ネット生保は自己責任。商品の種類や選び方を学んでおこう
ネット生保には、セールスマンに気を使うことなく、自分のペースやタイミングで商品を選んで申し込みできるメリットがありますが、それは同時にデメリットでもあります。
作業を進めていく上で疑問や問題が生じたら、すべて自分の力で解決しなければならないからです。
自分のケースの場合はどの商品やプランが最適かといった判断も、すべて自己責任になります。
一切の知識を持たないまま、ただ何となくカンで作業を進めていく…なんてやり方は失敗と後悔の元ですから、利用前にかならず商品の種類など最低限の知識は学んでおきましょう。商品の選び方(おすすめ)もガイドします。
基本は死亡保険、定期保険、医療保険、がん保険の4つ
ネット生保の商品の種類は会社によりますが、死亡保険、定期保険、医療保険、がん保険の4つを基本として用意しているところが多く、それぞれの概要は下記の通りです。
死亡保険
死亡保険は被保険者が亡くなったときのみ、保険金が下りるものです。
保障期間を一生涯と設定した場合は終身保険と呼ばれ、死亡年齢に関係なく保険金が下りることとなります。終身保険には、満期まで保険料が変化しないというメリットもあります。
定期保険
定期保険は、死亡保険とセットになって死亡定期保険の商品名で売り出されていることが多いです。
保障期間を任意で決められる特徴があり、10年、55歳満了、60歳満了などのメニューが用意されています。たとえば55歳満了を選んだ場合は、55歳までに亡くなると保険金が下りることとなります。
~おすすめの人~
配偶者や子供など扶養家族がいる場合は、定期死亡保険を選ぶと良いでしょう。
加入しておけば万が一自分に何かあっても、残された家族の今後の生活を心配せずに済みます。
医療保険
病気やケガをして入院や手術の必要性がでてきた場合に、保険金を受け取ることができます。
ただし検査入院、美容整形手術、出産は保障対象にはなりません。
~おすすめの人~
医療保険は、高校や大学を卒業したばかりの新社会人や、扶養家族のいない単身者におすすめです。
新社会人の方は、両親からの経済的自立を目指す意味でもぜひ加入しておきましょう。
がん保険
がんを発症し入院や手術が必要になった時に、保険金を受け取ることができます。
近年では、健康保険が適用されない先進医療治療に対する保障をプラスできる商品も登場しています。
~おすすめの人~
がん保険は、がん患者や罹患歴のある家族・親戚がいる方におすすめ。
がんは遺伝も大きく関係しているためです。女性の場合は、乳がんや子宮がんなど女性特有のがんが心配される年齢になったら加入しておきましょう。