もはや定番?結婚式での親へのプレゼントはテディベア!|トピックスファロー

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2015年6月19日
もはや定番?結婚式での親へのプレゼントはテディベア!

これまで育ててくれたご両親に感謝の気持ちを伝えるには、心のこもった手紙とテディベアがおすすめです。生まれた時の体重と同じ体格のテディベアをプレゼントすることで、本当に大きくなったものだと実感していただけること間違いなしです!

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鬼瓦の父親も無条件で感涙!?結婚式での親へのプレゼントあれこれ

結婚式の親へのプレゼントには様々なものがありますが、流行り廃りなく根強い人気を保っているのが新郎・新婦の出生した時と全く同じ身長・体重のテディベアです。このテディベアがまた、泣かせてくれるんですよ。普段はいかめしい鬼瓦の父ちゃんも思わずグスン、と鼻をすすったりします。 テディベア

また、はたから見ていて、3000グラム・50センチくらいの平均的な大きさのテディベアだなあと思ってたら、あれ?何だか妙に頭が長く、ちょっと一般的な頭の形をしていないテディベアがいたりしたことがありました。

そこでスピーチにここぞと耳を澄ましていたら、お産が難産で吸引分娩をしたため、新生児の頃は頭が伸びていたのを忠実に再現してもらったのだ、ということだったのです。これだけでもう、十分に涙の出るエピソードのテディベアですね。

それから、ある結婚披露宴では、どうかしたら片手に乗せられるくらいの小さな小さなテディベア・・・皆さんもうお分かりですよね。超・極小未熟児だったということでした。

NICU(新生児集中治療室)でも脳内出血したりは日常茶飯事、そこでは毎日生きるか死ぬかの瀬戸際で、ご両親は絶望のふちに何度も何度も、数え切れないくらい立たされたということです。

ちなみにこの極小テディベアの送り主は新婦、つまり私の友達です。この友達のスピーチがまた会場を涙のうずに巻き込みました。どういうことかというと、友達がNICUで、これまでになかった危篤状態におちいった時、お母様がショックのあまり自分を責め、

「この子が死ぬくらいやったら私が死んでしまえばいいんや!」と言いのこし、家の近所にある断崖絶壁に行き、飛び降り自殺を試みようとしたそうです。しかし、すんでのところで、お母様を探し回ってた親戚の人に助けられたことがあったそうです。

結果、お母様はその親戚のおじさんに平手打ちをくらいました。「赤ん坊があんな小さい体で今、一生懸命戦ってるのに、お前が死んでどうするんじゃ!母親やろ!しっかりせい!」スピーチもこのくだりでもうみんなダメです。

涙で顔をぐしゃぐしゃにして、お出かけ用の濃いめのメイクも全部流れ落ちてパー。お母様も友達もぼろぼろ涙をこぼしています。

「でもおかげで私は大きく成長することができました」という友達のセリフで、それまでのすすり泣く声から一転、会場はいっきに笑い声が上がったのです。

それは、現在の友達の体格は163センチ、85キロ。女関取とでも言いたくなるような、何ともたくましい体に成長しているからです。ここら辺はなかなかどうして、ツボを押さえた立派なスピーチだと思いますね。

赤ちゃん

という訳で、会場中が泣いたり笑ったり、大忙しの結婚披露宴でした。小さな小さなテディベアを極小未熟児だった娘から受け取ったお父様、お母様は、「滅菌済みの手袋と帽子がないと受け取られへんわ!」「ホンマや、白衣もなあ!」

とこれまた、半分は、思わず当時を振り返って出た本心なんでしょうが、そんなことを言って会場中の笑いを誘いました。この友達の結婚披露宴が私が今まで出席した結婚披露宴の中で一番印象に残っています。

そしてこの友達は、そののち4000グラム、続いて4100グラムの元気な赤ちゃんを立て続けに出産、ご両親におじいちゃん、おばあちゃんになってもらいました。ご両親の孫自慢に、会うたびいつも付き合わされる私ですが、一言で言って、とても幸せそうですね。

孫自慢では私の両親もスゴイですが、あやかってるのでしょうかね。そんな親ばかならぬ祖父母ばかっぷりも見事なお二人ですが、可愛い可愛い孫にも、あの極小テディベアだけはおもちゃにさせないで、抱っこさせるだけにとどめてますよ。 結婚式両親

それも見守ってる目の前でだけ、という徹底ぶりです。やっぱり月日がどれほどたっても色あせないのが育児ですからね。お母様いわく、お客さんやお友達が訪ねてきたら必ずと言っていいほどその極小テディベアが話題に上がるのだそうです。

そうして必ずみんなが、「抱っこさせて!」とその極小テディベアを抱っこして、「うちで食べてる鳥の丸より軽いやんか!」などと、みんなして驚きを隠せないのだそうです。そして、友達のお母様に敬意の念を払うそうです。

「あんた、よくあんなに大きく育てたね!」と、尊敬のまなざしで見られるそうです。結婚式での親へのプレゼントは、このようにいつまでも様々なメリットをもたらしてくれます。

他にも親へのプレゼントとしては、生まれ年のワインとか、他にも色々ありますが、個人的にはテディベアが断然お勧めですね。

赤ちゃんの服を着せかえして楽しむこともできます。何より、いつでも思い出話に花を咲かせることができますからね。こういうことを親にさせるのも立派な親孝行のうちですよ。

著者:林くらら

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初めまして!林くららと申します。どうぞ以後お見知りおきをお願いいたします。ライティングはオールジャンルで精一杯頑張りたいとは思いますが、基本的にはサブカルチャーに特化しています。その中でも特に80年代後半から90年代頭の音楽バンドシーンなどは得意ジャンルです。また、つたない経験といたしましては最近では、WEBライターなどあります。しかしながら過去のライター経験をかざすというよりは新人として一からしっかり学びながら頑張りたく思います。ちなみに文体は潔く、ハッキリとしたもの言いが多いようです。また、内容によっては毒舌な一面も多く見受けられるそうです。皮肉を盛ることによって物事を斜めから見た文体も書きますが、その場合文末できもち内容を持ち上げるように心がけ、文を読んだ人が面白がる文体に仕上がるように気を付けています。むしろどちらかといえばマジメ一辺倒の文より得意としています。こんなくらら一玉いかがですか?