化粧もせず、お洒落もしないことが、ありのまま!?
化粧もしなければお洒落もせず、寝起きそのままの状態こそがありのままの姿なんじゃないの?
中にはこのように考える方も多いかもしれません。スキルを磨く必要もなく、何かを目指す必要もなく、ただそのままでいいのだと――
しかしそれではまさに「宝の持ち腐れ」になってしまうだけではないでしょうか。
誰しも必ずある「個性」や「素質」。それは土に埋もれた野菜を綺麗に洗ってあげたり、ダイヤモンドの原石を綺麗に磨いてあげたりするのと同じで、磨き上げてこそ輝きを放つものです。色を塗り替えたり、形を変えたりするのではなく、「土や埃を洗い落とす」というちょっとした努力が不可欠になってきます。
「ありのままの自分」とは、自分の個性や性格を自然と表に出せた状態。誰か別の人を装ったり、真似したり、無理に人に合わせることなく自然と自分らしさを振舞えてこそ、「ありのままの自分」なのです。
自信を持てずにいたエルサが自分の能力を受け入れ、肯定することで生き生きと輝き出したように、「ありのままの自分」を受け入れ、それを生かした時、初めて人はキラキラと輝き始めます。
ではありのままの自分として輝くには、どうしたらいいのでしょうか?以下にありのままの自分として輝くためのステップを挙げてみました。
ステップ1:まずは自分を知ることから
ありのままの自分として輝くためには、まず自分がどんな人間であるかを知る必要があります。自分は明るい人なのか、恥ずかしがり屋なのか、勤勉なのか、マイペースなのか――
友人や家族の人柄を知っていても、意外と自分のこととなるとわからないものです。そんな時は、周りの人の意見を参考にしながら、自分は果たしてどんな人間なのか、探ってみるといいかもしれません。
「◯◯ちゃんって、いつも優しいよね」
「◯◯ちゃんって、聞き上手だよね」
「◯◯ちゃんって、努力家だよね」
周りの人が自分のことをどう思っているのかを聞いてみると、自分では気づかなかった自分らしさが、自然と見えてくるはずです。
ステップ2:自分の特徴を肯定してあげる
職場の中で、または友人たちと一緒にいる中で、話を合わせたり、無理して笑っていたりしていませんか?
それはきっと、自分らしさを表に出すのが怖いというよりも、自分自身の個性や特徴を肯定してあげられてないからかもしれません。
自分にはどんな個性や特徴があるのかがわかったら、それを人に肯定してもらう前に、まずは自分自身で認めてあげましょう。自分らしさを認めてあげることができたら、その時に初めて本当の「自信」というものができてきます。
ステップ3:嫌われる勇気を持つ
最後のステップは嫌われる勇気を持つこと。自分らしさの中には必ずマイナス面もあります。それを認めてあげてしまえば、嫌われる勇気を持つこともそれほど難しいことではないかもしれません。
自分の個性を自分で認めてあげることほど、心強いものはありません。お化粧や髪型や服装などの外的要因ではなく、内側からの真の自信を持てるからこそ、人にどう思われようが、例え誰かから嫌われようが、不思議とあまり気にならなくなってくるものです。
そうなればあとは時間の問題。まるで檻の中にいた鳥が初めて空を飛び回る時のように、気持ちは楽になり、背筋は自然とぴんと張り、目に輝きが出てくるのです。
世の中には万人に好かれる人は存在しません。
でも、自信を持つ女性は輝きがあり、万人に嫌われる、ということもないのです。
自分らしさを知り、それを肯定し、そして嫌われる勇気を持つことで、それまで埋もれてしまったままであった「ありのままの姿」を、キラキラと輝かせてあげましょう。