【インプラント治療】ブリッジにする前に考えるべき選択肢|トピックスファロー

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2012年4月26日
【インプラント治療】ブリッジにする前に考えるべき選択肢

歯を失った場合の治療法には、ブリッジ以外にもインプラントという治療方法があります。メリットの多い治療法ではありますが、費用や時間がかかるなどのデメリットもあります。ブリッジは他の歯に負担をかけてしまいますから、長い目でみて考える必要があるでしょう。

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インプラントとはどんな治療法?

インプラントとは、簡単に言うと、歯を抜いたところに人工の歯を植えつける治療法です。あごの骨に人工の歯根を埋め込み、新しい歯を作るのです。

治療方法だけを聞くと、なんだか怖いような気がするかもしれませんね…。インプラント治療は、一般的な歯科治療とは違って外科治療を伴います。インプラントは手術が必要となるのです。

インプラント手術とは?

インプラント手術は、大まかに説明すると次のような流れで行ないます。(2回法手術)

  1. 部分麻酔をする
  2. 歯肉を切開して、あごの骨に穴を開ける
  3. 人工歯根を埋め込み、歯肉をかぶせて縫合する
  4. ↓ あごの骨がくっついたら再手術を行ないます。

  5. 部分麻酔をする
  6. 歯肉を切開し、埋め込んだ人工歯根に(人工歯根と人工歯をつなぐ)アパットメントを取り付ける
  7. 人工歯をアパットメントにとりつける

インプラントとブリッジはどう違う?

インプラントもブリッジも審美性は高いのですが、見た目ではわからない違いがあります。(ブリッジの場合は、使う素材によって審美性に優れない場合もあります。)

インプラント治療のメリットには、次のようなものがあります。

  • 噛む力が自分の歯に近い
    自分の歯の咀嚼力の80%を回復できるとされています。ブリッジも自分の歯に近い感覚で噛むことができますが、インプラントほど咀嚼力を回復させることはできません。
  • 他の歯に負担をかけない
    インプラントは他の歯に負担をかけることなく、失った歯を補うことができます。
    ブリッジを行なうためには、両サイドの歯がどんなに健康であっても削る必要があります。また、両サイドの歯で支えているため、支えている歯に大きな負担をかけてしまいます。
  • 手入れしやすい
    自分の歯と同様に手入れできるため、手入れができないことによって口の中が不衛生になるということはありません。
    しかし、ブリッジには、隙間部分が手入れしにくいというデメリットがあります。

また、ブリッジのメリットには次のようなものがあります。

  • 治療期間が短くて済む
    ブリッジは、治療期間が長くかからないというメリットがあります。しかし、インプラント治療は数ヶ月かかってしまいます。
  • 費用が安い
    ブリッジは保険が適応となりますから、治療費が安いというメリットがあります。使う材料によって保険外となる場合もありますが、インプラントほどの費用はかかりません。
    インプラント治療は、1本30万円程度かかってしまいます。
  • 体への負担が少ない
    体への負担が大きいインプラントに比べて、ブリッジは手術しなくても良く、体への負担が少ないというメリットがあります。
    治療法を選ぶ際に、手術の有無を重視する人も多いです。

歯を失ったままにしておくと…

歯を抜いてそのまま放置してしまうと、咀嚼による刺激がその部分にかからなくなってしまいますから、骨や歯茎がやせる原因になってしまいます。

また、うまく噛めないというデメリットもありますし、下の歯を抜いた場合には、噛み合う歯がなくなってしまうのですから、上の歯が落ちてきてしまうというデメリットもあります。
たった1本の歯でも、噛み合わせに大きく影響してくるんです。

歯を抜くことになったら、歯科医と十分相談して、その後どのような治療を行なっていくのか決める必要があるでしょう。とりあえずブリッジにして… と安易に決めると、両サイドの歯に負担をかけ、それらの歯を失うことにもつながりかねません。
しかし、インプラントはお金も時間もかかる治療法ですから、どんなにメリットが多くても迷ってしまいますよね…。
インプラントとブリッジ、双方のメリット・デメリットを考慮して治療方法を決める必要があるでしょう。

著者:佐久間和夫

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WEBライターです。型にはまらず様々な情報を発信していきます。好きなものは酒、おつまみ、自転車。