あなたは結婚式しない派?こんなイメージ持っていませんか?
何百万もお金がかかる!そんなお金ありません!
「結婚式って200万や300万かかるのはザラだよ!」「人数によってはもっとかかるしね」、なんて友人や知人から聞いてビックリ。働き出したばかりの20代にそんな大金ない、絶対にない・・・。
たしかにウエディングドレスでの挙式は憧れるし、披露宴は友人に集まってもらって楽しめそう。だからできるなら結婚式をしたいけれど、何せお金がない。
大切な人たちにも金銭的な負担がかかってしまう
結婚式でのご祝儀額は一般的に3万円、正直20代にとってはなかなか大きな額。それを結婚式とはいえ大切な友人に負担させてしまうのは、なんとなく気が引ける・・・。
結婚式って単なるお披露目。する必要性を感じない・・・
自分たちが結婚することは挨拶で知らせれば良いわけで、わざわざお金をかけてまで結婚式でお披露目する必要ある?面倒くさいし、結婚式に魅力を感じない。
何百万という大金があったらまず将来のために貯めたい!貯めずに使うにしても、1日で使ってしまう結婚式より、数日かけて楽しめる旅行や日々の暮らしをワンランク上げるために使いたい!
1つでも当てはまったあなたに!「会費制」という選択肢
ここまで読んでみて、何かしっくりくる気持ちやタイプはありましたか?当てはまったあなたにおすすめしたい結婚式があります。
それは「会費制」の結婚パーティーです。
そもそも会費制ってなに?
いきなり「会費制」と言われても聞き慣れない人が多いと思います。結婚式には大きく分けて「ご祝儀制」と「会費制」があるのです。実は北海道や東北の一部を除くほとんどの地域ではご祝儀制で行われています。
みなさんがよく知るご祝儀制は、ゲストが気持ちやマナーとして自ら金銭を包んでいく形です。そのため包む相場は3万円とされていても、人によって異なります。
一方で会費制とは、ゲストが新郎新婦側で設定された金額を会費として支払って参加する形式です。会費制ウエディングで設定される金額は1人あたり1万円から1万5千円が一般的で、ゲストの負担がご祝儀制の半分以下になるのが嬉しいですね。
さらに、新郎新婦側の負担も軽くなるのが会費制ウエディングの特徴です。
ご祝儀制の場合はゲストからいただく金額を考慮して、相応の華やかさだったり引き出物を用意するフォーマルさだったりが、ある程度必要とされがちです。
会費制にはそういった面がないので、ご祝儀制に比べてわずらわしくありません。
そのためゲストからの会費で結婚式にかかる費用のすべてをまかない、実質の自己負担額を0円にすることも可能です。
ゲストから受け取る金額が必ず「会費×人数」になるので、金銭的な計画が立てやすいです。
おしゃれなパーティー婚や1.5次会として
自由度の高い会費制ウエディングは、披露宴会場や料理についてさほどフォーマルさが求められず、引き出物も必要ありません。
例えば、料理は立食ビュッフェが多いですし、引き出物は用意するとしても1千円から2千円ほどのもので、相場はご祝儀制の3分の1程度です。
このように会費制ウエディングはご祝儀制よりも型にはまらずくだけた雰囲気のため、主にレストランで行われる「パーティー婚」や「1.5次会」に向いています。
どちらもほぼ同じ意味で、披露宴と2次会の中間のような雰囲気を持つ、パーティースタイルの結婚式のことです。
披露宴と2次会の良いとこ取りで堅苦しくないけれど、かといってカジュアルすぎずおしゃれ!ということで人気のスタイルとなっています。
せっかく会費制でやるなら、ゲストに気取らず楽しんでもらえるような、イマドキでおしゃれなパーティーを意識してみると良いかもしれませんね♪
「ナシ婚」・「フォト婚」じゃダメなの?
