FPが伝授!子供が生まれたら入りたい保険の種類とメリット|トピックスファロー

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2014年11月28日
FPが伝授!子供が生まれたら入りたい保険の種類とメリット

結婚や出産といったタイミングは、将来のことを夫婦で話し合うとてもいい時期。お子様が生まれたら、安心な将来設計のためにもぜひ検討していただきたい保険について、お父さん・お母さん向けとお子向けに分けてご紹介します。

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誕生

結婚をしたら、おふたりで将来のライフプランや家計の管理方法などについて話し合いますよね。 そこに必ず関係するのが「お金」のこと。

これまでの自分自身を振り返ってみて、 お金があるかないかで人生の選択をしたことはありませんか?

例えば、親の経済状態で進路を選んだり、 お金がないばっかりに、行きたかった友達の誘いを断ったり。
これからおふたりで過ごしていく中で、
お金のことで夫婦ゲンカをするということも出てくるかもしれません。

こんなにも人生を左右するお金のことなのに、
きちんと正しい知識を持っていないとを感じている人が多いのも現実です。
お金との付き合い方や仕組み、家計の管理方法を学ぶことはとても大切だと思います。

お子様が生まれたのをきっかけに、自分のライフプランやお金の管理方法としっかり向き合ってみませんか?

お父さん・お母さんの保険について

死亡保障

まずは、死亡保障について考えます。

家計の収入源であるお父さん、お母さんが亡くなった場合、
残った家族の経済的ダメージを補てんしてくれるのが死亡保険ですよね。
保険で備えるべき金額は「これから必要なお金」と「これからの収入」とのギャップの部分です。

●これから必要なお金
配偶者、つまりお母さんの生活費と住居費に加え、お子様が独立するまでの間の生活費や教育費を現状とライフプランニングをもとに算出します。
●これからの収入
配偶者がどのような形で働くかがポイントになります。フルタイムで働く社員として仕事をするのか、それともパートタイムで仕事をするのかによって、見込める収入が変わってきます。

遺族年金

さらに、注目すべきが遺族年金です。
加入している年金の種類や平均の月収、家族構成によって、
亡くなってから受け取ることのできる年金額の概算を把握することができます。
さらに、勤務先によっては死亡退職金や弔慰金の制度があることもあります。

「これからの収入」から「これから必要なお金」を差し引くと、な死亡保障額が見えてきます。
そこで過不足があるようだと、見直しをする必要があるということになります。

突然病気になってしまったら

次に、体調を崩したことにより、
仕事を休む必要が出た場合の保障も考えておく必要があります。
この問題を解決するのが医療保険やガン保険です。

突然の病によって、仕事を休むことになり、
治療費の支払いと収入ダウンのダブルパンチが来てしまった時に備える保険です。
仕事ができない、収入が減っている、でも、生活費はかかるし、治療費もかさむ。
これはどうにかして対策を練らなければなりません。

例えば、ガンにかかったときのことを考えてみましょう。
ガンと診断された時の年齢は意外にも働き盛りの時期が多く、
50代が最も多い28%、40代で22%、30代で18%と、全体の3分の2を占めています
(厚生労働省データ:治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会 第2回報告より)。

さらに、給与所得など定期的な収入があった20歳~69歳の人のうち、
男性は80%、女性は64%の人がガンにかかったことにより、
収入が減ったと答えています(資料は上掲)。

ガン罹患率

平均の年収減少率は36%で、ガンの治療だけでも大変な苦労がある上に、
収入が3分の1も減ることを考えると、
家族のライフプランへの影響度が非常に大きいと感じられるのではないでしょうか。

最近では、3大疾病により所定の状態になると保険料の支払いが免除になる医療保険が登場したり、
通院治療が増えているガン治療の現状に合わせてガン保険も進化したりしています。

おふたりの大切な資産やQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を
守るために必要な保険であると思います。

お子様の保険について

お子様の保険を検討するときには、病気やケガなどトラブル対策のための傷害保険と、
教育資金など将来必要になる費用を準備のための保険があります。

傷害保険

元気な子ほどケガはつきものですよね。
また、思わぬところで相手にケガをさせてしまったり、相手の持ち物を壊してしまうこともあります。

生命保険では、入院による治療や手術などはカバーできますが、
お子様のトラブルをカバーするために、
損害保険会社が販売している「傷害保険」を検討してみるのもいいと思います。

ケガの治療のための通院給付金を受け取ることができますし、
「個人賠償責任」を特約でつけることで、
自転車に乗っていて相手にケガをさせてしまったり、
キャッチボールをしていて相手宅の窓ガラスを割ってしまった
というトラブルもカバーできるからです。

教育資金のための保険

もう1つがお子様の教育資金の準備のための保険です。
これまでは、教育費の準備と言えば学資保険が定番でしたが、
最近は長期金利の低下などの影響で、期待するほどのリターンを取ることができません。

その対応策として、終身保険の短期払いを検討してみるのがいいと思います。

お父さんやお母さんを被保険者として、
保険料の支払い期間を10年や15年など短くして契約します。
そして、保険料の払込みを終えた後の解約返戻金を教育資金に充てるというものです。

こちらの方が学資保険と比較してリターンが大きくなるケースがありますし、
教育資金のために取り崩しが不要であれば、契約を続けて、
お子様の結婚資金やおふたりの老後資金として活用することもできるので、使い道の幅が広がります。

保険料の払込期間中や払込みを終えて解約するまでは、
お父さんやお母さんの死亡保障として契約をしているので、
お子様が独立するまでの死亡保障の上乗せ分として持っておくことができるのもポイントだと思います。

まとめ

これまで日本では「保険」はお付き合いで仕方なく入るもの
という認識が強く、今も色濃く残っている印象があります。
しかし、これからの「保険」は、
自分の大切な資産を増やすため・守るために入るものであるべきだと思っています。

今回のお話が新しいご家族を迎えられた、
おふたりのライフプラン作りのヒントになれば幸いです。

※このコラムは FP事務所ima 今川和亮が執筆しました。

著者:オズアイ株式会社

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