことでしまい込み、「ふう」と一息ついているあなた。
落ち着くのはまだ早いですよ。実は、ここからが勝負なのです。
空港の荷物検査で重量オーバーになったらどうする?
何が勝負かというと、空港の荷物検査。「大丈夫、液体は漏れないように厳重に包んだし、やましいモノは買ってないし!ライターも捨てるし!」と思っていてもだめですよ。
荷物の重量はOKですか?
100グラム単位で厳しくチェックされる
最終日まで大量の荷物を抱えていると良いことはありません。
100グラム単位まで厳しく荷物の量をチェックされ、超過しているととんでもないことに。
法外な超過料金やその場で破棄することを要求されてしまいます。では、規定量を超えてしまったら、どうすればよいのでしょうか。解決策は2つ。捨てるか、高額の超過料金を支払うか。せっかく買ったお土産や、楽しい思い出のつまった品々を破棄するのはどうしても避けたい事態です。
荷物の超過料金いくら払うの?
デルタ航空では荷物が1つ超過するごとに200ドルの超過料金がかかります。たとえば3つ超過してしまった場合には7万円近くもの料金に。2015年7月現在、エコノミークラスを利用する場合の荷物預け入れ(手荷物)の許容量、そして超過料金はこの通りです。
ANA(全日空)の場合
2個まで無料、重量はそれぞれ23kgまで。
超過料金は、1個あたり20,000円。重量の超過は32kgまで6,000円、45kgまで20,000円。
JAL(日本航空)の場合
2個まで無料、重量はそれぞれ23kgまで。
個数の超過は、1個あたり20,000円。重量の超過は32kgまで10,000円、45kgまで60,000円。
その荷物、先に日本へ送ってしまいましょう
自分ひとりでは持ちきれないほどの荷物になってしまいそうなときに活用したいものがあります。それは宅配便。いわずとも知れた、荷物を自宅まで送ってくれるサービスです。
旅行が最終日に近くなってくると、「これはもう使わないだろうな」というものが出てきます。そのような「かさばり要員」は早めに日本へ帰してしまってはいかがでしょう。
重量オーバーの心配が要らなくなるだけでなく、最終日の大変な荷造りの手間が省けるというメリットも。飛行機の出発時刻までバッチリ遊べます。
どうやって日本へ荷物を送る?料金は?
海外で宅配便を利用するにあたって、心配な点がひとつ。無事にちゃんと家まで送り届けてくれるのか。荷物は軽くなったけど、ハラハラしてしまって心から楽しめない・・・なんてことになってしまったら本末転倒です。
日本でおなじみの宅配便「クロネコヤマト」と、アメリカの郵便「USPS」を利用する方法を紹介します。
郵便USPSを利用して送る方法
USPSは「United States Postal Service」の略称。アメリカ合衆国公営の郵便サービスです。アメリカ国内の郵便局から国際小包を発送すると、日本では日本郵便が「ゆうパック」と同じように自宅まで配送してくれます。
荷物の追跡、そして紛失時の補償がされる「Global Express Guaranteed (GXG)」(グローバル・エクスプレス・ギャランティード)という郵送サービスを利用します。ただし英語のみ。日本語は通じません。
USPS料金表
下に料金例を示しましたが、詳細は公式サイトから検索が可能です。届け先のほか、荷物の形状、重量、大きさを入力すると料金が表示されます。
USPS公式サイト(英語) http://ircalc.usps.com/
サーフボード
長さ160cm、高さ60cm、幅30cmのサーフボードを送る場合、207ドル。
スーツケース・おみやげ
3辺の長さの合計が160cmの荷物の場合、330ドル。
郵便局へのアクセス・営業時間
アクセス
USPS アラモアナショッピングセンター内1階
1450 Ala Moana Blvd, STE1006 Honolulu, Hawaii 96814-4688
営業時間 平日8:30~17:00、土曜日8:30~16:15
クロネコヤマトを利用して送る方法
日本でおなじみの「クロネコヤマト」は、ここハワイにもあります。ハワイでは「Yamato Transport USA」(ヤマト・トランスポート・USA)という名前。US POSTALとは違い、日本語が通じる点がやはり安心です。
営業所はオアフ島の中心、Aiea(アイエア)にあります。ワイキキからは離れています。営業所へ持ち込むこともできます。ワイキキ地区からはレンタカーで25分ほど。
私のおすすめ利用法はホテルでの集荷依頼。フロントに依頼、もしくは自ら営業所へ電話をします。集荷に特別な料金がかかることはありません。有料で、段ボール箱やガムテープなどの梱包資材も届けてくれます。
Yamato Transport USA料金表
下に料金例を示しましたが、詳細は公式サイトから検索が可能です。
ヤマト・トランスポート公式サイト(日本語)http://yamatoamerica.com/send/index.aspx
ゴルフバック・サーフボード
「オーバーサイズ宅急便」を利用します。30kgまで180ドル、50kgまで270ドル。
おみやげ
「つめ放題パック」がおすすめです。指定の段ボール箱を買い、荷物をつめて発送します。
Sサイズ 50ドル、Mサイズ80ドル、Lサイズ100ドル。重量は全てのサイズ一律25kgまで。
Yamato Transport USAへのアクセス・営業時間
アクセス
ヤマト・トランスポート ホノルル支店
99-150A Koaha Place, Aiea, Hawaii 96701
営業時間 平日9:00~18:00
ワイキキ地区に限り、営業所窓口の閉店後 22:00までの集荷が可能です。
荷物を軽くして、最終日までストレスフリーな旅行を
海外ではなじみのない宅配便ですが、国内旅行では宿泊先から荷物を発送した経験がある人もいると思います。利用方法は同じなのです。
荷物が少なくなると身軽になり、元気いっぱいに。最終日まで、ぞんぶんにハワイを遊びつくせます。
しかも、超過料金の心配も要らなくなるのですから、宅配便を使わない手はありません。思いがけず荷物が増えてしまったときは、ぜひ、この方法を思い出してください。