【埼玉県が最強?】保険からの乗り換えが増えている県民共済とは|トピックスファロー

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2013年1月25日
【埼玉県が最強?】保険からの乗り換えが増えている県民共済とは

全国生協連や各都道府県の共同組合が行っている県民共済は、人々の健康や生活を保障する心強いサービスです。支払いや交渉でトラブルが起きやすい保険からのシフトチェンジ希望者が増えていますが、地域によって異なる保障内容をよく理解し、自分のニーズに合っているか否かをしっかり見極めた上で決意しましょう。

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県民共済への乗り換えの必要性を見極めよう

県民共済とは、全国生活協同組合連合会という非営利団体が行っている共済事業のことです。
保険より安い、支払いや交渉もスムーズに進むといったメリットがあるため、保険からの乗り換えを真剣に検討する人も少なくありません。

不況の波が一向に引かず、金銭面で余裕のない生活を強いられている人が増えていますから、心が揺れ動いてしまうのも無理からぬことです。しかし安易な乗り換えは後悔の元ですから、しっかりと自分のライフプランと照らし合わせて、本当に必要かどうかを見極めることが大切です。

都道府県によって呼び方や保障内容は異なる

県民共済には、大きく分けて生命共済と火災共済の2種類があります。 生命共済は病気・入院・死亡など人の健康や生死を保障するものであり、火災共済は火災をはじめとする自然災害から住居や家財を保障するものです。

『県民共済』という言葉はあくまでも総称であり、都道府県によっては呼び方が違っています。 北海道ならば道民共済、東京都ならば都民共済といった具合です。

  • 北海道……道民共済
  • 東京都……都民共済
  • 大阪府、京都府……府民共済
  • 神奈川県……全国共済

※神奈川県には、全国共済だけでなく神奈川県民共済生活協同組合が行う『神奈川県民共済』もある。
※愛知県には、愛知県共済生活協同組合が行う『ライフ共済』『火災共済』がある。

上記の2例以外にも、全国生協連から独立した共同組合を元受とした共済事業を行っている都道府県が数多く存在します。

プランや金額など保障内容については地域によりけりですが、加入希望者は自分の住居もしくは勤め先のある都道府県の共済に加入するという基本ルールは共通しています。

埼玉県の保障内容が一番充実している!?

特記すべきが、埼玉県の県民共済(埼玉県共済生活協同組合が元受)です。
最大の特長は保障期間の長さであり、手術保障の項目もあるところが、他とは大きく異なっています。
比較しやすいように、実際の保障内容を見てみましょう。

■埼玉県県民共済(医療・生命共済)の保障内容
【掛金は2,000円/月】

保障対象年齢

15歳~60歳

60歳~65歳

65歳~85歳

入院

交通事故など不慮の事故
(1日目~120日目)

8,000円/日

5,000円/日

熟年型共済へ自動加入

病気(1日目~120日目)

手術

入院中の手術

50,000円

25,000円

外来(通院含む)での手術

10,000円

5,000円

重度障害

交通事故など不慮の事故

1,000万円

500万円

病気

400万円

200万円

死亡

交通事故など不慮の事故

1,000万円

500万円

病気

400万円

200万円

■県民共済(総合保障型)の代表例
【掛金は2,000円/月】

保障対象年齢

18歳~60歳

入院

事故
(1日目~184日目)

5,000円/日

病気(1日目~124日目)

4,300円/日

通院

事故
(14日以上~90日迄)

15,00円/日

後遺症

交通事故

1級:640万円
13級:25.6万円

不慮の事故

1級:340万円
13級:13.6万円

死亡、重度障害

交通事故

1,000万円

不慮の事故

700万円

病気

360万円

入院の高額な保障金額にも注目したいところです。
それぞれの1年間のトータル金額を計算すると、以下の通りになります。
差額を見てみると、かなりお得なことが分かりますね。

  • 埼玉県民共済……1日8,000円×365日=2,920,000円
  • 県民共済(総合保障型)の代表例……1日5,000円×365日=1,825,000円

差額:1,095,000円

居住地域の県民共済の特徴をよく確認しよう

一般的に病気に罹ったり入院したりする機会は高齢になるほど増えるものです。
ですから85歳までの保障が約束されている埼玉県民共済は、しっかりと消費者のニーズを抑えた上でサービス提供を行っていると言えるでしょう。

なぜ他と比較して保障内容が格段に充実しているのか、その明確な理由は不明ですが、埼玉県は県民共済の発祥地という歴史にその秘密が隠されていそうです。

では他県の共済事業は充実性に乏しいのかというと、決してそんなことはありません。
必ずそれぞれにメリット・デメリットが存在し、最適な商品も1人1人違いますから、人によっては他県の共済のほうがお得と感じることもあるでしょう。
興味を持たれた方は、ぜひホームページなどで自分の居住地域の県民共済の特徴を確認してみてください。

著者:渡瀬由紀子

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