お礼は「誰に」「いくら」渡せばよい?
結婚式の準備といえば、式場選びや出席いただく方のリストアップ、衣装合わせに式場スタッフとの打ち合わせなど、かなりのボリュームがあります。ひとつひとつ準備を進め、いよいよ最終段階はお手伝いいただく方へのお礼の準備となります。一言にお礼といっても、いったい「誰に」「いくら」お渡しするのが正しいのでしょうか。事前にしっかり確認し、結婚式をサポートしてくださる皆さんに粗相がないようにしましょう。
謝礼のタイプ
感謝の意を込めてお渡しするものについて、「心づけ」、「お礼」、「お車代」、「お返し」があります。これらは何が違うのか見ていきましょう。心づけ
会場のスタッフさんやカメラマンさん、ヘアメイクさん、運転手さんなどの結婚式に携わって下さった方々にお渡しする謝礼のことを指します。 お礼
受付や司会などをしてくれた友人に対してお渡しする謝礼のことを指します。 お車代
主賓として出席いただいた方や遠方から来ていただいた方に対してお渡しする謝礼のことを指します。 お返し
結婚式に招待しなかったが、お祝いをくれた方に「内祝い」という形でお渡しする謝礼のことを指します。
会場のスタッフさんやカメラマンさん、ヘアメイクさん、運転手さんなどの結婚式に携わって下さった方々にお渡しする謝礼のことを指します。 お礼
受付や司会などをしてくれた友人に対してお渡しする謝礼のことを指します。 お車代
主賓として出席いただいた方や遠方から来ていただいた方に対してお渡しする謝礼のことを指します。 お返し
結婚式に招待しなかったが、お祝いをくれた方に「内祝い」という形でお渡しする謝礼のことを指します。
謝礼には上で挙げたように4つのタイプが存在します。その中で、今回はお礼について説明していきます。
お礼の一般的なマナー
当人同士のやり取りで何もしない、ということも有りますが、司会や受付をお願した友人に対して感謝の意を込めてお礼を渡すことが一般的なマナーとなっています。友人が何もいらないと断ってきたとしても、そこは引き下がらずにお礼を渡すようにしましょう。
労力や手間を考慮して失礼のないよう、事前に金額や誰から渡すかなどをまとめておくと良いでしょう。
司会者へのお礼
より良い結婚式にする為に事前打ち合わせや準備に時間を要し、結婚式当日は食事をとる時間も披露宴を楽しむ余裕もあまりないので、それなりのお礼を包んで渡すことが礼儀となります。渡すタイミング
結婚式当日の披露宴が始まる前や、披露宴後にお礼の言葉を添えて目立たないようにそっと渡す。
金額の相場
基本的にはご祝儀はいただかず2~3万円が相場だが、せっかくご用意いただいたご祝儀を遠慮されてしまうというのは、気持ちの良いものではありません。その場合は、きちんと受け取り、ご祝儀に2~3万円を上乗せします。
表書き
『御礼』や『寿』
贈り元
両家の名字を並列(右側に新郎、左側に新婦の苗字を記す)
熨斗水引
紅白の水引、結び切り、熨斗あり
結婚式当日の披露宴が始まる前や、披露宴後にお礼の言葉を添えて目立たないようにそっと渡す。
金額の相場
基本的にはご祝儀はいただかず2~3万円が相場だが、せっかくご用意いただいたご祝儀を遠慮されてしまうというのは、気持ちの良いものではありません。その場合は、きちんと受け取り、ご祝儀に2~3万円を上乗せします。
表書き
『御礼』や『寿』
贈り元
両家の名字を並列(右側に新郎、左側に新婦の苗字を記す)
熨斗水引
紅白の水引、結び切り、熨斗あり
受付へのお礼
当日、早めに来てもらってスタッフさんと打合せをしてもらったり、ご祝儀の保管や招待客への対応は大変な作業となるため、お礼を渡しましょう。タイミング
受付が始まる前に、頼んだ側の親からお礼の言葉を添えて目立たないようにそっと渡す。
金額の相場
3,000~5,000円が相場となります。
表書き
『御礼』や『寿』
贈り元
招待した側の名字
熨斗水引
紅白の水引、結び切り、熨斗あり
受付が始まる前に、頼んだ側の親からお礼の言葉を添えて目立たないようにそっと渡す。
金額の相場
3,000~5,000円が相場となります。
表書き
『御礼』や『寿』
贈り元
招待した側の名字
熨斗水引
紅白の水引、結び切り、熨斗あり
※基本的には自分たちからお渡しするわけではないので、一言感謝の気持ちを込めたメッセージを用意しておくと、さらに感謝の気持ちを伝えることができます。
事前準備
渡す人のリストを作りましょう。名前、金額、費用を負担する人、誰がいつ渡すかなどの項目を作っておくと、忙しい結婚式当日で慌てずにお渡しすることができます。また、使うお札は折る折らないに関わらず、銀行や郵便局の窓口へ行って新札に替えてもらいましょう。
御祝儀袋やポチ袋は、中身の金額に相応しい御祝儀袋を用意し、「袋だけ立派」と言う事にならないよう気を付けましょう。そして表書きは毛筆か筆ペンで書きます。
御祝儀袋のマナー
御祝儀袋と一言で言っても、種類がいくつかあります。間違った御祝儀袋を選んで失礼のないよう、事前に御祝儀袋のマナーを確認しておきましょう。結婚式に用いる御祝儀袋
結婚に用いる御祝儀袋は、「のし」付きで、一度きりを表わすように一度結んだらほどけない「結び切り」が常識となっており、御祝儀袋にかける「水引」は、一般の祝い事が5本に対し、慶びが重なるようにと10本が正式となります。間違っても、「のし」なしや、何度も結び直せる「蝶結び」の御祝儀袋を使わないように注意しましょう。また、御祝儀袋を選ぶ際には包む金額や相手に応じて、失礼のないようにすることもポイントとなってきます
御祝儀袋を選ぶ際のポイント
包まれている金額が少ないのに御祝儀袋が豪華、または包まれている金額が多いのに御祝儀袋が簡素というのはマナー違反となります。下記に、金額に応じた御祝儀袋の選び方のポイントを挙げるので御祝儀袋を選ぶ際に参考にしてください。金額が1万円以下程度はポチ袋を選びましょう。
金額が1~2万円は、金銀の水引をあわじ結びにした基本のタイプを選びましょう。
金額が2~3万円程度は、金銀の水引に少し装飾が加わったタイプを選びましょう。
金額が5万円程度なら、水引に華やかな装飾が加わり、上質なわしが使われているタイプを選びましょう。
金額が1~2万円は、金銀の水引をあわじ結びにした基本のタイプを選びましょう。
金額が2~3万円程度は、金銀の水引に少し装飾が加わったタイプを選びましょう。
金額が5万円程度なら、水引に華やかな装飾が加わり、上質なわしが使われているタイプを選びましょう。
最後に
少しでも参考になりましたでしょうか。受付や司会など、友人の協力なしには結婚式は成り立ちません。善意で引き受けてくれたとしても、お礼には「幸せのおすそわけ」という意味もあるので出来る限りお渡しするようにしましょう。今回ご紹介したお礼の金額はあくまでも相場であり目安なので、2人の気持ちで金額を決めて下さい。