生保一般過程試験とは
生保一般過程試験というのは生保募集員試験とも呼ばれ、生命保険協会が行っている生命保険に関わる仕事をする際には必須の資格です。そのため生命保険会社に勤める人だけではなく、保険会社から独立した代理店や生命保険を扱う金融会社に勤務する人は取得しなければいけません。
一般過程の他には専門課程、応用過程、大学課程とスキルにより段階があるのですが、その最初の資格にあたるのがこの一般過程というもの。そのため内容は生命保険の商品や募集、販売の基礎的なものとなっています。難易度はというと基礎的な知識がメインの試験となっているためにそこまで難しいものではありません。
合格率も高く、ある程度の予習をしておけば誰でも簡単に合格することができるものです。しかしそれでも不安に感じる人も多いかと思いますし、やるなら一発で合格したいと考える人もいると思います。今回はどのような出題の形式や問題の傾向など一発合格のポイントとなるものを挙げてみました。
合格のポイント
■最も重要なのは過去問題
生保一般過程試験の一番のポイントとなるのが過去問題です。実はこの過去問題からの出題がとても多いといわれています。そのためテキストを読み込むよりも過去問題をどんどんと解いていく方が効果的な勉強法といえるでしょう。過去問題を解いていく中で見つかった自分の苦手な部分、頭に入っていない部分をテキストで復習するというのが合格への近道になります。
過去問題を集めたサイトもありますのでそれを見て傾向を探り、試験の対策をたてましょう。そのサイトによれば、過去問題と同じような問題が出題されるというレベルではなく、過去問題がそっくりそのまま出題されることも多いのだそうです。これを聞くと過去問題を無視することはできないですね。
■暗記するのではなく理解する
次のポイントは暗記するのではなく理解するということ。理解さえしていれば問題は難しいものではないといいます。生命保険、保険会社の基礎知識と保険契約時の実務について理解していれば、問題をじっくりと読めば答えは常識的なものばかりだと思います。理解するということは今回の試験だけではなく、実際に保険に関する仕事をする際に絶対必要なことだと思います。暗記するという意識はなくし今後のためにも理解するように心がけましょう。
■無駄な部分は捨てる
効率よく勉強するためのポイントは、無駄な部分は捨てるということです。生命保険の中には死亡保険金額や解約返戻金、満期保険金の額が変動する変額保険というものがあります。しかしこの一般過程試験では出題されない範囲となっています。もちろん大事な知識ではあるのですが、今回の試験に向けて効率よく短時間で勉強したいという場合は容赦なくスルーしましょう。
どんな試験でも点数を取れる勉強というのは、出題されるものの的を絞れるかどうかが鍵となるのだと思います。出ない部分を知るというのも試験に合格する技術として効果的なのかもしれません。
■解く順番
試験は緊張してしまいどうしてもあせってしまうという人にちょっとしたポイントを紹介します。
全20問で構成されている一般過程試験
16問目から20問目の5問は前半の問題よりも配点が高くなっています。そのためまず最初にその5問から念入りに解くようにする、といったやり方もあります。それから少し落ち着いた気持ちで前半に取り掛かかれば、緊張に弱い人もより高い点数に繋がるのではないでしょうか。
このように過去の問題を参考にして自分の苦手な部分、うっかりミスしがちな部分を知ってそこに重点を置くことでミスを少なくすることも、一発合格への近道だといえるでしょう。
しっかりと予習して臨みましょう
生保一般過程試験というのは入学試験や入社試験のように人を絞る試験ではありません。基礎的な知識があることを確認するものです。テキストの範囲は広いし専門用語多いし、勉強しようとしてもうんざりしてしまった人も少なくないかもしれません。
しかし上のポイントを読めば、多少は気持ちが楽になったのではないかと思います。合格率は80パーセント以上ですが、実際に何度も落ちたという人もいると聞きます。油断は禁物。甘く考え軽い気持ちで受けずに、しっかりと予習して臨んでみてください。それが今後の仕事への自信へと繋がってくるのだと思います。