ネイリストの仕事
ネイリストはお客様の要望に合わせ、ネイルケア・ネイルアート・エクステンションと爪のケアの他、手足のマッサージなどを行っていく仕事です。近年はネイルの種類も数多く
ネイリストとして働くには、必ずしも資格が必要というわけではありません。しかし、ネイリストとしての技術を身に付けるためにも、そして働いていく上でお客様から信頼を得るためには、ぜひ資格を取っておきたいところです。
実際、必要ないとはいえ、ネイリストの資格取得を求めているサロンも数多く存在します。ネイリストとして働くために、ぜひ取得しましょう。
ネイリスト資格の種類
ネイルに関する資格の中に、公的なものはありません。民間資格の中では、以下の2つの資格が有名・人気な資格となります。
JNEネイリスト技能検定(主催団体:日本ネイリスト検定試験センター)
ネイリスト技能検定には1級から3級までの3段階があり、実技だけでなく爪の生理学など、専門知識に関する筆記試験も行い、ネイリストとしてのスキルを計ります。
試験レベル
1級 ・・・ トップレベルのネイリストとして必要な総合的技術・知識。
2級 ・・・ サロンワークで通用するネイルケアやリペア、ネイルアートに関する技術・知識。
3級 ・・・ ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア・ネイルアートの技術・知識。
受験資格・受験料
1級 ・・・ ネイリスト技能検定2級取得者 、 10,000円
2級 ・・・ ネイリスト技能検定3級取得者 、 8,000円
3級 ・・・ 義務教育修了者 、 6,000円
合格率(累計)
1級 ・・・ 37.72%(30,747/81,514)
2級 ・・・ 40.37%(70、357/174、297)
3級 ・・・ 87.67%(235、706/206、647)
合計 ・・・ 62.61%(491,517/307,751%)
このJNEネイリスト技能検定は、複数あるネイリスト系資格の中でも認知度の高いものですので、ぜひ取得しておきたいところです。
3級はあくまで基本的な技術を測る試験ですので、合格率も高めとなっています。ネイリストとして働くなら、最低でも2級、できるなら1級を取得したいところです。
INAネイルスペシャリスト技能検定(主催団体:NPO法人インターナショナルネイルアソシエーション)
試験レベル
A級 ・・・ 学生・初心者を対象とした試験。ネイルケア、カラーリング(マット赤) など。
SA級 ・・・ 学生・初心者を対象とした試験。ネイルケア、チップオーバーレイ、カラーリング(パールホワイト)など。
PA/AA/AAA級 ・・・ プロを対象とした試験。ネイルケアネイルチップ、スカルプチュア(クリア・フレンチ)、カラーリング(マット赤・ホワイトパール)など。
受験資格・受験料
A級 ・・・ 特になし(理美容専門学校生・ネイルスクール生対象) 、 10,500円
SA級 ・・・ 特になし(学生・ネイリスト対象) 、 12,600円
PA/AA/AAA級 ・・・ 特になし(ネイリスト対象) 、15,750円
合格率
非公表
インターナショナルネイルアソシエーション(I-NAIL-A)が実施している民間資格。爪の美容と健康のための手入れや、つけ爪施術など、ネイリストとしてのスキル・知識を測定します。ネイル関連の仕事をするなら、この資格か、上記のJNEネイリスト技能検定の資格の両方、もしくはどちらかを持っていた方が用意でしょう。また、こちらの資格は、高齢者福祉施設に出張してネイルサービスを行う会員をサポートしています。
勉強するためには
ネイリストの試験には実技試験があるため、実践スキルを磨く必要があります。ですので、1番良いのはネイルスクールや養成講座で学ぶことです。
ネイルスクールではネイルケアの基本から、カラー・アート・ジェルネイルの施術法、3Dアートなど応用テクニックまで学ぶことが出来ます。就職を考えるなら、就職サポートが充実している所や、ネイルサロンを併設している所を見つけると良いでしょう。
ネイル スクール・教室・学校 | ケイコとマナブ.net
また、ネイリスト資格に関する通信講座も充実しています。通信講座は用具付きのコースを受講することが出来るので、スクールに通う時間がない人や、いきなりスクールはちょっと恥ずかしい…という方にオススメです。また、用具を持っている人向けのコースもありますので、経験者の方にもオススメ。その場合は費用が通常よりも安く抑えることが出来ますよ。