【英会話ができると油断するな】実は英語の通じない意外な5ヵ国|トピックスファロー

  • 在宅ワークのライター募集
2012年11月29日
【英会話ができると油断するな】実は英語の通じない意外な5ヵ国

世界で通用すると思われがちが英語ですが、意外な場所で通じない事があります。せっかく英会話の勉強をして意気揚々と海外旅行に行ったのに、全く英語が役に立たなかったとならないように、英語の通じにくい国を5つ選んでみました。

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
  

アリエナイと思う英語の通じない国

世界の共通語、話せないのは日本人だけじゃないかと考えてしまう程に広まっている英語ですが、意外な国で通じない事があります。

アメリカ

『そんな馬鹿な。アメリカで通じなければどこで英語を使うんだ』という声が聞こえてきそうですが、もちろん理由があります。 歴史をひも解くまでもなく、アメリカは移民の国。英語がイギリスから持ち込まれたように、世界中の様々な人種が、自らの母国語と共に渡米してきました。 特に多いのはスペイン圏から渡ってきたヒスパニック。 例えばロサンゼルスに住む半数近くは、このヒスパニックだとも言われています。

また、チャイナタウンやリトルトーキョーという言葉を聞いた事はありませんか? これらは移民とその子孫が集まって作られた街の事ですが、もともとの言語を同じにするために、この場所にいればアメリカ国内にあっても、英語を話さずに生活できてしまいます。 例えアメリカにいても、英語を話す事がないのなら、英会話の必要性が無いという事です。

イギリス

バカにしている訳ではありませんよ。 あくまで『日本人の英語が通じない国』というのを基準にしています。

イギリス英語とアメリカ英語が違うという事は、多少なりとも英会話に興味を持った人になら知られている事と思います。 いくつか例を上げてみると [意味:イギリス英語/アメリカ英語] 映画:film/movie ズボン:trousers/pants 地下鉄:tube/subway ガソリン:petrol/gas などなど 意味が通じないだけならまだマシです。 イギリス英語で[rubber]といえば消しゴムですが、アメリカ英語ではコンドームと、妙な誤解を招く事だってあるのです。 そして日本人が習っているのは主にアメリカ英語だという事は分かって頂けるでしょう。 しかも、これに方言の様な訛りが加わってくるのですから、むしろ片言の英語を話せる人ほど頭を抱える事になりかねません。

スペイン

スペインで英語の通じる確率は日本と同じくらいと思って間違いありません。 その理由としては、第二言語として選択されるのが『フランス語』だからと言われています。 ちなみにスペイン語には英会話の壁の一つ『リエゾン』のような音の崩れが少なく、カタカナスペイン語の方が英語より通じる場合があります。

日本

日本を話す私たちは気にしませんが、日本も英語が通じない国として有名です。 しかし多くの日本人が英語を理解していないのかといえば、それも違うように思えます。 例えば道を聞かれた時、意味は理解できても、それを伝える事ができないから黙ってしまう。 あるいは、妙な恥をかきたくないから、最初からかかわらない、という事が多いように感じます。 結果として、『英語が通じない国』ということになります。

韓国

一時期、『韓国語は英語と発音が近いから覚えやすい』という話がありました。 人気の講師が、野球場の様な場所に大勢の生徒を集めて、英語を教えている映像を見たことがあります。 『韓国は国際化社会を見据えて英語教育に力を入れている』というような報道をされていた事もあり、韓国では英語が一般的という認識を持っている人もいるかと思いますが、残念ながら韓国でも英語は通じません。 むしろ、観光地や商売人のおばちゃんには日本語の方が通じる事が多いようです。 しかし、中には流暢な英語を話す人も多く、英会話ができる人とできない人の2極化しているように感じます。

英語は『人』が話すもの

いくつか挙げてきましたが、実は国単位で英語を話せるかどうかはあまり問題ではありません。 いわゆる観光地は、英語が通用する場合がほとんどです。 上記に上げた5ヵ国でも、流暢な英会話を行う人は大勢います。 また、英会話を勉強する機会の多い、若い世代ほど英語が話せる傾向にあります。

言葉は『どこで通じるか』ではなく、『誰に通じるか』を考えなければ意味がないでしょう。 海外旅行をするのに英会話が必須とは言いませんが、コミュニケーションを取る手段として有効な事に間違いはありません。

少しでも国の言葉を覚えると○

ただし、どの国でも英語一本で押し通すのは考え物です。 『日本に来るなら日本語くらい覚えてこい』という人がいるように、同じことを考える人は各国に少なからず存在しますし、旅行者がつたないながらも母国語を覚えてくれると嬉しく感じるのも各国共通の様です。 それに、空港や駅、レストランにカフェ、スーパーマーケットや市場など、ちょっとした土地の言葉──たとえば、「はい」「いいえ」「ありがとう」「すみません」「お願いします」を覚えておくだけで、驚くほどスムーズに事が運ぶシーンも少なくありません。 渡航先の国の言葉は、出来れば覚えておくに越したことはないのです。

とはいえ、やはり英語が多くの国で通じる事は間違いのない事実。 英語を覚えて、世界中で英会話を楽しみましょう。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
アイコン
学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。