転職が有利になるとは限らない?!資格取得で注意すべきこと|トピックスファロー

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2012年10月30日
転職が有利になるとは限らない?!資格取得で注意すべきこと

転職のために、資格取得を考えている人も多いでしょう。面接の時に持っていると有利に進むと思っていたものがそうじゃなかったら・・・?ここでは、資格取得の必要性や注意点などを紹介していますので、転職を検討している人はぜひチェックしてください。

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資格取得すれば本当に転職に有利?

スキルアップや今までとは違う世界に飛び込んでみたいなど、様々な理由から転職を検討する人も多くいます。その際に、転職活動の準備として、多くの人がやっていることの一つが資格取得ではないでしょうか。例えば経理職に就きたいから「簿記」とか、不動産業に転職したいから「宅建主任者」とか・・・。

けれど、自分が望む職業への転職が有利になると思っている資格取得が、本当はそうじゃなかったとしたら・・・?毎日仕事と勉強を両立して頑張っている、その努力が無駄にならないように、注意しなければいけないことがあります。

その資格、本当に今必要?

税理士や社会保険労務士などのように、その資格を持っていなければ、特定の業務を行うことができないものを「業務独占資格」と言います。この業務独占資格が必要な職業への転職を考えている場合は、資格取得すると有利になるというよりも、資格保有者でなければ、転職活動がスムーズに進まないことになってしまいますね。

一方で企業によっては、入社からアシスタントなどとして働きながら、資格取得を目指せばOKというところも少なくありません。また、資格よりも実務経験を重視する企業もあります。なので、本当に今、資格が必要なのかを今一度考えてみましょう。

転職活動がうまくいかない原因は、資格かも!?

「もう何社面接を受けたか、分からない・・・」

どうしても転職活動がうまくいかない人は、もしかしたら自分の持っている資格が原因かもしれませんよ。
強みだと思っていた資格が、時には弱点になり得るということを頭に入れておきましょう。

資格ばかりをアピールする

面接時に、資格のことばかりアピールしていませんか?希望する企業で働くために頑張って取った資格。
その点をたくさんアピールしたい気持ちは分かりますが、“即戦力”を求めている企業では、資格取得していても・・・ということになるわけです。転職の面接では、資格と今までの業務経験アピールのバランスが大事ということを忘れずに!

資格取得が目的になってしまう

今やっている仕事と資格取得を両立しようとすると、出てくるのは“勉強時間がない(または足りない)”という悩み。大切な睡眠時間を削ってまで、勉強時間を確保しようとする人がいますが、資格取得が通過点ということを忘れないでくださいね。それは目的になってはいけません。あくまでも最終目的は、希望の企業で働くこと。そのために、何をすべきかをよく考えましょう。

資格取得のときに気をつけること

転職に有利と考えて、資格取得を目指す際に気をつけなければならないことを挙げてみます。
ぜひ参考にしてくださいね!

何のための資格かを確認!

『その資格、本当に今必要?』で述べているような、取った資格がそのまま仕事に結びつく職業は、だいたい決まっています。自分が取ろうとしているのは何のための資格なのか、本当に必要なのかをしっかりと確認してから、勉強を始めるようにしましょう。

基本的には実務経験重視!

資格を持っていることが必須の場合は別ですが、そうでなければ実務経験を重視することが多いです。
実務経験を補うという形で、資格についてもアピールできると良いですね。
ただ、違う分野へキャリアチェンジする場合は、“仕事上で必要な知識の習得”と“ヤル気を見せる”という意味で資格取得が大きなアピールポイントとなるでしょう。

タイミングが大事!

資格取得と転職のタイミングが合っているかどうかも、重要なポイントです。
資格によっては、試験回数が年に1回しかないものもあります。タイミングを逃すと、転職の機会もズルズルと先延ばしになってしまうことも・・・。転職の時期を決めているなら、少し期間に余裕を持って勉強し始めることをお勧めします。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。