籍を入れるだけで式や披露宴を行わない「ナシ婚」。結婚式さながらにウエディングドレスを着て、その姿を結婚記念として写真に収める「フォト婚」。
ナシ婚もフォト婚も近年増えている結婚のカタチで、それもまたひとつの選択肢です。もちろんダメではありません。ただ、結婚式は単なるお披露目の場ではなくて、お世話になっている人や大切な人たちに「ありがとう」を伝えられる場でもあります。
自分にとっての大切な人が一堂に会することって滅多にありませんよね!
一生に一度の節目で伝える感謝の気持ちは、自分にとっても相手にとっても、特別な思い出として深く心に残ります。
なんとなくお金がない、なんとなく面倒くさい、という一時の気持ちで簡単に済ませてしまうのはもったいないですよ!
近年多い!こんなケースにも会費制パーティー!
「私、おめでた婚なんです」
最近はおめでた婚のカップルが多くなっています。妊娠中は母体の体調が変化しやすく不安定な上に、出産準備でお金もかかるし手いっぱいなので結婚式は難しい、とあきらめてしまうケースも・・・。
1.5次会の会費制パーティーは短期間での準備がしやすく、金銭的負担も少ないのでおすすめです。大がかりな披露宴と違ってアットホームなパーティー形式なので、当日体に負担がかかりにくいところもポイントですね。
「結婚して数年・・・やっぱりお披露目したくなった」
一度はナシ婚を選んだものの、やっぱり結婚式をすればよかった・・・と思い直すカップルは実際にたくさんいます。
そうしたカップルも「結婚○周年パーティー」として気軽に挙げられるのが会費制ウエディングです。
あらたまって披露宴、というのは少し気恥ずかしいかもしれませんが、パーティーとして気取らずお披露目できるのはとても良いですよね。
会費制ウエディング成功のためのポイント3つ
1.ゲストに「会費制」と伝わる招待状を
招待状は結婚式の内容や雰囲気を伝えるための大切なツールです。
会費制ウエディングにおける招待状のデザインは、豪華になりすぎないように気をつけましょう。派手なものよりもシンプルでまとまりの良いデザインのほうが、会費制の雰囲気が伝わりやすいです。
招待状に記載する内容の大筋は、一般的なご祝儀制の場合と変わりませんが、会費制では以下の内容を加える必要があります。
・(日時や場所に加えて、)大人と子供それぞれの会費
・(追記の返信締め切りに加えて、)「当日は会費制につき、ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう・・・」など、会費制ということが伝わる文言
これらを明記することで、パーティーの趣旨をゲストにわかってもらえるでしょう。
2.実はフォーマルなウエディングも可能と知っておく
会費制ではパーティー形式が人気ですが、もちろんフォーマルな雰囲気でも行えます。
友人よりも親族や会社関係のゲストが多数を占める場合には、ある程度フォーマルなほうが好まれますし無難です。
会費を少し高めに設定してコース料理にしたり、同じ価格帯の会場でもシックで落ち着いた雰囲気のところを選んだりするだけで、簡単にフォーマルさを演出することができますよ!
3.ご祝儀制ではないからこその金銭管理に注意
ゲストの中には会費制でもご好意でご祝儀を包んでくる方がいます。この場合、会費制だからといってせっかくの気持ちをお断りしては失礼に当たるので、ありがたく丁寧に受け取るのがベターです。そして後日あらためてお礼をしましょう。
また、ゲストが受付で会費を払う際に、ぴったりの額でなかった場合はおつりが必要になります。むき出しのお金がやりとりされるので、絶対に間違いがないよう細心の注意が必要です。
結婚式を賢く挙げて感謝を伝えましょう♪
賢く準備をすれば、思っているよりお金がかからず準備もスムーズなのが結婚式です。特に会費制は、新郎新婦にとってもゲストにとってもリーズナブル!しかもおしゃれなウエディングが叶う賢い方法です。一生に一度の一大イベントで、両親に、恩師に、先輩に、友人に、しっかりと感謝を伝えましょう!